■2023-11-09(木)写真の撮り方その4(おまけ)

昨日までバードウォッチングでの自己流の写真の撮り方を記載した。

今日は、おまけでバードウォッチング以外の写真を撮るときについて、をおまけとして記す。

主に撮るのは、昆虫と植物。

 

まず昆虫だが、鳥のときの、「近づかずに撮る」ということを昆虫でもしている。

蝶々とかバッタとかは手のひらサイズ。更にもっと小さいのもたくさんいるのだが、だいたいその被写体から5m以上はなれて撮る。状況によっては数10m離れたところからということもある。つまり超望遠で撮っているのだが、それを見た方から、「よく近くで撮れますね」といったお言葉を頂く。

「いやいや、望遠で撮っています」と答えているが、おそらく理解されていないだろうな、と思う。

 

この撮り方は、ペンタックスの双眼鏡の「パピリオ」を愛用していていることが一因にある。

この双眼鏡は、最短焦点距離が50cmと近く、要するに身の回り数メーター以内のものを拡大してみることも楽しめる双眼鏡だ。これが楽しい。草花なども、身をかがめずに細部まで観察できる。で、カメラの望遠をこのイメージで使っているいるもの。

 

もう1つの植物だが、植物を撮るときも、鳥の時と同様「撮ろうと思ったその場所から撮る」としているが、鳥の場合は鳥が逃げないように、と思ってだが、植物の場合は違う。植物は逃げたりしない。

それでも、「その場で撮る」のは、「その時の光の当たり方や見え方」がその場で撮らないと得られないから。

以前は、きれいだ、と思った花とかは、近くに行ってアップでとったりしたのだが、まったく面白くない。というか、「きれいだ」と思ったきれいさが撮れていない。理由は、きれいだと思ったときと、見え方を変えてしまったから。

もっとわかりやすいのは、太陽がでたり入ったりするときで、一瞬、日が差してきれいだ、と思った次の瞬間、太陽が隠れてしまうと、その見え方は霧散してしまう。

以上を理解して、今は「きれいだと思った場所からの見え方がきれい」、すなわち、「撮ろうと思ったその場所から撮る」としているもの。

 

おそらく、写真が趣味の方はこの「最高のとき」を意識的に狙って切り取っている。自分も、このことを強く意識するようになった。

そして、そういう認識になってから、植物とか景色を撮るのも楽しくなった。

 

以上おまけ。

 

<過去の今日>

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