■20190518 #201回クラスタフリーコンサート

マスターからクラスタのBBSに

Kiriharaさんは(~中略)

「今回も詳細レポートのため丁寧にメモを取りながら聞かれていました」

とのご紹介を頂いておりますが、詳細といえるものでは、ございません。

また、完全に個人的な(シロウトの一趣味人の)感想として、ご理解ください。

注)曲目はクラスタ田中マスターの掲示板から頂いております。

演奏者のご紹介です。(演奏順)(N:ナイロン弦、S:スチール弦、M:マンドリン

Hamakawaさん 川崎市(サイレントS) ジャストザウェイユーアー(ビリージョエル)、エブリシング(ミーシャ)、マイラブ(Pマッカートニー)

まずもって、選曲が自分としては、「ストライクゾーンど真ん中」。

また、音色としても、Yamahaのサイレンとギター(スチール弦)で、

こちらの音も自分の好きな(というか、慣れ親しんだ)音。

いい演奏でした。

前回よりリズムが安定していて、

(ご本人も、そこに注意したとおっしゃっていました)

例えば、1曲目のの「ジャスト~」では、途中、

「ちゃっ」という軽いストローク的な音を

いれていたが、リズムが安定しているので、とても

気持ちいい。

2曲目、3曲目も、メロディーを大事にされた

演奏で、好印象。

ただ特に2曲目で感じたのだが、低、中域の音が、

「もやっているように」感じられるようなところがあり、

ここらへんがすっきりさせられると、更に

曲、演奏が引き立つと思う。

自分も同じサイレントギターを弾いているのだが、

実は、この点、自分は結構難しく感じていたりする。

曲、演奏ともとても好きなので、また聴かせてください。

アンプラグドSuzukiさん 小平市(S) さよならぼくの友達、ぼくたちの失敗、たとえばぼくが死んだら(以上、森田童子

最初に準備運動として弾かれた、「ふるさと」も、

とてもSuzukiさんらしい演奏で、こちらもよかったです。

さて今回は、森田童子特集とのこと。

こういう曲を、そのアーティストが好きな方が、

「好きな曲を、その思い入れを込めて弾く」

という演奏をされると、単なる演奏として聞こえるだけでなく、

その時代、自分は・・・といったことが思い出されて、

それも、楽しい時間。

そういう時間を頂きました。ありがとうございます。

トミーNakamuraさん 新宿区(S) Angelina(Tエマニュエル)、Apretty girl milking a cow

来週はトミーエマニュエルのライブを見に行かれる予定なるも、

仕事の方で、難しい状況発生とのこと。

よい時間が過ごせること、祈念しております。

さて、演奏の方は、前回と同じ選曲。

演奏としては、前回よりリラックスした感じで、

より普段に近い演奏であったのでは、と思う。

で、自分としては、曲としてはAngelinaの方が

好みで、ただ、演奏としては、Apretty~の

方がよかった。

Angelinaの方なのだが、ピックと指で

演奏なのだが、(この曲では、ピックパートがかなり多い)

これで難しいのが、

「メロディーをうきださせること」

(と自分は思っている)

指で受け持つところが小さくなりがち、

というのと、ピックで弾く場合、メロディーと

伴奏の差をどうやって強弱つけていくか、

が難しいため。

自分も、ピックソロも練習しているので、

そのうち、クラスタでもやってみようかな。

 

Udagawaさん 中野区(S) ザウォーターイズワイド、タイムアフタータイム、トトラの島

Udagawaさんも前回と同じ選曲。

演奏としては、1曲目がよかった。

解放弦の音が多く、コードの響きが美しいアレンジが、

ウォーターロードのきれいなギターの音とマッチングしている。

2曲目のタイムアフタータイムは、メロディーパートが

もっと前にでてきた方がよいと思う。

3曲目は、

「リンテン先生も自分の曲で、思い入れがあるようで、

 習っているけど、なかなかOKが頂けない」

とのこと。

そうかもしれない。曲想がバラードであり、

「思い入れを持って、曲を自分なりに表現していく曲」

と思うので、ただ弾けるだけ、ではOKいただけなさそう。

でも、OK頂いた演奏を是非とも聴かせて頂きたい。

 

Ichikiさん 調布市(S) ムードフォーアデイ、卒業写真、あの日に帰りたい

D28での演奏なるも、そのD28は、本日の演奏で最後。

明日、委託販売にだされるとのこと。

いい音だしていらっしゃったので、ちょっと

もったいない、という気もする。

現在、相当本数持っていて、

「終活として3本に絞る」

とのこと。

クラスタの観客の方の、

「無理じゃないか」

との心の声が、聞こえた気がした・・・・・

 

さて、演奏の方は、すごくよかった。

鉄弦のインストで、長い期間、ギター演奏を

趣味として続けられている、というのが

即わかる演奏。

いずれのアレンジも、頭の中で歌いながら

弾けているもので、

ちょっとした歌いまわしの変化や

アドリブ的なところが自由に入ってきて、

実に楽しそう。

ごきげんな演奏でした。

おそらく、いろいろな曲をアレンジされている

と思うので、いろいろ聞かせていただきたい。

 

フラメンコIbataさん 杉並区(N) ファルーカ、ブレリア、マラゲーニャ

正直、前回の演奏よりかなりよかった。

1曲目は、男性の踊りの曲、とのことだが、

メロディー、トレモロ的な音、

いずれもクリーンにだされていて、とても

聴きやすかった。

2曲目の紹介のMCのときも、

いろいろ観客の方とのやり取りで、

笑顔がでていて、とてもリラックスした感じ。

前回は、「もくもくと」という感じだったので、

この点が、一番好印象。

演奏の方も、そういうところが反映されたのでは、と思う。

 

ただ、3曲目は、ちょっと前回同様の、

「はっきりしない音が、ちょくちょく入る」

というところがあった。

で、じっくり見ると、曲の冒頭から、

かなり左手がストレッチしたコードと

なっていて、そもそも、難しい曲なのだと理解。

(少し小さめのギターとかにしたら・・・

  とか思ってしまった。)

 

Kamikojiキーちゃん 杉並区(S) ヨーソロ、かすていら(中川イサト)、ヘイジームーン(中川イサト

1曲目のヨーソロも中川イサトさんの曲だろうか?

しかし、女性で、中川イサトさんのかすていらを弾く方を

始めてみた。

中川イサトさんの曲としては、かなり初期の方の曲。

昔々、自分も弾いて楽しんでいた曲だったので、

とても懐かしく感じた。

演奏の方は、大変ピッキングが強く、音がはっきりしていて

気持ちのいい演奏。

ギターの音自体、スチール弦で、張りが強くて

重そうな感じの音なのだが、

(モーリスのギターだろうか。日本製ギターの音に

  思えた・・・)

ピッキングはそれをものともせず、バリバリ弾いていた。

ギターを上手くならせているので、よくギター

弾かれているのだろうなと思う。

他にもイサトさんの曲とか弾かれるのだろうか。

(Opus1310とか聴いてみたい。)

自分さん 横浜市(サイレントN) ブルーライトヨコハマ、よこはまたそがれ、好きになった人、喝采

前回、3曲で時間が余ったので、4曲準備。

で、毎回テーマを決めるが、今回は長崎から横浜に

戻ってきた、ということで、横浜の曲を2曲選曲。

いずれも懐かしの昭和歌謡となったので、

その線で、あと2曲選んできた。

こういう選曲だと、うまく弾くとかでなく、

「どれくらい、その曲への思い入れを入れられるか」

みたいな感じとなる。

それが入れば、あとは曲が勝手に、

「気持ちの良い状態まで引っ張っていってくれる」

というところになる。

ということで、演奏自体は、やっぱり

クラスタのステージだと、自宅でのデキの

5割から8割くらいとなってしまったが、

曲に助けて頂き、それなりに楽しい時間になったと思う。

さて、来月はどんなテーマの選曲にしようか・・・

 

レフティYamashitaさん 八王子市(S) オフトゥカリフォルニア、バミューダトライアングルエグジット、アローンアゲイン

Kimuraさんは、

「アローンアゲインより、やっぱりYamashitaさんは

 アイリッシュの方がいい」

とのことをおっしゃっていたが、自分は、アローンアゲインが

なかなかいいなあ、と思った。

確かに、ギターの音色、音使いはアイリッシュが会うなあ、

と思うものの、アローンアゲインの演奏も

「弾きたい気持ち」

ががっつり入っているように感じたもの。

こういうポップな選曲も、Yamashitaさんなりのものが

あると思うので、是非ともしていってほしい。

演奏の方は、その前の2曲は、オープンチューニングで

よく練習されたと思われるもの。

自分も昔々オープンチューニングに凝ったことがあるが、

1曲ずつチューニングを変えると、

指使いが、その曲用に頭にインプットされる

ことになるので、複数の曲をやっていくと

ちょっと混乱する。

しかし、それ以上に、オープンチューニング

からの独特の響きがきれいで、そういうのを

上手く使った演奏は楽しい。

ということが、とても伝わってくる演奏だった。

 

Haradaさん(初) 横浜市(S) オネスティ、宇宙戦艦ヤマト

Sumiのギターといっていたので、

あのSumi工房のギターだろうか。

「パリーン」という感じの出音で、

大変張りのある、前にでてくる音だった。

で、オネスティと宇宙戦艦ヤマト

いずれもよく練られたアレンジで、

とてもかっこいい。

特に自分は宇宙戦艦ヤマトの演奏に感動。

自分としても、いくつか譜面を入手して練習したことがあるが、

どうしてもテンポを上げてしまい、

うまくいかない状況になってしまう。

Haradaさんは、少しだけテンポを

落としたような感じで、その代わり

吹奏楽で表現されている

「細部のおいしいアレンジ」

をしっかり取り込んでいた。

こういう曲だと、すぐ熱く(で、速く)なってしまう

自分では、できないだろう。

今回クラスタ初、とのことだが、是非とも

次も期待したい。

ビラMatsuoさん 国分寺市(N) 前奏曲第1番(ビラロボス)、マズルカショーロ(同)、ガボットショーロ(同)

今回もビラロボス3曲。

しかも、まったく譜面なし。

特に1曲目がかなり完成度が高かった。

演奏自体は、頭で理解してのものではなく、

たくさん聴いて、たくさん弾いて、

自分のものにしていく、という感じの演奏。

どれくらいいい演奏を聴き込んで、

どれくらい練習すると、

こういう風になるのだろうか。

全員演奏終了後のフリータイムに、

まわりの方から、

「ずいぶんお上手になったよね」

とのお声がけがなされていた。

自分は以前の演奏は存じないが、

とても短い演奏経験とは思えない。

これから、どこまで完成度を上げていくのか、

期待して聴いていきたい。

 

コレクターKimuraさん 狭山市(M/S) スノーワンダーランド(ギブソンの1915年製のフラットマンドリンにて)/なつぞらのテーマ、鐘の響き(1932年製マーチン0018)

曲名の後に、演奏楽器を追記しよう、と思ったのは、

おそらくKimuraさんの記事が最初かと思う。

さて、そのギブソンのフラットマンドリン、素晴らしい音だった。

マンドリンなので、短音の演奏となり、

ソロで聴かせるのは難しいと思うが、

音自体が、大きく、それでいて、柔らかい音で、

十分ソロとして聴けるものだった。

なお、演奏技術上からと思うが、ピックでの

音程を持たない、「チャッ」という音が、

バックパーカッションのように聞こえて、

これは、Kimuraさんの演奏技術(というかリズム感)

の気持ちよさと思う。

ギターの演奏の方も、このリズム感が気持ちいい。

鐘の響きは、前回の演奏が自分としては

もう一つであったとのことで、練習を積んでの

再挑戦とのこと。

確かに、前回よりさらに動きがスムーズになっていた。

ただ・・・・・

ご本人も気が付いておられたのだが、

演奏途中からと思うが、ギターのチューニングが

ちょっとずれてきてしまったのが残念。

ギターが、マンドリンに嫉妬したのではと思う。

(本当に、こういうことはある。

  新しいギターを手にすると、古いギターはすねる。)

もう1度、チューニングがばっちりの状況で

聴きたいと思う。(ぜひお願いします。)

 

武満Aikawaさん 国立(N) カルカッシのエチュード24番、アストゥリアスアルベニス

Aikawaさんのアストゥリアス演奏が聴きたい。

と思っていたので、ばっちり。

なぜそう思ったのか、というと、前回のフリーコンサートでの

アルハンブラを聴いたため。

あのトレモロをゆっくりできれいにならしきる、

ということは、

「高速アルペジオのきれいな曲は映えるにちがいない!」

と思っていたもの。

で、想像通りの出来栄え。

Aikawaさんの集中力と、音出しのきれいさで、

すごくきれいなアストゥリアスだった。

もう1つ面白かったのが、カルカッシの演奏が

途中で止まってしまったこと。

「まったく違うことを考えてしまった」

とのこと。

観客から、

「演奏のことを考えず、いまの演奏していたの?」

と驚きの声が上がった。

「自動演奏できるくらい、弾き込んでいる」

ということなのか、それとも、

「そういう集中力が、別思考が入って、

  キープできなくなった」

ということなのか・・・。

自分がそういう状況になるのは、

昔弾き込んで、指癖で弾けるようになっていた曲を

5年ぶりに弾いた、みたいな

タイミングではあるが・・・

こういう状況を、もっと詳細に

なにが起こったか聞いてみたい、

という衝動にかられた。

優勝箭Yataさん 国分寺市(N) 前奏曲(サントルソラ)、フランス風ワルツ(クレンジャンス)、コスタネラ午前7時、ファンダンギーリョ(トゥリーナ)

Yataさん来店の時、どの順番にしようかな、と悩まれていたので、

思わず、

「ラストじゃないですか」

と言ってしまい、ラストになっていただいたもの。

でも、これだけのすばらしい演奏なので、やっぱり最後が

合うのでは、というのが、自分の正直な思い。

で、演奏も相変わらず、すごいものだった。

Yataさんは、譜面を用意してのもので、

この点は上述のまったく譜面を見ないMatsuoさん異なる。

Matsuoさんに対しては、

「よく譜面もなしでこんな曲を」

と思うが、Yataさんについては、

「こんな難しい曲を譜面みながら弾けるものでしょうか」

という疑問を持ってしまう。

 

ギター演奏の方は、「譜面をみながらの演奏」

とはとても思えない、

譜面上では表せないであろう表現が

しっかり入った、表情豊かな演奏。

自分としては、1曲目の曲が、1945年の曲、

とのことなるも、響きがとても面白く、

全然古臭くなく、新鮮に思えた。

他、本当に「聴いてよかった」演奏でした。

ありがとうございます。

 

 

以上今回も大変楽しめた。

ありがとうございます。

 

終わった後に、Kimuraさんの

1932年製マーチン0018

を弾かさせていただいた。

とにかく、軽く音が出る。

で、いつまででも弾いていそう、な状況に

入ってしまい、終電逃がさないように、という

焦りがでてしまう状況となってしまった。

Kimuraさん、ありがとうございます。

 

以上。

次回も予約をお願いした。

また楽しみましょう。