今日で、その3。今日は、撮影時の方針というか流儀みたいなものを記す。
今回も結論から書くと
「被写体を見つけたところから動かずに撮る」
というのが自分の流儀。
被写体は鳥だが、鳥はそもそも見つけるのが難しい。(水鳥は除く)鳥は非常に用心深く、近づくと逃げてしまうから。鳥たちの用心深さは、生命に関わることなので当たり前と思う。そういう用心深さに加え、視力は飛行しながら餌を探せるくらい高性能なので、こちらが見つけりより先に鳥はこちらを見えている、と思って間違いないだろう。従い、「もっとよく見たいと近づく」としてしまえば逃げてしまう可能性が高い。シャッターチャンスを逃す、ということだ。
故に、被写体を見つけたらその場から動かずに直ちに撮影する。
ただ、距離のある状況で被写体をファインダーに入れるというのは、なかなか難しい。これが普段のバードウォッチングで練習と感じていることの1つ。
で、1枚でも写真に収めたところで、その次に「よりよく撮れる場所に」となる。近づく、というのもここで考える。
近づく場合は、相当遠い位置としても自分は大変ゆっくり、「抜き足差し足」みたいになる。ゆっくり動くことで鳥の警戒心を抑えたい、と思うもの。で、すこしずつ近づいていきながら、写真を撮っていくもの。
こういうことの経験から、「鳥が、こちらに気が付いた」、とか、「気にしている」というのが、わかるときがある。主に双眼鏡でみてわかるのだが、「鳥がこちらを気にして飛び立ってしまう」というのが見えることがあるため。で、この距離が、その鳥が近づくことを許してくれる限界距離、ということであろう。
ちなみに、この距離が大変大きいのはオシドリとかだ。数百メートル離れていても、すぐ逃げてしまう。なので、オシドリの撮影は最初から近い距離がとれる場所を見つけるか、鳥に見つからない距離にいける場所を考えねばならない。
以上、「離れた距離から抜き足差し足」みたいなことをしているので、自分のバードウォッチングは、現在ほとんど一人でやっている。
一番いっしょにいくことが多いのは、もちろん家内なのだが、家内と自分は車で同じ場所にはいくのだが、そのあと、それぞれ好き勝手に動いていて、一緒の場所にいない。
ちなみに、家内は鳥を音で、すなわち耳で探す達人だったりする。で、自分もその能力を身に着けたい、と日々取り組んでいる。ということで、一段と自分のバードウォッチングは「一人でやる趣味」となっている。
閑話休題。
写真の撮り方の話に戻るが、「見つけたところから動かず撮る」というのは、もう1つ意図がある。
この方針の場合、光の当たり方が場当たりになる。つまり順光になるケースもあるが、逆光になるケースもある。もちろん順光の方がきれいなのだが、逆光のケースでも、明るさ調整をなんとかやってとにかく撮る。光の当たり方は、本当にすごくいろいろあるし、藪の中とかは、肉眼では見えないのに双眼鏡やカメラでみると見える、というものもある。
こういうものも、チャレンジして撮る。
そんななかから、「光の当たり方と、それによる見え方の変化が面白い」、と思う様になった。
以上が自己流の写真の撮り方。
本日の話は、結構抽象的かもしれない。もっと具体例を挙げながら細かく書けばよいのかもしれないが、この10倍くらいになってしまうかも、と思うので、それは機会があれば。
<過去の今日>
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