#57クラスタフリーコンサート

なんかひさしぶりの感じがして、
「待ちに待った」というような気分での
フリーコンサート!!。

早速感想を。


NGTさん
オリジナル曲2曲とそれに挟まって、
ビートルズメドレー。
いずれも、秀逸。指がよく動くと感心する。。
ビートルズメドレーは7,8曲くらい
入っていただろうか。
「トミーエマニュエルにインスパイアされました」
とのことであったが、たしかに
「それもんの演奏(アレンジ)」
だった。
すごく上手なのだが、あえて欲をいうと、
もっとメロディー部を大きく歌わせると
いいなと思う。
まあ、トミーエマニュエルの演奏と
くらべてしまったので
(それくらいアレンジとしてうまくコピーされている)
そう思ったかもしれない。
いい演奏でした。


MTDさん
自分と同じく連続出場されている。
フラメンコギターなのだが、
このところ、フラメンコ以外の曲目も取り入れていて
自分としては、それが好きだ。
今回は大聖堂。
面白かったが、
やはり大聖堂はフラメンコギターでは音がちょっと
軽く聞こえた。
大聖堂はやはり重々しい深みのある音のほうが
いいと思う。


YMKWさん
なんと、”前回に引き続き”広島市からのエントリー。
前回もいい演奏だったが、今回は前回より、
演奏が丁寧になったように感じた。
ボサノバ、サンバ系がお得意のようだが、
自分としては、速いテンポの曲より、
じっくり聞かせる感じの曲がよかった。
特に、最後にやったオリジナルの粉雪という曲は
よかった。もう一度聴きたい。
「来月もくる」とのこと。
広島から・・・・すごい・・・。


MTMTさん
女性の方なのだが、無理をせず確実に
「とつとつと」弾く感じが味があってよかった。
マスターもいっていたが、
音自体はしっかりでている
のだが、音量がちょっと小さい。
もう少し音量がでると、もっと聴きやすくなると
感じる。


YMDさん
プロの方で、プロの音だった。
単音、ラスケアードいずれも音自体に
表情がある。
1つ1つの音の出し方、
音の切り方まで含めた表情付けがすばらしい。
オリジナルなどは
音の表情からちゃんとストーリーが
浮かび上がってくるという、
すばらしい演奏だった。
また聴きたい。


YMZKさん
なんと1曲目は渡辺香津美の「アマトラフフレイクス」
・・・人前で演奏できる曲だろうか・・・
と思うような曲だが、しっかり演奏されていた。
すごい技術と思う。
これが現代的な曲だったのだが、
次はソルの練習曲を演奏され、
「しっかりした演奏技術」
裏打ちされたとても聞きやすい演奏だった。
香津美の曲とソルの曲の対比が面白かった。
 

AMGIさん
AMGIさんも長く連続出場していて、
毎回どんどん新しい曲を演奏される。
自分はそれを楽しみにしているのだが、
「今回はレパートリーの入れ替え中」
とのこと。
1曲目にブラジルのサントールソラという方の
演奏などがされたが、なかなか骨のある曲に
聞こえた。
これからも楽しみ。


MYKさん
自分のつぼにはまった。
チャキのピックギターを指弾きで
・オールオブミー、
・ハウハイザムーン、
・モーメンツノーティス
のスタンダード3曲。よかった。
ピックギターのざくざくした刻み、
単音でのソロ、本当にジャズギターが
好きなのだろう。
楽しそうに演奏するところもグッド。
来月もでるとのこと。楽しみだ。


TKHSさん
今回は十八番の佐藤正美さんの曲3曲(ボサノバテイスト)で
さすがの演奏だった。
ギターの音もすばらしく
なんか自分には、ピアノのような倍音
美しさを感じた。
これだけ弾けて、こんな音色がだせたら
本当に楽しいだろう。


ということで、ジャズ、そしてボサノバと
続いたところで自分の演奏だったが、これは後ほど。


SIT-Tさん
前回から2回目だが、前回よりずいぶん
落ち着いて演奏されていた。
前回も書いたが、アルハンブラの想い出
トレモロがとてもきれい。


SIT-Aさん
年配の方だが、習い始めて間もないとのこと。
だが、
「一生懸命弾く」
というような気持ちのこもった演奏。
いつも思うがうまい下手より、こういった
気持ちのほうが大事と思う。


MRKMさん
オリジナルアレンジで、
レオナ、グッドタイムチャーリーガットザブルース、京都慕情
といった自分が好きな曲ばかり。
ただ、
結構途中で止まってしまう演奏だったので、
ひょっとするとご本人はそれを気にしているかもしれない。
しかし、
MRLMさんの演奏は音の出し方、きり方、響かせ方、
スラーの入れ方、
といったところをとても大事にしている演奏で、
それが自分の頭のイメージと異なったとき、
ちょっと止まってやり直す。
実は自分は、MRKMさんのその思考の流れが
まるで自分で弾いているように理解できた。
なので、
途中で止まるのがちっとも気にならない。
「こういう音を出したい」
というのがきちんと伝わってくるので、
聴いていて楽しい。
ということで自分としては楽しい演奏だった。


KMYさん
先週緊急入院したとのことで、
心配していたが、演奏自体は、特に問題なく、
しっかりしたもので、安心した。これなら大丈夫。
特に今回は、最後に演奏されたギターの
ソレアレスが最高によかった。


AOYMさん
演奏はいつものオリジナル曲。
この感想より、今回はAOYMさんが
購入してそのままクラスタへもって来たという
そのヤイリのニューギターについて。


ちょっと弾かさせていただいたのだが、
AOYMさんは
「演奏して、軽く感じる」
ということがまず条件としてあるのだろう。
このギターもすごく軽く音がでる。
AOYMさんのギターソロの演奏では、特に
右手親指でのベース音がごく軽く弾かれるが
そういう弾き方で「ついてくる」楽器と思う。
AOYMさんはこのほかにアストリアス
ギターを持っていて、こちらも恐ろしく軽く
音がでるギターだが、その感じに似ている。
ただ、アストリアスの方の軽さにくらべ
こちらのほうが、ちょっと
しっかりしている感じ。
よく言えば芯がはっきりしているという感じ出し、
「アストリアスほど徹底した軽さはない」ともいえる。
いずれにしろ「AOYMさんらしいギター」と思った。
ご本人も同じようなことを思っていたようで、
「同じ傾向のギターを2本持つのはどうかと思ったが・・・」
とおっしゃっていたが、
自分は傾向が好きなギターを2本持つのは、
全く問題なしと思う。
ただ、似ている音のギターでも
ちゃんと違いはあるので、その違いを
きちんと「いいところをみて」
使ってやればいいと思う。
ひょっとして、
似ているゆえ、長く使っていると
優劣をつけてしまうかもしれないが、
そのなっても、メイン、サブと使い分けてもいいし。
(もちろんできればどちらもメインとして
 活躍できればいいと思うが)


以上ほかの方の感想でした。



自分の演奏---------------------
今回は、ド演歌。
矢切の渡し、湯の町エレジー箱根八里の半次郎
という3曲。”こてこて”だ。
自分としては、曲に助けてもらって、
楽しく演奏できた、という感じ。
「演歌を演歌らしく」という第一目標、
ならびに、カポを使って、音色を楽しむ、
以上は及第点といっていいだろう。
ちょっと失敗だったのは、どの曲もなぜか
最後のエンディングにちょっとしくじったこと。
最後まで気を抜かないで演奏せねば・・・。


なお、演奏後、
広島のYMKWさんからいろいろ感想をいただいた。
実は聴いていて、
思わず笑ってしまう自分と、
笑えない、真剣に聞いている自分がいたとのこと。
判る気がする。
続いて、
「海外にいっていたことあるけど、
 そういうとき、日本人らしい演奏というのを
 ずいぶんリクエストされ、自分が日本人というのを
 いやでも感じた」
とのことであった。
これも判る気がした。
「結局自分がそのとき好きと思っているものを
 演奏するしかないんでしょうね」
とお答えしたが、本当にそう思っていて、
今回弾いた曲は、どれもとても好きで、
だからこそ、気持ちよく演奏できる。
自分はどんどん新しい曲をやるが、
これがまずもって第一と再認識した。


以上、最高に楽しい時間だった。



PS
帰り道、KMYさんと途中までいっしょに
帰ったのだが、自然と入院、病気の話に・・・
入院前の病気の状況を聞いたのだが・・が・・・が・・・・・・・



ひえ〜


自分も


減量しよう!!!




<昨年の今日>
http://d.hatena.ne.jp/y1kirihara/20060520



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