ながら聴きをしたいとき

「ながら聴きはやめたほうがいい」と書いていて思い出した。学生時代「ながら聞き勉強」で失敗したことがあった。ラジオ聞きながら勉強したのだが、机に座っているのが苦でなくなるから、時間としてはそれなりに勉強できる。しかし、脳みそ半分が違うことをやっているのだ。実になる勉強になるわけはない。当然ながら全然だめだった。そんな経験があって、いまだに本を読むとき、物書きするときなどは、今でもあまり音楽等をかけることはない。
それでも、ながら聴きが邪魔にならないときもある。道を歩いている時、車を運転しているとき、乗り物で移動しているときなどだ。しかしよくよく考えてみると、これは「ながら聞き」ではなく「ながら聴き」だ。「ながら」といいながら、聴いている方が主で他のことが従なのだ。つまり自分は「音楽を聴くのが主」であわせてなにかしているという状況が「許容できるながら聴き」なのだ。
自分が一番好きな「ながら聴き」は部屋の掃除をするときだ。本当は、掃除するときは掃除が主で、音楽鑑賞が従であるべきだろう。掃除だって結構頭使う。でも自分は実は掃除が苦手というか好きでない。(よくない性格だ)だから、そのいやだという気持ちをそらしてくれる「ながら音楽」はすごくいい。つまり自分にとって掃除の機会を増やすのに最もよい方法なのだ。