■2022-02-19(土)#234クラスタフリーコンサート

今日のフリーコンサートはまん延防止の

状況から、6時から9時までで、10名の演奏者。

来月こそ解除されているといいのだが・・・。

 

いつものとおり、今回のレポートです。

演奏者、演奏曲の情報は、クラスタのHPから

頂いております。マスター、ありがとうございます。

(N:ナイロン弦、S:スチール弦、U:ウクレレ

ラグタイム北村さん 藤沢市(S) テネシーワルツ、クレオパ、ソルトリー&テンダリー

ギターの音が最高。

ギブソンの高級ギターだが、高級とはいえ、

テネシーワルツ」、そして最後の「ソルトリー~」は

バラード系というか、「ギターを美しく歌わせる」

曲と思うが、こういう曲は、倍音の多いマーチンや

ローデンとかが似合う曲と思うのだが、

ギブソンのいい意味での「ラフさ」が

ありつつの、きれいな音色が最高だった。

すばらしかったです。

なお、本日は体調がいまいち、とのことで

早めのお帰りとなった。

どうぞご自愛ください。

グールド賀谷さん 国分寺市(N) タンゴアンスカイ、ワンノートサンバ、アメリカンチューン

自分は初めて聴かせて頂いたのだが、

ギターの難曲を選曲しているものの、

明らかに弾けていない。

しかし、指板上での弾き方はわかっていて、

弾き切ってしまう、という

ちょっと違和感を感じる演奏。

そう思っていたところ、

カウンターでとなりに座っていた

木村さんとマスターが教えてくれたのだが、

ピアノで、「グールド」とか「ラフマニノフ」を

弾いてしまう方とのこと。

なるほど。

違和感の背景としては次のような状況なのかなと思う。

ギターの表現は、

「左手と右手が位置取りできる」

と「右手で、音色を表現する」

という2面があるが、

「右手での音出しついてはとりあえず棚上げで、

  それは、弾きながら練習していく」

ということなのかな、と思った。

ピアノでは、音出しについては、

押さえれば音はでるので、その感覚かな、と思ったもの。

しかし、自分は、

「ギターの1音1音をはっきり出す」

というところが、優先するようなタイプなので、

こういう演奏は違和感を感じてしまうのであろう。

ただ、ギターの楽しむアプローチは、ひとそれぞれ。

どんどん難曲にチャレンジしていく、ということなので、

今後をたのしみにしたい。

 

ウェザー若林さん 府中市(N) (お天気概況)、雨だれ(リンゼイ)、サラバンドヘンデル

久しぶりに若林さんの演奏を聴く機会だが、

いつものとおり、

「今日の天気予報」から「雨だれ」への流れ。

ご自身のスタイルを持っているのは、

いいなあ、と思う。

雨だれは、ぞのようにずっと弾き続けている故、

と思うが、1音1音がしっかり表現されていて、

安心して聴ける状況。

ギターの音の美しさ、みたいなものを

感じる演奏でよかった。

で、2曲目は、

「いつも同じ曲なので、なにかチャレンジしていきたい」

とのことで、取組始めている曲とのこと。

お手本は、セゴビアとのこと。

対位法が難しそうだが、丁寧に弾かれていた。

すごくよく弾けているところと、

まだ、もう一つのところがあったが、

これも、雨だれのように、じっくり仕上がっていくのだと

思う。

今後も期待しています。

 

青ワイン山川さん 中野区(U) クマゲラ(佐藤正美)、天国への階段、早春(佐藤正美)

曲の美しさとしては、佐藤正美さんの2曲がさすがでした。

ただ、今回面白かったのは、2曲目の天国への階段。

ウクレレの表現力の高さをいかんなく発揮していた。

最初のアルペジオの美しさ、そして

中盤から後半にかけての盛り上がり、と

原曲を知らない方でも十分楽しめ、

知っている方は、最高に楽しかったと思う。

アレンジもたのしかっただろうなああ、などと

思ってしまった。

それと、「予告編」で、2曲、このアレンジも秀逸かつ

すごく面白い。

こちらもすごく楽しみ。

(曲名敢えて記載なさらなかったようなので、

 とりあえず未記載とします。)

 

メリル豊嶋さん 小金井市(S) ノスタルジア、オールウェイズ、永遠の青い空

最初の2曲と、いつも弾かれている「たそがれ」の

3曲で、押尾コータローさんの「昭和シリーズ」とのこと。

「哀愁漂う曲」ということなのであろう。

ノスタルジアは、たそがれもそうだが、

メロディーでのスライドの使い方が美しい。

オールウェイズは、ボサノバ系のリズムに

味があるメロディーがいい感じ。

3曲目は明るい元気な曲。

このところの豊嶋さんの演奏は、曲がもっている

おいしいところがしっかり表されていて

聴いていて気持ちがいい。

自分もこのような演奏をしたいと思う。

 

自分 横浜市(N) 群青、ハルカ、アンコール(全曲YOASOBI)

今回は、「YOASOBI」の曲3曲。

思っていたより、時間がかかってしまい、2曲にすべきであったと反省。

(次回は時間測って予定するようにします。)

インターネットで、ソロギター演奏やアレンジを

拾って、それを元に弾けるようにアレンジしているが、

曲を楽しむのが半分、技術的にもうちょっと弾けるように

なるための練習半分、といった状況。

今回の曲では、特に「ハルカ」が練習になっているのだが、

「16ビートの曲でのベースの入れ方」。

現在、弾くのに精いっぱい、の状況で、まだ

表現するところにいけていない。

メトロノームを使っての練習が必要」

というのが、今回フリーコンサートからの自己評価。

また来月がんばろうと思う。

 

ダンシャーリー市來さん 調布市(U) 500マイル、聖者の行進、天使のセレナーデ(ハーブオオタ)、アンドアイラブハー(ビートルズ

今回はウクレレでの演奏。

そのウクレレだが、ボディーサイズは、

ソプラノだが、ロングネックタイプとのこと。

(ネックだけテナー)

ウクレレソロをやるには、ハイフレットでの

運指を考えるとそうだろうなと思う。

最初の2曲は練習曲。

シンプルなアレンジで、すぐ弾けそうだが、

弾けるとウクレレの音が楽しめる、

つまり、左手をちょっと頑張って

弾けるようになると、「ウクレレの歌わせ方」

を楽しめるといったもの。

ウクレレが人気なのが、よくわかる。

「天使の~」はハーブオオタさんのコピーで、

最後のビートルズは市来さんのアレンジ。

弦が4本しかないので、アレンジの選択肢としては

せまくなる状況かな、と思うのだが、

どうなのだろう。

ご自身でアレンジをされる市来さんとしては

どのような感じなのか、今度聞いてみたい。

楽しい演奏でした。

なお、本日のウクレレ、とても

ウクレレらしい、いい音でしたが

奥様のものとのこと。

市来さんも、「マイウクレレ」を

探したりするのだろうか。

これも気になるところ。

 

HG箭田さん 国分寺市(N) 南のソナチネポンセ)、ほま(佐藤弘和)

「箭田さんの素晴らしいクラシックギター演奏のおかげで

フリコンの格調が上がります」

と田中マスターが感想を書かれていますが

本当にそのとおり。

かつ、音がますますよくなっている。

以前、箭田さんは、

「このギター、もっとよくなると思う」

とおっしゃっていたが、そういうのが

現実になった感じ。

以前は音色のポテンシャルがよいのは、

わかるが、「鳴っている」という感じでは

なかった。

しかし、今はまさに「鳴っている」。

そして、それゆえだが、箭田さんの

「右手の使い方の美しさ」が一段とわかる。

まずもって「1音の出し方」がきれい。

そして、複数の指がよく回って

速いフレーズを無理なく弾けている。

この部分、自分も自分なりでよいので、

いい一音が弾けて、指がとりあえず回る、

というようにしたい。

そういう意味で、じっくり直接箭田さんの

演奏が見れる機会は自分にとっては、

大変有意義な時間。

毎回、楽しみにしています。

 

レフティ山下さん 八王子市(S) ファニーパワー、ハーディマン、フィドラー、セントパトリックカテドラル、イエスタデイ

DADGADチューニング、マーチンのオールド21での演奏。

ギターの響きが美しい。

MCでおっしゃっていたが、

アイリッシュの曲の研究家の方の

全集みたいなもので、1600曲が載っているもの、

を違う種類で2冊購入したとのこと。

(少しずつ違っているので、2冊買ったとのこと)

おいくらなのであろう。

山下さん選曲で、いろいろいい曲が聴けることを

期待しております。

曲の方は、「セントパトリック~」だったと

思うが、「無印良品の選定CDに入っている曲」

というのが美しくてよかった。

自分は、山下さんの演奏は、このような曲調の

ものが好きなのかな、と思う。

いい演奏でした。

 

コレクター木村さん 狭山市(S) アイリッシュメドレー、ファネスカ(ピーターフィンガー)

今回は、ダンマッサーギターの音が一段と良かった。

一聴して、オッと思ってしまったのだが、

「ギターの弦を新しくして持ってきました」

とのこと。

ギターとして、「重め硬め」の感じがするギターなので、

如何にも高音が響きそうなのだが、その点が

弦が新しいことにより強調された感じ。

マーチンもこの点は良くなるが、音質が違う。

表現がしにくいが、「高密度」な感じ。

で、演奏の方だが、最初のアイリッシュメドレーは

そのギターの音の良さが、発揮されていて

素晴らしかった。

弾いていても、すごく楽しいだろうなと思う。

2曲目のファネスカについては、

超速スピードのフレーズ、以外は、

すごくいい感じに仕上がっている。

あとはその超速フレーズだが、

聴いていて思ったのは、それだけ強く弾いたら、

絶対に指が回らないのでは、ということ。

演奏後、木村さんにそのことを

話してみたら、ピーターフィンガーは、

そういう強さを保ったまま、このスピードで

弾き切っている、とのこと。

木村さんは生でもお聴きになっているので、

本当なのだろうな、と思うが、

そもそも指の筋力自体が違うのだろうな、

と思うしかない。

しかし、それにどんどん近づいている

木村さん、素晴らしい演奏でした。

どこまで近づけるか、楽しみにしています。

 

<過去の今日>

2020-02-21 ■20200219(木)「仕事におけるスピード走」の期間

https://y1kirihara.hatenablog.com/entry/2020/02/21/123000

2018-02-19 時間を取れないときの運動を考える

https://y1kirihara.hatenablog.com/entry/20180219

「バードウォッチングで気を付けること」
http://d.hatena.ne.jp/y1kirihara/20170219
「礼は頭のよさなのかも」
http://d.hatena.ne.jp/y1kirihara/20160219
「出張でランニング不足」
http://d.hatena.ne.jp/y1kirihara/20150219
「こつこつと」
http://d.hatena.ne.jp/y1kirihara/20140219
「雪だったが走った。」
http://d.hatena.ne.jp/y1kirihara/20130219

 

<過去の2月のフリーコンサート>

2020-02-16 ■20200215(土)#210クラスタフリーコンサート。

https://y1kirihara.hatenablog.com/entry/2020/02/16/101221

2014-02-15 #138クラスタフリーコンサート

https://y1kirihara.hatenablog.com/entry/20140215

2013-02-17 #126クラスタフリーコンサート

https://y1kirihara.hatenablog.com/entry/20130217

2009-02-15 #78クラスタフリーコンサート

https://y1kirihara.hatenablog.com/entry/20090215

2008-02-17 #66クラスタフリーコンサート

https://y1kirihara.hatenablog.com/entry/20080217

2007-02-18 #54クラスタフリーコンサート

https://y1kirihara.hatenablog.com/entry/20070218

2006-02-19 #42クラスタフリーコンサート

https://y1kirihara.hatenablog.com/entry/20060219