お台場30kmその2

昨日からの続き。
15kmまで順調だったが
「一抹の不安も頭にあった」
ということを記載した。


これがなにかというと、
昨年走ったハーフのレースで、
レースの終盤で右足膝の違和感を感じていたこと。
「ハーフ以上の距離であれば痛みになるのだろうな」
とレースを走り終えたとき感じていた。
これが発生してしまわないようにせねば
ならないし、万一発生してしまった場合は、
そこからリカバリーできるのか、ということを
走りながらいろいろ試みなければならなくなる。


もちろん、発生しないに越したことはないので、
ハーフでは走ったキロ5分ペースは自重して、
今回はキロ5分20秒ペース。自分としては
抑えたペースにしている。
これならば、発生しないのではないか。


で、このひざ痛については、20km過ぎても
発生しなかった。やはり、スピードが関係するのかな、
と思いながら、調子の良さから、キロ5分10秒台前半の
ペースにあがっていた。
これは、あげよう、と思ってあげたわけではなく、
脚の運びとしては、「着地を重心の真下につく」
という1点のみに集中し、
「後の動作はできるだけ反動で動いてしまうようにする」
ということをずっと集中してきた結果。
フォームがなんだか、大きくなった気がする。
きっとこれがいいフォームなのだろうな、
とちょっとうれしさを感じながら、快調に走った。


一方で、痛みがでてしまったのが、左足の甲。
紐をきつくしめたのだが、これは、シューズの
なかで足が動いて、爪等にあたることを
懸念してのもの。
その結果、爪は全く問題なかったのだが、
足の甲の方が足をつく度に痛みを感じるように
なってきた。
結論からいうと、このとき、早めに立ち止まって、
しっかり紐を結び直せばよかったのだ。
しかし、立ち止まることが上述のように好調な
な走りをくずしてしまうのが嫌だったのと、
走っているうち、なんとかなるだろう、という
安易な判断でそうしなかった。


その痛みは、最後の2週となったところ、つまり20km
過ぎからちょっと大きくなっていて、
やばい、と思ったのだが、左足の力を緩めて、
甲の腱が立たないように、力をゆるめてやると
少し緩和したので、それで様子見をしよう、と決めて
走り続けた。
これがまずかった・・・。


まず、痛みを感じなかった右ひざが25km近くで
発生してきた。


やばい。
このまま痛が増すようなら、歩かねばならない・・・。


ちょっと焦りながら、右足の違和感が
どのように発生しているか分析してみる。
もちろん、足の着地の局面での違和感だが、
それをもっと細かく感じてみると、
足をついてから後ろの流すところで
微妙なひねりが加わり、それが痛みっぽい。
では、ということで、そこでできるだけ
力を抜くようにしてみたのだが駄目。
違和感はだんだん大きくなってくる。
まずい・・・
いろいろ考えたり試したりして、最終的に、
脚の前への引付タイミングを
少し早めて、ちょっとだけ「腿あげ走」
みたいなイメージで走ってみた。
すると、なんとすっと痛みがなくなった。
あ・・・これでいいんだ。


結局体幹というか腸腰筋が疲れて、
脚の振出が遅れ気味になってきて、
それが、原因なのだ、と理解した。
しかし・・・
自分の体感としては、「着地のみ集中」
の結果、力が抜けていい方向になっていた、
と思っていたのだが・・・・。


とそれで、夢中になっているうち、
周は5周を超え、最後の5kmへ。


ほっとしたところで、ふと気が付いたのだが、
左足の甲の痛みが急に強くなった。
というか、右膝に集中していて、こちらの痛みは後回しに
なっていた。


それは、甲の痛みをかばって走ったことから
(足の力を抜いて、ペタペタ足をつく走りにしていた)
足裏の痛みへ進展してしまった。


やばい。
これはサブフォーを達成した袋井での
ラソンの最終で、下り坂がまったく
スピードをあげれなくなったときと同じだ。
まだ28kmくらいなのに・・・。


スピードを落とす。
最終的に30kmのタイムは2時間36分だったので、
サブフォーはあと12kmを1時間20分程度。
キロ6分でもおつりがくる。
で、キロ5分50秒くらいまで落とした。
甲の痛みを減らすために、ここでは、
絶対に止まって紐を直すべきだったのだが、
実は、この状態になってしまうと、
「止まると、足裏の痛みが増して、
  再度走り出すことができなくなる」
ことが怖い状況まで、きてしまっていた。


もう、あと1,2kmだから走ってしまおう。
ということで、完走。上述のタイムとなった。


まあ、不幸中の幸いは、走り終わって
すぐに休みながら、足裏マッサージ等を実施し、
大きなけがにはならなかったこと。
歩く分には、まったく問題なく、
帰りもサクサク歩いて帰ることができた。


で、今一度、レースを終了してみて
振り返ってみると、実は、右ひざの痛みも、
左足の甲の痛みを減らすために、左足をいつもの使い方
をさせないようにしたことが原因では、と思える。
その結果、腰が落ちてしまい、その結果、
脚のスイングタイミング、バランスがずれて
いろんなところにガタがきたではないか。


ただ、足の甲の痛みと、足裏の痛みは
足の甲の方はまだしも、足裏の方は、
足全体の疲れが原因で、単純に
『長距離の脚が出来上がっていない」
ということも大きな原因と思う。


以上、勝田マラソンに向けて、今の段階で
こういうことがわかったのは、とてもよかった。
勉強になった。


後2週間。
今から長距離の脚を更に作り込むは無理だろうから、
今日より更にスピードを自重するか、途中、脚を
メンテする休憩を入れて、42.195km持つ走りをするか・・・


じっくり考えていこう。
以上、大変勉強になったレースだった。


<去年の今日>
スマホ外付けキーボード入力試し中」
http://d.hatena.ne.jp/y1kirihara/20130112

<目に入ったニュース>

><