1000-01-01から1年間の記事一覧
自分は中学生のころ自分は1965年生まれだから、79年代後半に中川イサト氏の「1310」というアコースティックギターインストアルバムを聴いて、ギターミュージックに興味を持つようになった。このころはギターミュージックというものについては、極端に情報が…
この節では、音楽の探し方について綴る。 新しい音楽、曲とのめぐり合いは「人との出会い」同様、運命みたいなものだと思う。子供の頃、特に音楽に好みというものがなく、敢えて言えばテレビやラジオで頻繁にかかる曲が聴きたい音楽だったとき、特に「曲との…
もうひとつ「ながら聞き(”聴き”ではなく)」がいいなと認めるシチュエーションがある。 それは、『民族音楽のようなどこがいいのかわからない音楽のよさをわかりたいとき』だ。 子供の頃、自分の友達のほとんどは、「日本の民謡なんてどこがいいかまったく…
「ながら聴きはやめたほうがいい」と書いていて思い出した。学生時代「ながら聞き勉強」で失敗したことがあった。ラジオ聞きながら勉強したのだが、机に座っているのが苦でなくなるから、時間としてはそれなりに勉強できる。しかし、脳みそ半分が違うことを…
「音を聞かない」という音楽断ちをやってみたというのを2-4節にて紹介しているが、やってみて感じたのは、耳も目と同様時々休めたほうがいいということ。イヤホンで聴くということは、それなりに集中して聴くことになっているのだと思う。当たり前だが、でき…
現在という時代に生きている恩恵は遠慮なく受けるべきと思い、出張の移動中、休暇中など四六時中iPODを聞いてみた。 移動中は自由時間であるが、ノートパソコンを携帯しているので新幹線の中でも仕事したりするし、また暇つぶしとして新聞や本をよく読む。し…
さて、話を戻してオーディオの話。 高級オーディオは一昔まえより、手に入れにくくなってしまっているようだということを書いたが、それじゃオーディオ環境は以前より貧弱になってしまったかというと、そうでもないと思っている。 現在は、レコードからCDに…
高級オーディオ。興味はある。というか、本当はすごく好きだ。しかし・・・『本物』を求めるようなお小遣いなど夢の状況。それに、自分の住まい状況(集合社宅に住んでいる)からご近所への騒音を考えると、『大きな音を楽しむのは不可能』と結論がでてしま…
さて、個人的音楽考として、音楽について自分が思ったり考えたりしたことをこの6章では綴っているが、今度は演奏からみた音楽ではなく、音楽を聴く環境について書いてみたい。 歴史的にみて、その音楽に接する環境が大きく変わったのは、ひとつは今から100…
一方、演歌はあまり好きでなかった。 あるとき雑誌で、渡辺香津美氏がいっていた。 「演歌をやるとジャズができなくなる。」 これは実感としてよくわかった。演歌の完全なオンビート、かつ情感たっぷり目の演奏は、ジャズが目指す「クールさ」とは相性が悪い…
学生時代自分は九州の福岡にいたのだが、前述の中川イサト氏の話もあり、琴や三味線のコンサートがあれば聴きに行こうと決めていて、いろいろ聴きにいった。 心に残っているのは琴の演奏で、故沢井忠夫氏の演奏はすごかった。実は自分が見にいったコンサート…
中学生になり、ギターを弾くようになり、中川イサト氏の「1310」というインストアルバムが大好きになった。ここから中川イサト氏の話をいろいろ雑誌などでみているうちに、ある記事を目にして、また「日本の音楽ってなんだ」ということを考えるようになった…
とはいえ、自分は他の方と比べると、家庭環境としては日本の伝統的な曲(と自分が思えるもの)によく接していたと思う。親父が民謡が大好きで、風呂に入っているとき、および休日で庭仕事をしているときなどよく歌っていた。またそういった民謡のテープがよ…
時々作曲をするなかで考えることがある。 「バッハは西洋の古典、ブルースは黒人のルーツ音楽。では自分にとってのルーツ音楽ってなんだろう」 自分を省みてみると、一番疎い音楽が日本の伝統音楽かもしれない。自分は日本人なのだが・・・。 もちろん、子供…
自分は時々、「完全フリーの演奏をしたい」との欲求に駆られるときがある。 2人、もしくは3人でやりたい。1人だと、やはり自分の殻からでるのは難しい。ということで、時々フリーコンサート終了後にセッションをやるのだが、やはり普通はジャズやブルース、…
クラシックの演奏家は、多くの人が即興演奏家、すなわち今でいうジャズ奏者だったのではと自分は思っている。モーツアルトもベートーベンも。ベートーベンの変奏曲などジャズそのものなのではないかと思う。また、教会音楽、特にオルガン音楽はそもそも即興が…
ソロギターで「その場で好きなように」ジャズを弾く事は難しい。なにせソロとバッキングを一度にやることだけでも難しいのだから。 でも、ジャズスタイルでなくとも、「口笛吹くように自由な感じ」で弾きたいという気持ちがある。ということで、ジャズとまで…
自分にとってのジャズの捉え方は、「歌の発展」という考え方だ。 ここでいう「歌」とはメロディー、すなわち曲の主旋律のことだ。ある曲を覚えるとき、もちろんメロディーを演奏する。何度も練習すると上手にメロディーを演奏できるようになる。メロディーは…
「最先端のジャズってなんだろう」 というプロの世界のことを思いながら書いたのが上記だが、でもジャズってそんなに力まなくてもいいもんだと思う。 自分がジャズはいいものだなと思っているところは、ジャズがアドリブ、インプロビゼーションということを…
「ジャズ」というと、「テンションコードを使い、4ビート」という「スタイルとしてのジャズ」がある。巷の楽譜集でも「ジャズ風アレンジ〜」というのを見つけるのは難しくない。でも、もちろんそれらは「ジャズ風」であって、ジャズではないだろう。どんなに…
ジャズについて、好きな音楽ジャンルということもあり、好き勝手綴ろうと思う。 完全に個人的な見識で書いているので、間違いがあるかもしれないし、違う解釈もあるだろう。でも、音楽なんて自分がどう感じるかだと思っているので、それもいいだろうと思って…
目立たないことを目的とした(という言い方でいいのか、よくわからないが)音楽、BMGについて書いたが、音楽自体も重要なポジションを占めるBGMというのもある。強制的にある雰囲気を作るためのBGMだ。 例えば小学校の運動会では、演歌はまず間違ってもかか…
一言で簡単にいうと、会話を気楽にしたいところでだ。 一番会話がしにくい状況とは、音が全く無く、不特定多数の人が廻りにいるような状況だろう。自分の話を聞かれるようなのがいやだし、聞きたくないのに聞こえてしまうのもいやなものだ。こういった環境で…
自分はエリックサティを嫌いではないが、なんとなく聴かせるという音楽、BGMというのだろうか、そういうものは、あまり好きではない。聴きたくない場ではなにも音はなっていないほうがいいし、聴きたいと思ったとき聴きたい音楽を聴きたい。それでは、 「BGM…
音楽には、音楽がメインでなく、映像やお芝居といったものと同時に流される音楽や、BGMとしての音楽もある。本節はそれらについて思っていることを綴ろう。
ある時期1ヶ月くらい毎日のギターで弾く曲をバッハの曲のみに絞って黙々と弾いたことがあった。市販の雑誌に載っていた楽譜を3曲集めて、その3曲をそればかり弾いた。「G線上のアリア」、「主よ人の望みの喜びよ」、「リュート組曲からのブーレ」以上3曲だ。…
こんなことを考えるようになったのは、30台半ばを過ぎてからだ。 自分でも仕事を持って、その仕事に懸命に取り組んで評価されてうれしかった、といった経験を、何度か経験した。そんな中で、人が表現するものは、その人の取組方みたいなものが、必ず表れる…
演奏を聴くとき、自分はその方が「ご自宅で一人で弾いているときの姿」を想像する。単なる気持ちの持ち方なのだが、そうすると、その方がどんなふうに弾きたいのかが、より集中して聴けるような気がするのだ。 絵をみるときも、ときどきそのような見方をして…
ふと手にしたintoxicate(イントキシケイト)というTOWER RECORDの無料配布雑誌が面白かった。隔月発行の2005年の11月59号。CDを紹介するための雑誌だ。この59号は、「日本とジャズ」というのが、特集になっていて、最初の記事は、なんと『対談 ウェインショ…
この問いかけは、この拙書で自分が表現したいもののひとつであり、すでに何回か同じようなことを書いてきている。自分がいつも考えてしまうことのひとつでもある。この問いかけに関するある記事を紹介したい。