#66クラスタフリーコンサート

今回も貴重な時間を過ごせた。
みなさんに御礼申し上げたい。

早速感想を。


yoshinoさん 八王子(サイレントN) 涙そうそう、卒業写真
ギターははじめたばかりの方。
今回フリコンは2回目で、
前回の涙そうそうに卒業写真が加わり今回は2曲。
前回より、ずいぶん上がりは少なくなっていると感じた。
不要な音もでてるとか、技術的にはいろいろあるが、
今はあまり細かいところは気にせず、
どんどん弾くのがいいと思う。


kamataさん 町田(N) ジョンゴ
大学の時やっていて、それから2,3年やっていないのだが、
「来月友達の結婚式で弾くので」とのこと。
クラシックギターをしっかりやっている方であろう、
1つ1つの音がしっかりしていて、
「粒のそろった、優しい音」
という感じ。
右手の弾く位置による音の変化なんかも
うまくだせていた。
自分は18:10くらいにお店にきたが、
既にきており、それから、ずっと練習していた。
それらもとてもお上手だった。
もう1曲くらい聴きたかった。


kamayaさん 小平(N/津軽三味線) ソレアレス、ティエントス、六段
いつも最後の方だが、今回は他の予定も入っており、
「20時頃まで」とのことで、10番目のkawamuraさんと
順番を交換して早めの演奏。
いつもの、リバーブ多目での
kamayaさんらしい演奏だったが、
ソレアレスの方は、ちょっと途中の展開部の
ところのイメージが変わって聴こえた。
歌い方が変わった??
ティエントスの方も、
「ずっとわかりやすくなった」
という感じ。
これは、このところセッションを増やした
というのが、いい方向にいっているのではないだろうか。
これだけわかりやすければ、
相手の方もあわせるのはたやすいはず。
きっといいセッションになろう。
ただ、
自分の気のせいかもしれないが、
演奏中、いつもより「冷静」
であると感じた。
昼間結構ビールを飲んでしまった、
ということだったが、
「その状況から一旦酔いがさめた感じ」
だったのではなかろうか。
自分としては、もうちょっと熱い感じの
kamayaさんの方が好きかな。


furukawaさん 袖ヶ浦(N)(初) ドントノウホワイ、アデイトオブザウィークエンド、アナイトタウン
今日、自分が一番楽しめた演奏。
1曲目のノラジョーンズのもよかったが、
それ以上に、後2曲のオリジナルがよかった。
日本語でいうと「週末のデート」「夜の街」
となるが、どちらも爽やか&ウォームな曲想で
ハッピーな気分になれた。
技術的にも素直な感じで、
丁寧にコード展開しながら、
「自分の中からでてきたメロディーを
 まっすぐ追っている」
という感じ。
メロディーを歌わせるのに
スライドとかの使い方もいい感じだった。
また聴きたい。



noguchiさん 王子(N) アンダンテ(J.S.バッハ)、6個の前奏曲
真っ赤なセーター(か、ブラウス)を着てきており、
熱い演奏かな、と思ったがさにあらず。
バッハをとても静かに・・というかバッハらしく
という演奏。
荘厳な感じ。
そうしてみると、来ている赤も
なんとなく荘厳な感じにみえてきてしまった。



hataさん 八王子(サイレントN) となりのトトロ、風の通り道、ナウシカレクイエム、風の谷のナウシカ
前回から比べて、ずいぶん落ち着いた!
前回も上手な演奏だったが、今回も
「正確さ」を感じさせる演奏。
前の2曲(だったと思う)が、
これは耳掛け式のメトロノーム
つけての演奏。
これが、その正確さに繋がっているし、
技術の修得に繋がっているのだろう。
でも、
自分としては、もっと揺らぎがあるほうが好き。
特に、「風の通り道」なんかは
思い切り間をとるところがあってもよいと思う。
・・・これは好みだし、やりすぎて
    ぼろぼろになってしまうというのが、
     自分なのであるが・・・・
なお、
今回は最初のyoshinoさん、hataさん、
自分の3人がヤマハのサイレントギター。
なんか、とても親近感を覚えてしまう。
一方、鉄弦はaoyamaさんのみ。
自分は鉄弦も好きなだけに、
時々鉄弦も弾きたいという気持ちも
少し生じた。



satouさん ??平(N) タランタ、コロンビアナ
フラメンコギターであったので、
kamayaさんとかmatsudaさんとかと
比べて聴いてしまった。
kamayaさんより、「ためがある」感じ。
歌いまわしのところで、
最初のところにプリングオフ、ハンマリングオン等が
はいったりして、よりフラメンコっぽい
感じになっている。
ピッキングはさほど強いといった感じではなく、
それでいて、駒側のところを弾いたりして、
輪郭のはっきりした音で聴きやすかった。
右手の音色の作り方が的確なのだと思う。


sakiguchiさん 武蔵村山(N) ワルツ(ソル)、最後のトレモロバリオス)、フローズンフォレスト(佐藤正美)
実は「左手中指のつめと肉の間を広げてしまった」
ということで、棄権だったのだが、
「その指を使わないようにアレンジしたソルのワルツ」
ということで演奏。
更に、皆さんの演奏終了後、
「アルコール麻酔が十分行き渡ったであろう状況になったので」
ということで、3曲演奏。
相変わらずすばらしい演奏だった。
それと「今日にて無職終了」
とのこと。
明日から、新しい職場是非頑張ってください。
応援しております。



次自分 横浜(サイレントN) 七つの子、はまべのうた、青のイメージ、案内子(かかし)
以上を演奏。
今回の演奏は演奏目的というのが、
「こんな曲を集めました」
というのではない。
七つの子とオリジナルの青のイメージの楽譜(TAB譜付)
を12月から1月に掛けて書き上げたのだが、そうしてみると、
どなたかにもらって欲しくなった。
ということで、それらを演目にして演奏したもの。


うれしいことに、
aikawaさん(今回は聴衆としてみえていた)
kawamuraさんが、是非といって
もらってくれた。
うれしい。


手書きの下手な楽譜ではあるが、
少しでも楽しんでもらえればと思う。


後の2曲は今回についてはおまけ。
楽しく演奏できた。


なお、楽譜に自分のオリジナル、ならびに編曲を
おこすことは超超スローペースであるが、
続けていこう。



awatoさん 所沢(N) ソングフロムアシークレットガーデン(ロルフラウランド、オスングス編)、カヴァティーナ(マイヤーズ)、舞踏礼賛(ブローウェル)
ブローウェルがよかった。
ブローウェルの曲って、音色を気に掛けないで弾くと、
「なんだかわからない曲」になってしまうが、
音色の変化をきちんと弾くと、
前衛的な曲なのだが、それがなんともいわれぬ色気
みたいなものをもったものに聞こえて来る。
そういうことを実感した、
かっこいい演奏だった。


自分ではとても覚えられそうに無いが、
こういう曲も弾いてみたい。


kawamuraさん 青梅(N) 11月のある日、BWV1007プレリュード、子守唄(ブローウェル)
いや〜ハッピーな演奏でした。
だって、「ビール何杯のんでいるの!!!」
という状況での演奏なのだ。
田中マスター曰く、
「一樽以上いってます!」
とのこと。
しかもこれが「連日」なのだ。
(昨日も朝まで飲んでいたとのこと)
しかし、それで演奏はぼろぼろか、
というとそんなことはなく、
それなりにきちんと弾けていた。
相当練習しているのだろう。
従い、お酒による影響は、「気分の明るさ」
のみをデフォルトする形となり、
めちゃくちゃハッピーな演奏となっていた。
また、よろしくお願いします!


matsudaさん 所沢(N) サパテアード、ボヘミアンラプソディ、北国の春
北国の春がよかった。
演歌にフラメンコギターの音色は、なんかとても
相性がよい。
思わず微笑んでしまうような演奏でした。
ボヘミアンラプソディは、
「あの歌い上げる感じ」がmatudaさんの
音色とはちょっと違う感じがしてしまった。
しかし毎回面白い選曲で楽しい。


amakaiさん 川口(N) シンプリシタス〜バーデンジャズ組曲より(J.イルマル)、シンプルソング、小さなシシリエンヌ(佐藤弘和)、無言歌〜「吟遊詩人の調べ」より(J.K.メルツ)
今日の演奏で、furukawaさんと並んで、自分が感じ入った演奏。
特に「バーデン〜」がよかった!
最初のルバートで歌い上げるところが最高!
途中のインテンポでコードソロ的な演奏に
なるところが、もう少し軽やかな方が
自分としては好みであるが、
そういうことを除いてもすばらしい演奏だった。
さらに自分はamakaiさんが弾く
佐藤弘和氏の曲が大好きなので、
すごく楽しめた演奏だった。


aoyamaさん 小平(S) ムーンリバー、赤い風船、ビクトリーラグ、枯葉、アズタイムゴーズバイ
ビクトリーラグがよかった。
aoyamaさんってジャズよりだから、
こういうラグタイムなんかは弾かないだろうと
思っていたのだが、実に正統派のラグタイム
思わず客席から「裏拍の手拍子」
が始まって、とても楽しい演奏になった。
また、赤い風船(浅田美代子)、
枯葉も、aoyamaさん独特の味がでていて楽しめた。


なお、例の自分の譜面は3部コピーもってきていて、
1部余ったのでaoyamaさんにもらっていただいた。
ありがとうございます。


asaoさん 小金井(N) アルハンブラの思い出、タンゴアンスカイ、黒い花
クロサワのトレモロコンテスト3位とのこと
おめでとうございます。
ちなみに2位がsekiguchiさん。おめでとうございます。
この賞からもわかるが、
このところasaoさんの技術的進歩は著しい。
今回は「黒い花」という曲に新たにチャレンジ。
コードがきれいな曲で、asaoさんの
丁寧なタッチがとてもお似合い。
今は楽譜みながらの演奏だが、
これまでの状況からして、これが数ヶ月たつと
暗譜されていて完全にご自身のものに
されていることだろう。
また、楽しみだ。


以上。


この演奏が終わった後、
途中で記載したsekiguchiさんの
さすがの演奏があった。


その際ギターはkawamuraさんのギターで、
演奏されたのだが、
このギターをクラスタのマイクでとって
ちょっとリバーブを掛けてやると、
なかなかおいしい音になった。
(もちろん、sekiguchiさんの演奏がすばらしかった
 ということも大きな要因であるが)


そこで、そのあと、このギターの音を肴に、
asaoさん、aoyamaさん、amakaiさん、awatoさん、
aikawaさん、そして自分にて回し弾きで
楽しまさせていただいた。
kawamuraさん、ありがとうございます。


来月も楽しみだ!



なお、来月はクラスタフリーコンサートの翌日
かまやデーでも演奏予定。これも楽しみ。



PS
一件書き忘れてました。


演奏おわったあと
sekiguchiさんに、
「わかいときからそんなにうまかったのですか?」
とか、
「うまくなるのにターニングポイントになったのは
 いつ、どんな内容ですか?」
といった質問をさせていただき、お話をきかせていただいた。


勉強になりまくり!!!


ほんと、ありがとうございます。




<昨年の今日>
http://d.hatena.ne.jp/y1kirihara/20070217
<ギター趣味人>
http://guitar-shumijin.g.hatena.ne.jp/y1kirihara/20080427
<目に入ったニュース>
今日はパス。


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