■2024-04-20(土)#260クラスタフリーコンサート

ほぼ6時ちょうどにお店に到着。本日は一番のりだった。

それにしても・・・・クラスタのフリーコンサートは、

毎回聴き応えがすごい、と思っているが今回もすごかった。

早速今回のレポートです。

以下、演奏者、演奏曲の情報はクラスタのホームページから頂いております。

マスター、ありがとうございます。 

(N:ナイロン弦、S:スチール弦、U:ウクレレ

・小平小島さん 小平(S) アンジェリーナ、ハニーサックルローズ、ザッツオールナイトママ

今回はニューギター。ナターシャというメーカーのJC30という機種。

自分としては、はじめてみるギター。

このギターの感想は、コンサート終了後に弾かさせて

頂いたので後述するが

「Nishimura Kentさんの演奏を聴きに行って、

 そのメーカーとわかって、ミーハーで衝動買いしてしまった」

とのこと。で、いい鳴りしてました。

バック板が全体に紫色がかっていて、インレイや、

表板の角の部分の加工とかも含めて美しいギターだった。

ただ・・・・衝動買いしたことを、まだご家族にも

知らせていない、とのこと。

小島さんの楽しそうな演奏をお聞かせすれば、

大丈夫と思います。(・・・・・・・・・・たぶん)

 

さて演奏ですが1曲目はトミーエマニュエルのアンジェリーナ。

この曲はこのフリーコンサートで何人かの方が弾かれているので、

その方々の演奏も思い出しながら聴いたが、

小島さんの演奏は安定感が抜群。

ミストーンがまったくなく、語り掛けるような演奏。

2曲目もいいアレンジで、アレンジはどなたの?と

観客の方からのお声があったが、

「インターネットでみつけたスウェーデンの方のアレンジ」

とのことであった。

こういうのを見つけてきて、弾けてしまう、というのは、

すごいなあ、と思う。

3曲目は、エルビスプレスリーの曲のアレンジ、とのことであったが、

これも選曲、演奏ともすばらしかった。

繰り返しになってしまうが、本当にミストーンがなく、

語り掛けているような演奏なので、

聴いていて弾きこまれていくような感じがする。

以上、「3曲を練習してきました」とのことで、

少し時間があまった状況で終了。

ここで、ギターについて質問すればよかったですね。ちょっと反省。

また、次回楽しみにしております。

 

ゴジラ佐々木さん 国立(N) (前説)、バッハBWV1006bプレリュード、千本桜、スペイン(チックコリア)

いつもすごいが、今回もすごかった。

1曲目のバッハは、

「5月3日にあるコンクールで、バッハのリクエストがあったので・・・」

といったことを話されていた。(ゲストとして演奏???)

演奏の方の説明は、「原曲にそったアレンジ」

「いろいろな楽器で演奏されているプレリュード組曲をまるごと演奏します」

「バイオリンの演奏バージョンから」

とのことで、演奏はいつもだが、今回もすごかった。

特に音色の変化の付け方がすごい。

強弱やイントネーションはもちろんのこと、

右手の位置を極端に変えたり、自由自在。

バッハの曲は構成美がすごいところと思うが、

その難易度故、弾くことにチャレンジしている演奏からは

「熱さ」を感じるのだが、まさしくその熱さを感じた。

(いつも熱い佐々木さんなので、一層・・・)

「バッハだ!」

 

で、次の曲はここから一転、「千本桜」

なぜ、こういう選曲か、というと、本人MCでは、

「今の季節しか演奏できない曲なので」

ということであった。で聞いてみての感想だが、

その演奏の「熱さ」が1曲目と同様だった。

「バッハだ!」

 

そして3曲目スペイン。もちろん「バッハだ!」でした。

最高に熱い演奏ありがとうございます。

 

ちなみに、演奏後「すばらしい演奏でした」と

お声がけしたところ、

「いや、右手の付け爪がはずれそうで、

  ぜんぜんの演奏でした」

とのこと。

・・・・・全開になると、どうなるのでしょうか・・・・

また、楽しみにしています。

 

・田部井さん 萩山(N) アストリアス~OP35-17(ソル)~OP32-2(ソル)

「夜勤明けで先ほどまで寝てました」

とのこと。お疲れ様です。

1曲目のアストリアス

「人前で演奏やっていない、いつものレッスンでもやっていない、

 ので、不安ですが」

とのことであったが、きれいなフォームで、少しスピードを

落とした丁寧な演奏でよかったです。

で、おもしろかったのは、アストリアスからソルへ、1つの曲のように

つなげたところ。

ドラクエのダンジョン変化」みたいでした。

曲の変化が、場面の変化に感じられて、

いずれの曲も印象も上がった感じ。おもしろかったです。

こういうのもいろいろ考えてみると楽しいかも。

また、期待しております。

 

・藤枝さん(初) 国立(N) ファンタジアX(ムダーラ)、舞踏礼賛(ブローウェル)、BWV998プレリュード(バッハ)、悲しき歌(カリェーハ)

初出演の若い女性の方。いい演奏でした。

「来週コンクールがあってその練習です」

「15分の演奏時間で、1曲はバッハの曲を入れることになっています」

とのMCがあった。

コンクール直前、ということで、いずれの曲も

「弾きこまれている」ことがわかる演奏。

特にいいな、と感じたのが、どの曲も

音楽としてのフレーズがきちんと表現されていること。

コンクールに出演を予定されている方で

よくあるのが、細かい部分を突き詰めていて、

音楽が細切れに感じてしまうことがある。

細部の完成度を上げることは必要だし、よいこととは思うのだが、

結果として小節単位というか、音楽としてのフレーズ単位での表現が

途切れがちになってしまうとよくない。

藤枝さんの演奏は、そういうことがなく、音楽単位のフレーズで

とても丁寧に表現がなされていて、気持ちよかった。

特にブローウェルの曲は、現代曲だが、こういう曲は、

完全に無機質に弾くか、自分なりのフレーズの歌わせ方で弾くか、

と思うが、藤枝さんの演奏は後者。

自分もそっちが好きなので、とても楽しめた。

コンクールでのご活躍、祈念しております。

 

・スタンディング竹井さん 練馬(N) イレーネ(マルコペレイラ)、クライングナウ(ジャーニー)、哀しいくらい(小田和正

ばね式表板取り付けのナチュリバーブ

改めて竹井さんの演奏にはジャストフィットと思った。

いずれの曲も、8フレットから12フレットくらいの高い音で

このリバーブの効果が印象的。

そこらへんでのメロディーの歌わせ方が最高にクールだった。

どの曲も以前から演奏されている曲だが、

一段と「音がかっこいい」」。

自分としては、この路線で、いろいろ新曲チャレンジも

期待しております。

 

・青ワイン山川義幸さん 中野(U) 悲しみのサンバ(バーデンパウエル)、星に願いを(リーハーライン)、スターダスト(ホーギーカーマイケル)、ジェット機のサンバ(アントニオカルロスジョビン)

1曲目は、前回初披露だった悲しみのサンバ。

前回よりずっと弾きこまれた感というか、

「磨きがかかった」ものとなっていた。

完全に、「ウクレレソロ曲」として完成していると思う。

 

2曲目からは、「星と空をテーマに」とのことで3曲。

いずれも、山川さんの歌心がしみわたる演奏。

ずっと聴いていることができる完成度。さすがです。

 

・メリル豊嶋さん 小金井(S) ハングオーバー、レッドシューズダンス、キングコングゴーズトゥタラハッシー

今日はメリルでの演奏。

別ギターにピックアップをつけて、人前での演奏は

そちらを使うので、このギターは出番が減っているとのこと。

ということで、少し鳴りはわるくなっている、みたいなことを

おっしゃっていましたが、いや、いい音してました。

確かに、少し曇った感じもあったか、と思うものの、

今回の曲目、というか、豊嶋さんの演奏には、

それが「いい味」。ちょっとブルージーというか、ジャジーというか、

「豊嶋さんがお好きなテイストのところ」と思うが、ピッタリだった。

後ろの方に進むほど、右手のピッキングも強くなって、

「いい味」でした。

 

・自分(N) 六番町ラグ、三文楽士の休日、漣(さざなみ)、OPUS1310(以上、中川イサト)、エルマ(ヨルシカ)、スーパーマリオブラザーズ

お店の演目ノートをみるに、4曲目、Opus1310、

5曲目のエルマを書き忘れたようです。書き足しました。

相変わらず、クラスタでのステージでは、

家で弾いているときのように弾けず、で残念。

(いまだに・・・でほんと残念)

 

今回は、4月は中川イサトさんの2周忌ということで、

4曲目までは中川イサトさんの曲イサトさんの曲を4曲、短くして演奏。

MCでも話したのだが、自分はイサトさんの曲は好きなのだが、

リズムの取り方の癖みたいなところで、なじめないところがあり、

コピーして弾いていると、(長く弾いているうちに)

アレンジが加えられて変化していってしまう。

まあ、そういうのも構わず、そのまま弾いてもいいだろう、と、演奏したもの。

自分としては、そのうちやろう、と思っていたことの1つだ。

感想としては、もうちょっとしっかり弾けたよな、と思う。

後は練習中の2曲。

いずれもリズム的な表現を練習しているもので、

もうちょっとスピードを落として、そのリズム感を

表現する方向としたかった。

特に、マリオの方は、(カリプソ系と思うが)

イズムをもっと明確にしたかった。

まあ、また来月、頑張ることとしよう。

 

・ノバ野場さん 世田谷(N) ソレア、ブレリア

今回は、マイクを使っての演奏。これがよかった。

演奏の細かなニュアンス、特に右手の表現のニュアンスが

生々しく聞こえるところが気持ちよかったもの。

フラメンコの演奏だが、音数も多いし、生音でも音量は十分で、

かき鳴らしもあるし、で音圧はかなりのものであったが、

演奏自体から感じるのは「静寂」。

演奏に入り込むほど、「静かになっていく」感じ。

これが実に心地よかった。

いずれの曲も、「ソレア」、「プレリア」と、フラメンコのコンセプトの

題名がついているが、でご自身が感じるところを、ある程度自由に

弾いている演奏と思う。演奏者自体が、

「演奏に入り込んでいる」状態になっていて、

こちらもそれに引き込まれるのかな、と思う。

すばらしい演奏でした。

 

・小川さん 国立(N) トリーハ(トローバ)、プレリュード4番(ヴィラロボス)、エチュード(ソル)

「演奏順番を完全に間違えました」(クラスタでは、あるある、と思う)

「コンクールにチャレンジしていて、前回玉砕だったので

 もうやめようか、と思ったが、まだ頑張ることにした」

といったMCでのスタート。

人前で弾くと、どうしても右手が震えてしまい、

それがどうしても治らない、とのこと。

確かに1曲目からかなりそれがでていた。

で、対策として考えたのが、「ゆっくりした曲を選曲すること」とのこと。

ということで最初の2曲はゆっくりした曲。

正解と思う。

ゆっくり弾くと、1音1音に注意を向けられる時間が増えるので、

いろいろ自分へのフィードバックは、増やせると思う。

でも、「ゆっくりした曲を選曲」としなくとも、

「好きな曲を、ゆっくり弾く」でもよいのでは、とも思う。

ちなみに、自分はこの「好きな曲をゆっくりにしてひく」

が、このごろのお気に入りの演奏スタイル(自宅での)になっております。

3曲目は、コンクールの課題曲、とのことでしたが、

こちらは、とてもしっかりした演奏。

指の震えもなかったのでは?

指の震えみたいな症状は、徐々に治るではなく、

「きっかけをつかんで急に治った」みたいなこともあるかと

思いますので、そういうときがくることを祈念しております。

 

・グールド賀谷さん 国分寺(N) 月光(Amに転調)(ソル)、平均律(バッハ)、宇宙戦艦ヤマト、タンゴアンスカイ

ハイボール6杯飲んでの演奏。

お店の注文が聞こえるところに座っているが、

普段、もちろん他の方の注文とか、全く気にかけていない。

しかし、本日の賀谷さんは、超ハイペースで、

「もう1杯」が続き、マスターが「大丈夫ですか」

とお声がけするほどのペースであったため、自分も

気になってしまったもの。

(ここまでの演奏を聴いていると、

  お酒が進むのも、わかる気はします)

 

で、演奏は、やはり、お酒の影響はあったかな、と思うところはあったが、

それはそれとして、「いつもの賀谷さんの演奏」だった。それは

 「ギターの指板が、ピアノ鍵盤のようにみえていて

   出したい音が指板上では、みえている」

 「だけど、指はそのとおり動いてくれない」

という演奏。

いつも思うが、そういうことは、全然できない自分としては

とても異質に感じる。

しかし、それがうまく演奏できたときは、

とても、おもしろい演奏になる、ということがどんどん

みえてきていて面白い。

宇宙戦艦ヤマトも、タンゴアンスカイも、

以前の(1年くらい前だろうか)賀谷さんの演奏では、

まったく弾けない方が、なぜこの曲を覚えられているのか、

人前演奏をチャレンジするのか、が、理解できなかったが、

今は、「頭の中でなっている演奏」がイメージできてきた。

マスターが宇宙戦艦ヤマトのアレンジはすばらしい、と

今回おっしゃっていたが、おそらく、以前弾いたときも、

賀谷さんの頭の中では今回と同じ演奏がなっていたものの、

それが他の方には全く伝わらない、という状況であったのだと思う。

「今後、あの曲は今」というのをやろうと思う、とMCで

おっしゃっていたが、それは、頭の中の演奏が

だんだんみなさんにわかるようにだせてきた、ということだろう。

期待しております。

(飲みすぎに注意し、ご自愛ください。)

 

・セーハ(本名)さん 豊島(S) お嫁においで(加山雄三)、丸の内サディスティック(東京事変)、オートマティック(宇多田ヒカル)、虹(童謡)

今回もいい演奏。で、今回はちょっと分析的に聴いてみた。

セーハさんの演奏は、ローコード中心で、

見た感じとしては、お気軽アレンジなのだが、

でてくる音楽は、とてもよく歌っていて、

気持ちよく、こういうアレンジ本があったら、購入したい、

と思うようなクオリティーがある。

それはどうしてか、を考ええながら聴いてみたもの。

その結果で、自分なりに思ったところは、以下の2点。

 

1つは、3拍目(8ビートだと3と7)の表現の豊かさ。

セーハさんは、ここで、ネイルアタックを多用している。

このネイルアタックが実に多彩。強弱や、弾く弦、

そして、左手がスラーを響かせるときは、アタックを使わない、

といったことが自由自在になされている。

おそらく、ご自身はこういうところを全く考えず、

「最初からできた」のだと思う。

多くの方は、この拍でのパーカッシブ音の入れ方は、

親指での低音弦アタックで入れるのだが、

セーハさんは、それはできないとのこと。

ネイルアタック(人差し指、中指、薬指)でやっているので、

その必要ない、ということなのあろうな、と思う。

 

もう1つは、親指でのベース音の入れ方。

特に、1拍目が多めかな、と思うが、これを8分音符2音で

いれてビート感をだすもの。

この入れる場所は、1拍目以外にも、8ビートを

うまく感じさせるタイミングでの連打でいれられていて、

スピード感とかをだしている。

 

以上、いずれもナチュラルで

「アレンジしていると自然にそうなっている」

というものなのだろう。おそらく

「譜面にするのとか、めんどうくさい」

として、頭と指で覚えているアレンジなのではないかな、と思う。

で、自分は、そういうセーハさんのアレンジ、大好きです。

いろんな曲にチャレンジしていく、とのことで、

今後も記載しております。

今回は、虹、が最高でした。

お子様を寝かせるときに、聴かせているとのこと。

ぜったいにいい子になりますね。

 

・アンプラグド鈴木さん 小平(S) 神田川、赤色エレジー、ぼくたちの失敗、ウルトラQのテーマ

今回のタカミネのギターをラインにつなげて、の演奏だったが、

今回は、どうしてか、1弦の音が全く前にでてこない演奏となってしまった。

この点、残念。

また、赤色エレジーとかは、頭の中では歌詞がずっと

なっているのだろうが、インストとしては、

ずっと同じメロディーの繰り返しとなってしまうので、

曲をご存じない方には、ちょっと退屈になってしまったかも。

最後のウルトラQは、マスターが演奏を聴きながら、

バーブ他を調整されていて、半分マスターの曲になっていたかも。

とか、いろいろ思うところはあるが、

「そこを押し通して淡々と弾き切ってしまう」

というのが、鈴木さん。

マイペースはすべてを超越。なぜかすごく楽しいです。

また、楽しい演奏待っております。

 

・コレクター木村さん 狭山(S) (ギターに関するうんちく)、The strenge girl(ピーターフィンガー)、Vielleicht im nachsten Leben(同)

ギターに関するうんちく、は今回使用のダンマッサーについての説明。

(なんどか本ブログでは記載しているので割愛。

   読みたい方はブログ内検索してみてください。)

なお、演奏終了後にお話ししたのだが、

ピーターフィンガーさんの曲を演奏するために、

カッタウェイのギターが欲しいと思っているとのこと。

「この円高では、木村さんのお目に適うギターは、

  価格上昇がすごくて大変では」、

とお聞きすると、

「今私が持っているギターの価格上昇もすごいと思うので、

  それを売れば(資金は得られる)」

とのこと。納得。

今回は、前回から取り組んでいるフィンガーピックを使っての演奏。

これまで難曲である「ファネスカ」をずっと聴いていたので、

それからすると、易しめに聴こえる。

そのことを演奏後、木村さんに言ってみたところ、

「いやいや、リズムの取り方とか、難しいです」

とのこと。そうですね。納得。

なお、1曲目は後半にアドリブを入れての演奏であったが、

このアドリブがとても木村さんらしい演奏だった。

オープンチューニングでは、こういうアドリブをいれていくと、

そのチューニングのおいしいところがでてくるし、

そのチューニングが自分のものになってくる、と思う。

また、そのようなところで、

「フィンガーピックを使っている感じがなかった」ので、

ずいぶんフィンガーピックも使い込んでこられたなのだな、と思った。

(実はこれも結構大変)

いい演奏でした。

木村さんは、ピーターフィンガーさんの曲、全部で何曲コピーしたのだろう。

そのうち、カッタウェイギターでの新曲演奏も期待しております。

 

・中村さん25 小金井(S) トラベリングクローズ、ティンバーレイクロード、ロコモチベーション、スカーレッツワールド(以上トミーエマニュエル)

お仕事が忙しかった、とのことで、木村さんの演奏中にご来店。

(つまり、コンサート終了直前のご来店)

ギターも持ってこれなかった、とのことで、

豊嶋さんのギターを借りての演奏であった。

中村さんの演奏は、前回も感じたが、とにかく指がよく動く。

トミーエマニュエルさんの曲のコピーだが、ほぼ

「そのスピード」で演奏されるのがすごい。 また、

「まだ練習途中で、途中、壊れるかもしれない」

として、演奏した曲(後ろの2曲・・かな)も、

しっかり完遂。

前回と比べて、一段と安定度が増した感じ。

これは、1つは、前回コンサート終了後に

いろいろな方からサムピックを紹介されて、

いいピックが見つかったことがあると思う。

TABのサムピックだが、今回これをつかっていて、

この親指のピッキングがすごく安定していた。

またそのスピード感がすばらしい。

弾いていて実に気持ちよさそう。

豊嶋さんのギターも、気持ちよくなっておりました。

以上、よかったです。

お仕事忙しそうですが、無理をなさらないように。

 

コンサート終了後

今回は、小島さんのナターシャLC30と、

セーハさんのギブソンL-00を弾かせていただいたので

その感想を。

 

小島さんのLC30は中国製とのことだが、

質感として、マーチン系でもギブソン系でもない。

「フィンガーピッカー向けに作られたギター」

という感じ。各弦の音の分離がとてもよい。

かつ、それらの音の反応範囲が広くて、かなり強く

弾いても、音の出方がさちる感じがせず、

付いてきてくれる感じがあるもの。

逆に言うと、しっかり弾いてやることで、

よさがでてくる楽器だな、と思う。

ちなみに、指板幅は43mmとフィンガーピッカー向け

としては狭めに思う。ただ、そのネック感は、「芯がしっかりしている感」

が強く、全体的に楽器は重めで、確実になってくれる感じがあるもの。

小島さんにはピッタリと思う。

 

セーハさんのL-00は、このLC30とは全く違った質感。

弦長628㎜とのことで、弦のテンションも少し緩め。

で、音の方は、軽く弾いてなってくれて、けっこう

早めに音の上限に達してしまう感じがある。

ただ、その感じが、

「軽く弾いて、すぐにいい出力でなってくれて、

 強く弾いても、暴れることなくまとまってくれる感」

になっていて気持ちいい。

優秀なコンプレッサーを通して弾いている、といった感じ。

「お気楽フィーリング」がゴキゲンなギターだ。

室内で、すぐ手にところにおいて、楽しむには最高のギターと思う。

これはセーハさんの演奏にぴったりだ。

 

よいギターは、行くべき人のところに行くものなのだな。

 

自分も、鉄弦のギター探してみたくなるが、

クラスタでこういうことを毎回してしまっているので

ハードルが激上がりしてしまっている。(想定外弊害?)

 

以上、今回も楽しかった。

また来月、よろしくお願いします。

 

<過去の4月のフリーコンサートレポート>

2023-04-16■2023-04-15(土)#248クラスタフリーコンサート

https://y1kirihara.hatenablog.com/entry/2023/04/16/111452

2022-04-17 ■2022-04-16(土)#236クラスタフリーコンサート

https://y1kirihara.hatenablog.com/entry/2022/04/17/105343

2021-04-18 ■20210417(土)#224クラスタフリーコンサート

https://y1kirihara.hatenablog.com/entry/2021/04/18/074716

自分の演奏曲)海の声、カブトムシ、OPUS1310、三文楽士の休日、ブルース

2020-04-19 ■20200418(土)クラスタフリーコンサート中止

https://y1kirihara.hatenablog.com/entry/2020/04/19/074943

2019-04-21 ■2019.4.20第200回クラスタフリーコンサート

https://y1kirihara.hatenablog.com/entry/2019/04/21/105047

自分の演奏曲)上を向いて歩こうなごり雪、桜坂、ハナミズキ大きな古時計、七つの子

2012-04-15 #116クラスタフリーコンサート

https://y1kirihara.hatenablog.com/entry/20120415

 自分の演奏曲)ハナミズキ、桜坂、ファミリー(オリジナル作成中)、なのみ通り(オリジナル)、七つの子

2008-04-20 #68クラスタフリーコンサート

https://y1kirihara.hatenablog.com/entry/20080420

自分の演奏曲)ナウアンドゼン、白鳥の湖、桜色舞うころ、漣、6番町ラグ

2007-04-15 #56クラスタフリーコンサート

https://y1kirihara.hatenablog.com/entry/20070415

自分の演奏曲)C調言葉にだまされて、夏をあきらめて、クラウディア、YaYa

2006-04-16 #44クラスタフリコン:異種混合

https://y1kirihara.hatenablog.com/entry/20060416

 

<過去の今日>

2023-04-21 ■2023-04-20(木)メモについて

https://y1kirihara.hatenablog.com/entry/2023/04/21/080547

2022-04-21 ■2022-04-20(水)アヌアヌエのギターがいい感じに

https://y1kirihara.hatenablog.com/entry/2022/04/21/075956

2021-04-24 ■20204020(火)TODOリストの重さ

https://y1kirihara.hatenablog.com/entry/2021/04/24/205927

2020-04-21 ■20200420(月)透明のグラサン

https://y1kirihara.hatenablog.com/entry/2020/04/21/074814

2019-04-21 ■2019.4.20第200回クラスタフリーコンサート

https://y1kirihara.hatenablog.com/entry/2019/04/21/105047

2018-04-20 変化を考え中

https://y1kirihara.hatenablog.com/entry/20180420

「山の中腹の太陽光発電
http://d.hatena.ne.jp/y1kirihara/20170420
「少し速くなった」
http://d.hatena.ne.jp/y1kirihara/20160420
「ガラスペン」
http://d.hatena.ne.jp/y1kirihara/20150420
里山資本主義」
http://d.hatena.ne.jp/y1kirihara/20140420
「レースの準備」
http://d.hatena.ne.jp/y1kirihara/20130420