■2022-05-21(土)#237クラスタフリーコンサート

今日は、自分としては毎月のお楽しみの日。

東京には12時前についたが、今日は打楽器店まわりをした。

この話はまた書く機会があれば書こうと思う。

 

クラスタには、雨が降りそうだったこともあり、少し早めに移動して

5時55分ごろ到着、1分せずに、鈴木さんもきたと頃で

お店がオープン。(マスター、ちょっと早め、ありがとうございます。)

 

そこから6:30開演で演奏がスタートした。

毎回楽しいが、今回もよかった。

それでは、以下感想です。

 

演奏者順、曲順は、クラスタのホームページから

頂いています。マスター、ありがとうございます。

(演奏順)(N:ナイロン弦、S:スチール弦、U:ウクレレ

・アンプラグド鈴木さん 小平(S) 神田川赤ちょうちん、妹、22歳の別れ、なごり雪

いつものことだが、プロレスTシャツに、ジャージズボンという

体育系のいで立ち。今日は、かぐや姫の曲。

鈴木さんは、やはり「70年代フォークソング」が似合う。

インストなので、歌詞はないのだが「歌詞を大事にした」演奏。

このところ、ギターの演奏は毎回しっかりしてきているなあ、

と思って、コンサート後、御本人にお話を伺ったところ、

一時期指の故障(職業柄)があったとのこと。

今、それが癒えた感じなので、また頑張ろうと思っているとのこと。

よかったです。応援しております。

なお、最近の歌手の曲も練習を始めているご様子。

こちらも、期待しています。

 

・メリル豊嶋さん 小金井(S) キングコングゴーズトゥタラハッシー、マーブル、風の詩

赤のライトジャケットにベレー帽でのご来店。

シャツも黒とグレーの縦じま。豊嶋さんはおしゃれです。

演奏も、1曲目からよかった。

このところ、ジャズのフィーリングを追っている、とのことだが、

よくわかる。

文章では表現しにくいのだが、リズムが「ジャズの重めのリズム」

というか、「後ろの少しひっぱったリズム」に

なってきていて、それに伴い、右手がひっかくような

バタバタした動きがなくなっている。

それが、意識せずにできているのだな、と思う。

「演奏しながら、忘れてしまった曲名を

  思い出そうとしていた」、

とのMCでおっしゃっていて、すごくリラックスした演奏ができているのだと

いうことがわかる。

ということで、曲のフィーリングを存分に楽しめる

演奏でした。よかったです。

 

・渡辺さん(初) 町田(N) チェロ組曲1番より前奏曲、アルマンデ、メヌエット(バッハ)

マスターのお店の掲示板にも記載されているが、

「第一回アマチュアギターコンクールの優勝者」

とのこと。すごい。

一方ご本人の出だしのMCは、

「ここ何年もクラシックギターは人前で弾いていません」

とのこと。

以上両方の情報があって、どんな演奏が聴けるかな、と楽しみになった。

結果は、やはりすごくしっかりした演奏だった。

バッハを演奏されたが、演奏に集中して完全に目を閉じての演奏。

1音1音きれいに響いてきて,、

すごく弾きこんだ曲であることがわかる。

やはり、コンクールで優勝するような方は違う。

なお、

「最近はポルトガルギターでファドの伴奏している」

とのこと。自分はポルトガルギターというのを全く知らないが、

お話によると、「ギターのチューニングがかなり特殊」

で、「特殊なフィンガーピックをつけて弾く」とのこと。

加えて、ファドってどんな感じかもお話されていたが、

ポルトガルの演歌みたいなもの」で、

「曲としては、久保田早紀の異邦人」とのこと。

・・・わからない・・・。

やはり音楽は聴かねばわからない。

インターネットで探してみようか、と思うが、

そのうち、ここで渡辺さんの演奏を聴きたいな、とも思う。

また、来月以降も出演されるとのこと。

そのうちお聞かせ頂けること期待しております。

 

・ノビ阿部さん(初) 井の頭(U) イッツオンリーラブ(ビートルズ)、ハニーパイ(同)、エリノアリグビー(同)、よろしく哀愁

豊嶋さんのお誘いで急遽ご参加となったとのこと。

グレーのハンティング帽がお似合い。

演奏は「ウクレレによるカッティングソロ」の演奏。

曲目がビートルズ中心だったので、志原さんが、方向性が被っている、

とおっしゃっていたが、そういう感じ。

パイナップル型の(テナーと思う)ウクレレで、

親指で、4弦をザクザクカッティングする。

単音のところもあるのだが、印象としては、

4弦全部、といった印象が強い。

特に、アップストロークが強めの感じ。

自分としては、最後の郷ひろみで有名な、

よろしく哀愁、が面白かった。

前半がちょっとスピードを落とした、

南沙織(カバーをしているそう)をイメージしたバラードバージョン」

で後半が、「郷ひろみバージョン」

とのことだったが自分としては、

後半が好きかな。

阿部さんのカッティングの力強い部分が

ぞんぶんに発揮されていた。

また、期待しております。

 

・ダンシャーリー市來さん 調布(N) フィガロの結婚より恋とはどんなものかしら(モーツアルト)、ピアノ協奏曲20番第2楽章(同)

今日はクラシックギターの演奏。

ここしばらくウクレレでご参加されていたので、

新鮮に感じる。

市来さんの演奏は、毎回

「その曲を聴いて弾きたくなってしまってアレンジしてみました」

ということを感じるもので、その曲のいいところを、

ストレートに表現するところがいいところ。

「この曲、かわいいでしょう。フフフ・・・」

とMCで、いつもの笑顔で語られると

こちらも笑顔で元気になれる。

なので、市来さんの演奏は、その曲を知っていると

より楽しめるものと思う。

楽しい演奏でした。

 

・新宿志原さん 新宿(S) 恋を抱きしめよう(ビートルズ)、デイトリッパー(同)、レディマドンナ(同)、レボリューション(同)

今日は、「ジージャンの下にギブソンのTシャツ」でのご来店。

ということで、今回は、ギブソンギターハミングバードによる

カッティングソロだ。

自分は、志原さんのこのスタイルの大ファンであり、

すごく楽しめた。

今回は、トミーエマニュエルをユーチューブでみて、

それを、カッティングソロでやろう、と思ったとのこと。

(そう思えるのは志原さんのみではないかと思う。)

で、演奏の方は、やはりすごかった。

カッティングソロなのに、ベースとメロディの両方が

聴こえる。そして、ドラムも。

そしてなにより、リズムがすばらしい。

毎回思うが、ストリートで弾いたら、

すごいことになると思う。

なお、自分は、トミーを彷彿とさせる、最初の2曲も

すばらしかったが、最後のレボリューションもよかった。

最高です。

 

・スタンディング竹井さん 練馬(N) ロレットの店で(ミッシェルデルペッシェ)、カヴァティーナ(S.マイヤーズ)、オブリヴィオン(A.ピアソラ)、イレーネ(M.ペレイラ)、リップスティックトレーシス(マイケルシェンカー)

お久しぶりの竹井さん。

自分は、現在クラシックギターを弾くときは、

紐のストラップを使っているが、これの入手元を教えて

くださったのが竹井さん。感謝しております。

いつものように立っての演奏。(腰の調子は大丈夫でしょうか。)

 

毎回、南米テイストが入った、リズムと運指が難しい

曲を弾かれるが、今回もその方向は変わらず。

ただ今回は、リズム系というよりバラード系の選曲。

で、おもしろかったのは、最後の曲。

なんと、マイケルシェンカー。しかし、

まったくマイケルシェンカーに思えなかった。

なるほど、クラシカルな(といっていいか、わからないが)ロックでは、

こういうバラード系の曲が入っていて、

それが、とても美しかったりする。

そういう曲をギターソロでやるのも、確かに面白い。

竹井さんの音楽の趣味は相当広そうだ。

ちなみに、自分としては、竹井さんの演奏は

ピアソラの演奏が好き。今回もよかった。

また、期待しています。

(面白い選曲も期待しています。)

 

・自分 日立(N) 風の詩を聴かせて、風をあつめて、怪物

今回のテーマは風。

サザンの「風の歌を聴かせて」は、弾いてみると、

曲の盛り上がりが少なくて、

いろいろアレンジをいじってみよう、

と取り組んだのだが、やってみたところ、

中途半端に動かすよりそのまま弾いた方がいい、となった曲。

なので、歌だけを頭で思い浮かべながら演奏。

ちなみに、逆に崩すなら極端に、ということで、

3拍子で弾いたりもしていたが、そうすると、

これはまた、かなり違った曲となった。

もしも何かの機会があればやってみようかなと思う。

次の「風をあつめて」、は知っている方は知っている、

はっぴいえんど細野晴臣さんの曲。

ちなみに、自分は「細野さんのアコギ演奏」が好き。

(フェバリットは「午前3時の子守歌」)

そこで途中の間奏部分で、そういう感じの部分を

無理やりアドリブでいれてみた。

ちょっと指の調子がよくないので自由自在とはいかなかったが、

気持ちよくは弾けた。

最後の怪物は、スピードを75%にすれば、

確実に弾けるようにはなっていたのだが、

どうしても、スピード感をもった演奏をしたくて、

そういう演奏をしたが、やはり(当然か)

うまくいかなかった。

しかし、この「フリコンの場で演奏すること」

は、必ず得るところがあると思っているので、

チャレンジしたい。

このところ、チャレンジしているYOASOBIの曲

については、いずれも満足な演奏をできていないが、

毎回1曲ずつでも、チャレンジは続けていこうと思う。

 

ラグタイム北村さん 藤沢(S) ラグタイムギャル(オリジナル)、ピッグアイロン(・・・)、ラグタイムパレード(オリジナル)

今回も、すごい演奏だった。

ちなみに日時を失念してしまい申し訳ないのだが(確か6月前半)

クラスタでワンマンライブの予定、とのことで、

そのために、曲目を増やす努力をしているとのこと。

今回は、そのためにチャレンジしている曲が演奏された。

特に面白かったのは、2曲目。

(ギタリスト名は、「ああ、あの方」と思ったのだが、

  ド忘れして思い出せず。ギャロッピングの凄腕ギタリストです。

   思い出したら追記します。)

「すごいスピードの曲で、コピーを諦めていたが、

 ユーチューにあったので、スピードを落として

  コピーに取り組んでみた」

のこと。

で、「ピッグアイロン75」としての演奏だったが、

「これで75%なのか」というスピード感あふれる演奏だった。

ちなみに、「オリジナルの速度は?」

とお聞きしてみたら、ベース音で示してくれたのだが、

「はや回しか」、と思ってしまうようなスピードだった。

自分としては、今回の北村さんくらいのスピードの

方が、いい感じに思える。

最後の曲は、ご自身のオリジナルながら、

思ったように弾けずに悩んでいた曲、とのこと。

スピードがですぎてしまうことが理由と。

で、うまく弾くための1つの手段として、

空ピック的な前奏をつけて、スピードを調整してから

スタートすればよい、とのことで、

それを実演されての演奏だった。

なるほど。

スピードの調整は、自分もうまくいかないことが

多いので(今回もそうだった・・・)

試してみようかな。

 

・グールド賀谷さん 国分寺(N) タンゴアンスカイ、少年時代、銀河鉄道999

本業は凄腕ピアニスト。で、ギターは始めて間もない

状況なのだが、毎回、その進歩に驚いている。

今回も劇的に進化したのだが、それが

右手であったので、一段と驚いた。

本来、ギターの右手については

劇的に進化する、というのがしにくいものと思う。

とくに強弱の部分は、強く弾けるなら

最初から弾いているだろう、と思うのだが、

今回の賀谷さんについては、この右手の音量が

劇的に改善されていたので驚いた次第。

なにをどのように変えたら、こういう変わり方をするのか、

ならびに、それまで音量がでない弾き方というのは

なにが、そうさせていたのか、

というのは、できれば是非とも聞いてみたい。

(と思っていたが、フリコン終了後は失念してしまった。)

ちなみに、自分は右手の動きの改善は

すごく苦手。いまだにトレモロもできない。

なので、こういう変化は大変興味がある。

演奏の方は、興味深かったのは、

少年時代と999で、メロディにスライドを

入れたり、ビブラートをかけるのが、

絶妙であった点。

「ピアノではできない表現」なのに、

それらが、無意識的になされているのがすごい。

凄腕ピアニストではなく、凄腕マルチプレーヤーなのだろう。

ギターもどこまで上手になるのだろうか。

期待しております。

 

・ウェザー若林さん 府中(N) (お天気概況)、雨だれ(リンゼイ)、月光(ソル)、マリアルイサ(サグレラス)

音がすごくよくなった。

聞くところによると、

「水曜日にスパルタ教育が施されている」

とのこと。なるほど。

曲はいつもの曲なのだが、というか、いつもの曲ゆえ、

音質が改善されたことがすごくよくわかる。

特に雨だれは、最初の1フレーズから、音が大きく、

張りがある音になっていた。

なお、音が大きくクリアになった、ということは、

音の表現の幅が広がった、ということ。

1曲の中で、いろいろ表現を広げたアレンジというのも

聴いてみたい。

期待しております。

 

・コレクター木村さん 狭山(S) ファネスカ(ピーターフィンガー)、カムトィマイウィンドウ(同)

いつもの2曲。今回思ったのは、

リズムが安定した、ということ。

最近、ギターではなくバイオリンを手に入れたとのことで、

意識がそちらに行ったため、ギター曲については

「少し冷静になれた」とのこと。

確かに、なんとか弾こうとして、

「追い込むように、追われるように」

という感じで弾いていたのが、

「落ち着いて1フレーズずつ」

という感じとなっていた。

格段に聞きやすい。

また、その効果と思うが、速いフレーズにおいても、

バタバタしか感じではなく、レガートっぽい

表現になっていて、こちらも聴きやすくなっている。

ピーターフィンガーさんの

「すべての音を、フィンガーピックをつけてクリアピッキング

というのは、ピーターフィンガーさんならではであり、

木村さんの演奏としては、レガートでの演奏の方が

あっていると思う。

(木村さんはコピーに拘られるのかもしれないが)

以上、1歩ずつの進化、見習いたいです。

 

フリーコンサート終了後

今回は、自分の指の調子もあり、

どなたかのギターをお借りして・・というのは

せずに、いろいろな方とのお話を楽しませて頂いた。

そういえば、自分はこのブログでいろいろ書くので、

これまで、フリコン終了後の他の方との会話は、

あまり積極的でなかったかな、と思う。

話は、いろいろ楽しかった。

今回、久しくご無沙汰であった、ビラ松尾さんもご来店。

いろいろお話をすることができた。

(ちなみに、自分のギター用の爪みがきは、松尾さんの

  おすすめ品)

今は演奏の方はご無沙汰とのことですが、

聴くのは楽しめたでしょうか。

 

以上、今回も楽しかった。

なお、次回は指の調子の関係で休む予定としております。

(そうでもしないと、どうしてもギターを毎日

  弾いてしまい、本格的に壊しそうなので。)

とはいえ、復活次第、また参加していきますので

引き続きよろしくお願いします。

 

■過去の5月のフリーコンサート

2021-05-20 ■20210520(水)クラスタのフリーコンサートは実施していたとのこと

https://y1kirihara.hatenablog.com/entry/2021/05/20/074354

2019-05-19 ■20190518 #201回クラスタフリーコンサート

https://y1kirihara.hatenablog.com/entry/2019/05/19/112010

2014-05-17 #141クラスタフリーコンサート

https://y1kirihara.hatenablog.com/entry/20140517

2012-05-20 #117クラスタフリーコンサート

https://y1kirihara.hatenablog.com/entry/20120520

2008-05-18 #69フリーコンサート

https://y1kirihara.hatenablog.com/entry/20080518

2007-05-20 #57クラスタフリーコンサート

https://y1kirihara.hatenablog.com/entry/20070520

2006-05-21 #45クラスタフリーコンサート

https://y1kirihara.hatenablog.com/entry/20060521

 

<過去の今日>

2020-05-22 ■20200521(木)在宅勤務の工夫

https://y1kirihara.hatenablog.com/entry/2020/05/22/082142

2019-05-22 ■20190521(火)スーパーフィートを再使用

https://y1kirihara.hatenablog.com/entry/2019/05/22/123000

2018-05-21 歯の状況がよくない・・・

https://y1kirihara.hatenablog.com/entry/20180521

「Misfitによる運動量モニタリング」
http://d.hatena.ne.jp/y1kirihara/20170521
「近所の鳥」
http://d.hatena.ne.jp/y1kirihara/20160521
「出張と楽器」
http://d.hatena.ne.jp/y1kirihara/20150521
「筋肉の疲労の種類」
http://d.hatena.ne.jp/y1kirihara/20140521
敦賀での夕食の定食」
http://d.hatena.ne.jp/y1kirihara/20130521