■2025-11-15(土)#279クラスタフリーコンサート

寒くなるかな、と厚着をしてきたが、

まったく寒さ無し。

穏やかな気候で、さくさく移動してしまい

10分くらい前にお店に到着してしまった。

ラジオで相撲放送を聴きながらちょっとだけまって18時前に入店。

(一番乗り)

今日はいつもより2名ほど少ない12名の出演者だったが

今回も楽しかった。以下、レポートです。

演奏者、演奏曲の情報については、クラスタのホームページから

頂いております。田中マスター、いつもありがとうございます。

 

(N:ナイロン弦、S:スチール弦)

・志原さん 新宿(S) ビートルズがやって来るヤァヤァヤァ、その時ハートは盗まれた、マーサマイディア、アイフィールファイン(全曲ビートルズ

このところ昭和歌謡曲が続いたが、今日は全曲ビートルズ

いつものピック弾きソロギターで

1曲目、2曲目はノリノリのカッティングがゴキゲン。

その2曲目おわったところのMCでおっしゃっていたのだが、

「いろいろ演奏中に考えてしまって・・・」

とのこと。自分も演奏中にいろいろあれこれ考えてしまう

ときがあるのだが、自分の場合はそういう場合は大概、

「うまくいかない演奏」となってしまう。

志原さんは、全くそういうことなし。

身体が曲をおぼえているのだろうと思う。

 

次に3曲目のマーサマイディアが自分としては、これが今回一番

面白かった。

ピック弾きだが、これを親指ピックキングにみたてた

3フィンガーピッキングが完璧で、曲想を完全に再現。

最高でした。

 

・ウェザー若林さん 府中(N) (お天気概況)、雨だれ(リンゼイ)、ノクターン(ヘンツェ)、サラバンドヘンデル

1曲目の雨だれ、いつも演奏されるので、すでに

「若林さんの雨だれ」として、覚えてしまっているが、

うまくなったなあ、と思ってしまった。

音に膨らみがある。そして丁寧であり美しい。

この感じは、ここから続く、アマコンの曲でも同じで

ノクターンは、ちょっとだけミストーンがあったが、それをなくせば

もう、コンテストでもいいのでは、とか、思ってしまった。

よかったです。

まだ、コンテストまではたっぷり時間ありますが、

どのように継続されていくか、楽しみにしております。

 

・竹井さん 練馬(N) バーデンジャズ組曲よりシンプリシタス(イルマル)、オンブル/ワルツフランセーズ(クレンジャンス)、気をつけて(小田和正

1曲目は、数年前以前、結構頻繁に

フリーコンサートで演奏されていたと記憶するが、久しぶりの演奏。

で、ナチュリバーブを付けたギターで聴くのは、初めてかと思う。

これがよかった。

自分もナチュリバーブを使っているが、

竹井さんの演奏のハマり方にはおよばない、といつも思ってしまう。

特にメロディーの歌わせ方が、リバーブを活かしきっている感じで

音の切り方まで表現が行き届いていて美しい。

あと、MCで、

3曲目のオフコースの曲の紹介でおっしゃっていたのだが、

オフコースやります」、

というと、みんな注目してくれるものの、

「気を付けて、という曲です」、

というと知っている方が全くいない。そういうことが多いとのこと。

で、これは狙っているわけではなく、この曲がでたころの、

竹井さんが中学生のころから好きな曲だった、とのこと。

確かに、竹井さんの好きな曲の趣向は、ちょっと独特と思う。

そして、それは美点であり利点だと思う。

「自分の好きなものが独特」というのは、

アーティスト的にオリジナリティにつながる部分だ、と思うもの。

竹井さんの選曲とアレンジ、いつも楽しみにしております。

 

・望月さん(初) 稲城(N) To do o sentimento(思いを集めて)、カヴァティーナ(マイヤーズ)、ジュントウミルジ(けなげな人々)(バーデンパウエル

フリーコンサートのご出演は初、とのことなるも、他の日(ショートライブ?)には

出演されているとのことで、ご存じの方が多数だった。自分は初めて。

 

ギターはアストリアスのナイロン弦ギターでカッタウェイ付きのもの。

(フローレンカッタウェイ=とんがったやつ)

ただこれは、間違って持ってきてしまった、とのことで、

普段は違うクラシックギターを使っていて、そちらを持ってくるつもりだったとのこと。

で、このギターはポップス用とのことであった。

でも、とても素直な音でこれはこれで、ソロギター用でもいいのでは、と思った。

癖がなく穴がない感じ。

演奏の方も、しっかりして楽しく聴けた。

自分としては、最後の曲が一番よかった。

この曲は、日本語役は、長く「けなげな人々」として紹介してきたが、

ポルトガル語の先生に、「まずしい人々」だよ、

と言われてしまったとのこと。

しかし、曲想からして、「まずしい」という感じはまったくせず、

「明るく気楽にいこうよ」みたいな感じで、その明るさが気持ちいい。

なので、自分としては、「まずしい」よりは「けなげな」の方が

ずっとしっくりくる。

ちなみに、田中マスター(バーデンパウエル大好き)は、

「そぼくな人々」と訳されていますよ、とおっしゃっていた。

こちらもしっくりくる。

以上、また、お聴きする機会を楽しみにしております。

今度は、もう1本のクラシックギターでの演奏も聴きたいです。

 

・武部さん 杉並(N) エチュード16番、エンデジャオレムス、エチュード13番、プレリュード5番(タレガ)、大聖堂(バリオス

カウンターでお隣の席になったので、8月から9月にかけての

コンテスト参加の結果をお聞きした。

「このクラスタのフリーコンサートより緊張してしまって、ダメだったです」

とのこと。

ちなみに、参加したコンテストは5つ!! すごい。

武部さんの他にも若林さんとか、多くの方がコンテストへ出演されているが、

やはり、コンテストというのは特別なのだろう。

きっと技術向上はもちろん、経験としても貴重な時間になるのだろう。

 

演奏の方は、1曲目、2曲目は、その緊張の状況を

ちょっと彷彿してしまうような感じで、

緊張で右手が思うように動かない、とか、

曲がとんでしまってとまってしまう、という状況があった。

でも、以前と比べるとずっと良くなっている。

コンテストのために練習した分は着実にうまくなっていると理解。

今後もまだまだうまくなっていくこと、期待しております。

なお、最後の大聖堂がもっとも安定していて気持ちよかったです。

これが昔から好きな曲で、一番弾きこんでいるのでしょうね。

 

・はるかぜ君(19) 三鷹(S) 風の通り道、海の見える街(以上、ジブリ)、晩餐歌、レットイットビー(ビートルズ

ソロギターにチャレンジしてまだ数か月、とこと。

「好きな曲をチャレンジしていて、弾けるようになっていくのが楽しい」

ということが伝わってくる演奏。

で、うまい下手とかよりも、

まずはこの、「演奏が楽しい感じ」が伝わってくることが

一番だ、と聴きながら思った。

こういうのが聴こえてくる方は、どんどん上手になる。

楽しい演奏を継続されていくこと、期待しております。

 

・メリル豊嶋さん 小金井(S) ストレイキャットツーステップ(中川イサト)、マーブル、黄昏(押尾コータロー

今日はメリルでの演奏。

やはり豊嶋さんはメリルが一番合っている。

この頃は歌ばかりでソロギターはあまり弾いていない、

とのことだったが、豊嶋さんのソロギターから感じるの「歌」。

頭の中でメロディーを歌っていて、それを演奏しているのが

伝わってくる。

・・・と、ここで思ったのが、豊嶋さんの歌、自分は聴いたことがない。

自分が、このフリーコンサートしかでていないためだが、

そのうち、どこかで聴けたらなあ、と思う。

それと、豊嶋さんの自作曲の、ソロギターアレンジも、

もしよかったら、期待しております。

ちなみに、自作曲は、「メロディーが先にできている」

とのこと。ということは、

ソロギターにアレンジしても、いけるのでは、と思ったもの。

いかがでしょう。

 

・自分 日立(N) さよなら夏の日、RIDE ON TIME、蒼氓(以上、山下達郎

今回、ひさびさに、自分で納得できる演奏ができた。

納得できる、というのは、技術的によくできた、とかではなくて、

「自宅で弾いている演奏に近い演奏ができた」

というもの。もう少し付け加えると、

「緊張をいかにしないで弾くか」

という演奏ではなく、

「曲をどう表現するか」

の演奏ができた気がするもの。

毎回、緊張で右手が動かなくなる、とかに苦しんでいたため、

今回もその対策をいくつかとっているのだが、

それが、それなりにうまくいった、と思えたもの。

これについては、一つの記事として、明日(か、それ以降)の

記事で書いて残しておこうと思う。

 

山下達郎の曲、難しいけど、その分、楽しさもひとしお。

楽しかったです。

 

ゴジラ佐々木さん 国立(N) (解説)、澄み切った空(キケシネシ)、情熱のインプロビゼイション

かっこよかった。

1曲は、リズミックな曲で、途中、右手でボディーヒットを

しながら、左手がハンマリングだけで音を出すようなところとかも

あるのだが、そういうパートを含めて、全部が、

ブラジルのサンバ系のノリが見事にだされていて気持ちよかった。

 

2曲目は、フラメンコギター的な表現で、

1つのコード進行にていろいろな表現をしていく

変奏曲のような曲だったが、これでもか、と技術的に難易度が高くて

聴きごたえあるフレーズがてんこ盛り。

 

以上、2曲ともすごかった。

そして、佐々木さんの場合は、これが普通と思ってしまう。

堪能いたしました。

 

・グールド賀谷さん 国分寺(N) ロザーナ、アフリカ、ストップラビンユー(全曲TOTO

「そろそろ、TOTOは卒業したいと思っている」

というMCで始まったが、

「卒業できませんでした」

とのことで、今回もTOTO集。

いろいろ他の演奏活動が忙しくて、頭がソロギター用に

なかなかならない、みたいなことをおっしゃっていた。

で、演奏の方だが、うまく弾ける部分と弾けない部分の差が

大きくなっている。

たぶん、

「弾いて楽しんでいるが、弾けない部分を練習して弾けるようにする練習は

 していない(時間をとれていない)」

のだろうと思う。

弾けている部分は、「リズミックな演奏を追っている」

と以前おっしゃっていたが、それができていてかっこいい。

なので、弾けていない部分を

しっかり練習してものにすれば、かなり良い仕上がりになるのでは、

と思う。し、賀谷さんの頭の中では、それが鳴っているのだろうな、

と思う。

次回は、はたして・・・

 

・セーハさん 豊島(S) 祭りの後(桑田佳祐)、JAM(ザイエローモンキーズ)、ペイフォン(マルーニファイブ)、メランコニスタ(Yuki)、晩餐歌(TUKI)

今回も最高に気持ちよかった。

自分としては、最後の晩餐歌がよかった。

「コードの展開の仕方を変えたらグルーブがでてきたので」

とおっしゃっていたのだが、たしかに、すごいグルーブだった。

ということで、なにをどう変えたら、どう変わったのか、

というのを、前回と今回の違いで聴いてみたいなあ、

と思ってしまった。

特に気になるのが、セーハさんが「グルーブ」として、

どういうところでそれを出しているのか、というところ。

ちなみに、セーハさんほどナチュラルでかっこよく

グルーブ感、などと呼べるものではないが、

自分も、先月サザンオールスターズ、今月山下達郎

と集中してアレンジしてみて、

「アレンジのちょっとしたところがその曲の重要なポイント」

というのを、痛感したところであり、

今、そういうところにすごく興味が高まっているもの。

それにしても、いずれの曲も、グルーブ最高です。

よかったです。

 

・コレクター木村さん 狭山(S) (ギターに関するうんちく)、ナイトアンドデイ(ジョーパスバージョン)、ブルームーン

今回のギターは、1937年製、ギブソンL-50。

まだ合板技術がなく、裏表とも単板。表板はfホールフラット。

そして、裏板もフラット。

で、アーチトップのジャズギターのような音がでてくる。

ということで、ひさしぶりに(数年ぶりか)ピーターフィンガーの曲ではない演奏。

 

最初に、4打ちのコードバッキングみたいなのを弾かれたが、

これが本当にジャズギター(アーチトップギター)で弾いたような音。

そのあと、「昔、完コピした」という、ジョーパスの

バーチュオーゾのバージョンのナイトアンドデイ。

これ、完成版が聴きたい。

まだ、思い出している途中という状況だが、

ジョーパスの雰囲気は随所にでていて期待してしまう。

待っております。

 

そして、2曲目は、6弦をDに落としてのブルームーン

ブルームーンではあるが、途中で、コード進行だけ

トレースしてのインプロ。

思い出した。

ピーターフィンガーに集中する前の木村さんは、

このドロップDでの、インプロビゼーションで、いろいろ

自在に弾いていたのだった。

久しぶりに聴いた。

 

木村さんのこっちのギターもいい。

来月は、どちらでしょうか。楽しみにしています。

 

コンサート終了後

望月さんに、自分のギターを弾いていただいた。

でも、自分のギターは、音量的には少し小さいので、

まわりが騒がしい状況だと、弾きにくかったかも。

かわりに、自分も望月さんのアストリアスのギターを

弾かせていただいた。

いまいち個性がない、とおっしゃっていたが、

穴がない、ということの裏返しと思う。

ただ、そういうおとなし目の音だから、そう感じないのだが、

音量は大きくて、よくなっている。

これだけなるので、弾きこむと、味がでてくるのでは、と思う。

それと、メインとしている望月さんの

クラシックギターの方も、聴いてみたい、と思ってしまった。

 

で、次に、木村さんのギブソン

本当に音色は独特だった。

志原さんのD18も弾いたので、それと比較すると、

まずもって、低音が出ない。そして、高音のきらびやかなところもない。

じゃあ、おもしろくない音か、というと全然そういうことはなくて、

中音域が盛り上がっていて、ここの音に独特の

輪郭がある感じ。

また、高音置きでのキラキラ感はないのだが、音は伸びる。

コンプレッサーがかかった音、というか、

ごく薄いワウを感じるというか、とにかく、音色の存在感が高い。

 

で、新鮮だったのが、このギターをセーハさんが弾いたとき。

セーハさんのスタイルからして、マーチン系の音が合うと

思っていたのだが、このギブソン系の方が合うのかも、

と思ってしまった。

メロディーが一段と引き立って、ギターソロだが

ボーカル曲を聴いているみたいだった。

一度、フリーコンサートのステージで、このような

ギターで弾いている演奏も聴いてみたい、と思ってしまった。

 

以上、今回も楽しかった。

 

また、来月も楽しみにしております。

よろしくお願いします。

 

 <過去の11月のフリーコンサート>

2024-11-17 ■2024-11-16(土)#267クラスタフリーコンサート

https://y1kirihara.hatenablog.com/entry/2024/11/17/104737

2023-11-19 ■2023-11-18(土)#255クラスタフリーコンサート

https://y1kirihara.hatenablog.com/entry/2023/11/19/113056

2022-11-20 ■2022-11-19(土)#243クラスタフリーコンサート

https://y1kirihara.hatenablog.com/entry/2022/11/20/112058

2021-11-21 ■20211120(土)#231クラスタフリーコンサート

https://y1kirihara.hatenablog.com/entry/2021/11/21/175655

2020-11-22 ■20201121(土)#219クラスタフリーコンサート

https://y1kirihara.hatenablog.com/entry/2020/11/22/102040

2019-11-17 ■20191116(土)#207クラスタフリーコンサート。

https://y1kirihara.hatenablog.com/entry/2019/11/17/123415

2014-11-15 #147クラスタフリーコンサート

https://y1kirihara.hatenablog.com/entry/20141115

2013-11-17 #135回クラスタフリーコンサート

https://y1kirihara.hatenablog.com/entry/20131117

2012-11-18 #123クラスタフリーコンサート

https://y1kirihara.hatenablog.com/entry/20121118

2007-11-18 #63クラスタフリーコンサート

https://y1kirihara.hatenablog.com/entry/20071118

2006-11-19 #51クラスタコンサート

https://y1kirihara.hatenablog.com/entry/20061119

2005-11-20 クラスタフリコン:次の課題は・・・

https://y1kirihara.hatenablog.com/entry/20051120

https://y1kirihara.hatenablog.com/entry/20051120/p1

https://y1kirihara.hatenablog.com/entry/20051120/p2

 

<過去の今日>

2024-11-15 ■2024-11-15(金)大谷さんに感謝

https://y1kirihara.hatenablog.com/entry/2024/11/15/201824

2023-11-15 ■2023-11-15(水)ひさびさの歯医者・・・

https://y1kirihara.hatenablog.com/entry/2023/11/15/200107

2022-11-16 ■2022-11-15(火)健康についての記録を考える

https://y1kirihara.hatenablog.com/entry/2022/11/16/081222

2021-11-15 ■20211115(月)ふくらはぎの故障の状況

https://y1kirihara.hatenablog.com/entry/2021/11/15/211500

 2018-11-15 お酒の種類

https://y1kirihara.hatenablog.com/entry/20181115

「走れるか・・・」

http://d.hatena.ne.jp/y1kirihara/20171115

「休み方について」

http://d.hatena.ne.jp/y1kirihara/20161115

「練習は嘘つかない」

http://d.hatena.ne.jp/y1kirihara/20151115

「#147クラスタフリーコンサート」

http://d.hatena.ne.jp/y1kirihara/20141115

「目指しているもの」

http://d.hatena.ne.jp/y1kirihara/20131115

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「目指しているもの」

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