■20211016(土)#230クラスタフリーコンサート

今日は1日、「ついていない日」となってしまった。

午前中、茨城の実家へ行って、草刈をしており、

そこからクラスタへ行ったのだが、大渋滞に巻き込まれ遅刻。

前半の方の演奏が聴けなかった。残念。

その他、自分の演奏の方も残念だったのだが、それは、以下文中にて。

 

それでは、今回の感想です。

NOTE>演奏者、演奏曲はクラスタHPからです。マスターいつもありがとうございます。
(N:ナイロン弦、S:スチール弦、U:ウクレレ

 

・ウェザー若林さん 府中市(N) (お天気概況)、雨だれ(リンゼイ)、月光(ソル)、夜がくる(小林亜星

残念ながら聴けず。曲目はいつものものだが、

どんな演奏になっているか聴きたかった。

また次の機会を楽しみにしています。

 

習志野料理研究家板垣さん 習志野市(N) ドラゴンクエストVより 序曲、王宮のトランペット天空城(全曲すぎやまこういち

またドラクエシリーズ聞きのがしてしまった。

次はしっかりききたい。

 

なお、すぎやまこういちさんが他界されたとのニュースを先日ききました。

ご冥福をお祈りいたします。

 

・松子さん 武蔵野市(N) (アマコン出場のお話)、前奏曲第1番(ヴィラロボス)、エストレリータ(ポンセ)、盗賊の歌(リョベート)

以前お聞きした時は、技術向上で、

いろいろ努力されており、たしか、

メンタルのトレーニングのお話もしていたかと記憶。

(まちがいであったらごめんなさい。)

今回どのような演奏とMCだったのだろう。

是非聴きたかった・・・。

 

・ダンシャーリー市來さん 調布市(S) G線上のアリア(ジャックルッシェ版)、わだつみの木(元ちとせ)、ゴルドベルク変奏曲よりアリア抜粋(バッハ)

ここで、やっとお店に入れました。

さて1曲目。

ジャックルーシェのジャズアレンジを

「無理やりコピーして弾く」

というもの。

ここで、ルーシェの演奏は、「装飾音の嵐」

なのだが、この装飾音を、とにかく

忠実に拾おう、という演奏になっている。

当然ながら、「そんな音数をそこにいれるのは、無理だろ」

という演奏になってしまい、ノリもなにもあったものでない。

しかし、それを超必死になって弾いている

のが、失礼な言い方で恐縮だが、面白かった。

(観客のみなさんからも「こらえた笑い」が漏れていた)

「最高の笑いはまじめである。」

最高に面白かったです。

 

自分としてよかったのは、わだつみの木。

開放弦を含んだコードが多いアレンジだが、

このコード音が大変きれい。

ギターの音もすばらしく、美しい演奏だった。

 

・メリル豊嶋さん 小金井市(S) ろっかばいまいべいびい(細野晴臣)、夢であえたら(大瀧詠一)、黄昏(押尾コータロー

MCで、フォークソングは実は好きでなく、

最初の2曲のような、細野晴臣大瀧詠一などの

はっぴいえんどや、山下達郎とかの曲が好きだ、

とおっしゃっていた。

わかる。(シティーポップとか言われる感じと推察)

その嗜好は、スティービーワンダーが好き、と

いったところにも通じているのだろうと理解する。

 

豊嶋さんのギターの演奏は

そういう感じをギターで表現したいのだな、

というのがよくわかる演奏。

このところギターを変えてからか、

力が抜けた感じの演奏になってきていて、

すごくよかった。

ギターの音は、ちょっと低音弦が古くなり

「弦の死んだ音」になってきている感じに思ったが、

それも味かな、と思う。

それと、黄昏を久々に聞いたが、これも

ずっとよくなっていると聞こえた。

以前は、もう少し力いっぱい弾いている感じが

していたのだが、今は少し力が抜けた感じ。

メロディーでのスライドの使い方がかっこいい曲だが、

それがしっかりでていた。

いい演奏でした。

 

ゴジラ佐々木さん 国立市(N) 山下和仁編「展覧会の絵」より プロムナード、小人、ババヤーガの小屋、キエフの大門

MCで

山下和仁さんの娘さんが弾く展覧会の絵を聴いたが、

 やはり山下和仁さんとは違う。山下和仁さんの演奏は

  山下和仁さんでないと・・・」

とおっしゃっていた。

加えて、佐々木さんは、「山下和仁さんの展覧会の絵を目指す」

とのこと。

「ギターの限界に挑むような演奏」と表現されていた。

で、おっしゃる通りの演奏だった。

まずもって、音がでかい。

かつ、ギターが、

「もうこれ以上強く弾いても、音は大きくなりません」

と言っているところを、

「そうはいっても、もっと魂を込めたいのだ!」

といって、お構いなしに、引き込んでいく感じの演奏。

 

ということで、佐々木さんの演奏の聴き所は、

この「熱さ」なのだな、と再認識。

相変わらず、すごい演奏でした。

 

・HG箭田さん 国分寺市(N) アナトリア民謡による変奏曲(ドメニコーニ)、ベニカシムの想い出(クレンジャンス)

今日、自分は遅刻してしまったので、

いつもの、一番外れの席には座れず、

演奏者に一番近い位置のカウンターの席に

座ったのだが

本当は、こっちが一番いい席だな、と思った。

何しろ、演奏者との距離は2mくらい。

演奏者の手の動きが細かいところまで

しっかり見える。

で、箭田さんの演奏においては、

特に右手だが、本当に動きが少なくみえる。

音数からいって、動きが少ないことは

あり得ないのだが、とにかく無駄がない、

ということであろう。

洗練される、というのは、いらないところがなくなる

ということなのだな、と改めて認識した。

 

曲については、いずれも演奏としては

すばらしかったが、2曲目のトレモロ

美しかった。

ベニシカムというのは、タレルガが生まれた場所に

近いリゾート地の名称とのことで、

タレルガのアルハンブラへのオマージュとのこと。

確かに、そういう曲だった。

自分は、トレモロは修得をあきらめているが

もしできたら、こういう曲を弾けたら、最高だろうな、

と思う。

いつも最高の演奏をありがとうございます。

 

・自分 横浜市(N) 運命(ベートーベン)、新世界よりドボルザーク)、悲壮第2楽章(ベートーベン)、OPUS1310(中川イサト

今回は、残念ながら演奏前から、まともな演奏に

ならない状況になってしまっており、

それをMCでご説明から開始。

詳しくは明日のブログで書いておこうと

思っているが、午前中に茨城の実家の草刈りを

一生懸命したところ、腕が疲れすぎてしまい、

昼ごはん時に、ごはん茶碗を持っただけでも、

腕に震えがきてしまう状況になってしまったもの。

要は、強い筋肉疲労なのだが、ギターを

弾いていて、右手での音量コントロール

まともにできないし、

また、左右の手とも力をこめると

とたんに細かな動きができなくなる状況。

 

しかしせっかくの時間であり、聴いてくださる方の

ためにも、と思い、とにかく気持ちだけでも、

熱くもって演奏した。

 

今回は、前回ジャズで好きだった曲なので、

クラシックの交響曲の好きな曲を演奏した。

 (やさしいアレンジでないと自分は弾けないので、

  いろいろ探して、故・江部賢一さんの

  お手軽アレンジを見つけてきた)

演奏の方は、一応練習はしてきたので、

弾ききりはしたが、思っていた演奏とは

ほど遠いものとなってしまった。

来月、もう1回同じ曲目でやろうか、とか

思ってしまう。

最後時間が余ったので弾いたのは、

上述のような状況だったので、昔から弾いていて、

腕がそういう状況でも、何とかなりそうな

曲を選曲したもの。

 

以上だが、上半身の筋肉も、普段使っていないと

どんどん衰えていっているのは間違いない。

今回のことから、

「演奏の前には草刈しないこと」

という方向でなく、

「草刈りくらいでプルプルしてしまうような

  やわな状況にならないように、普段から筋肉を鍛えておくこと」

という方向の反省をした方がよいのかもしれない。

考えてみよう。

 

・新宿志原さん 新宿区(N) アラビア風奇想曲(タレガ)、大聖堂第1,3楽章(バリオス

今回も、YAMAHAクラシックギターの演奏。

で、観客のみなさんがいっていたが、

ギターの音がよくなった気がする。

弾きこまれているのだろう。

 

演奏の方だが、以前クラシックギター

集中的に取り組んでいた時より、

ずっと落ち着いた演奏となっていて、

技術面、精神面とも、進化したのだなと思う。

 

で、今回は、上述したように

すごく近くで見れたので、演奏での

両手の動きを集中的に

みてみたのだが、やはり志原さんの演奏は

「ロックギタリスト」なのだと思う。

まず左手だが、親指がかなり

カントリーグリップ気味になり、

コードフォームからの動きに見える。

自分のようにフォークソングのコード弾き

からギターを開始したものには、とても

わかりやすい。

 

右手の方は、指弾きなのに、

ピックを持って演奏している

ように見えてしまった。

腕からの使い方が、そうなっている

のだろうと思う。

で、みながら、

「速いパッセージとかは、志原さんの場合は

  ピックで弾いたら、楽勝なのかも」

とか思ってしまった。

そうしたところ、演奏後、ご本人も

同じことを思っているといったことを

おっしゃっていた。

 

ひょっとして、

「ピックと指併用での、クラシック曲の演奏」

をしたら、すごくかっこいいものになったりして。

等ということを考えてしまった。

 

・コレクター木村さん 狭山市(S) (栃木の松元君が新しいギターを買った話)、曲名不明(ピーターフィンガー)、FANESCA(同)

今回もギターはダンマッサー。

それにしても、本当にいい音のギターになった。

自分は木村さんのこのギターの演奏を聴くと、

鉄弦ギターも自分が納得するものを1本欲しい、

と思ってしまう。

 

演奏の方だが、FANESCAは一段とすばらしくなっている。

その変化の具合を言葉にしてみると、

「すごく難しい曲なのだが、難しそうに聞こえなく

 なってきた」、というもの。

自分も、なにかこういう難しい曲を年単位で

時間をかけて取り組む、とかした方が、

演奏技術の向上とかの面ではいいのかもしれない。

(性格的に、かつ、楽しむという目的面でできないし、

  やらないと思うが、一方でそういう曲に会えたら、

   幸せなのだけれど、とも思う。)

 

1曲目の方も、よかった。

「ギターの音の良さを知っている方の演奏」

で、音の響きをご自身で味わいながら、という

感じで、すごくよかった。

 

 

以上、今回も楽しかったですが、遅刻したくなかった。

また、来月よろしくお願いします。

 

なお、来月からは普通の時間帯に戻れるかも、

とのことだが、ぜひそうなってほしい。

ただ、終電は早まったままになりそうで、

お店を失礼する時間は、23時くらいになるかな、と思う。

演奏自体、最後まで聴きたいし、少し懇談の時間も

もちたいので、可能なれば、30分でも早く開始と

ならないかな、とか思ってしまう。

 

さて、今回は、以下に過去の10月のクラスタフリコンの

記事を集めてみました。ご参考です。

 

<過去の10月のフリーコンサート>

2020-10-18 ■20201017(土)#218クラスタフリーコンサート

https://y1kirihara.hatenablog.com/archive/2020/10/18

2019-10-20 ■20191019(土)#206クラスタフリーコンサート。

https://y1kirihara.hatenablog.com/archive/2019/10/20

2014-10-11 #146クラスタフリーコンサート

https://y1kirihara.hatenablog.com/entry/20141011

2013-10-20 #134クラスタフリーコンサート

https://y1kirihara.hatenablog.com/archive/2013/10/20

2007-10-21#62クラスタフリーコンサート

https://y1kirihara.hatenablog.com/archive/2007/10/21

2006-10-15 #50クラスタフリーコンサート

https://y1kirihara.hatenablog.com/archive/2006/10/15

2005-10-16 クラスタフリコン反省

https://y1kirihara.hatenablog.com/archive/2005/10/16

 

<過去の今日>

2018-10-16 スポーツ観戦に思う。

https://y1kirihara.hatenablog.com/entry/20181016

「食べ過ぎの翌日」
http://d.hatena.ne.jp/y1kirihara/20171016
「夜手帳を開こう」
http://d.hatena.ne.jp/y1kirihara/20161016
「自分のデジカメ使用状況」
http://d.hatena.ne.jp/y1kirihara/20151016
「ランニングの状況」
http://d.hatena.ne.jp/y1kirihara/20141016
「今週末のクラスタフリコンに向けて」
http://d.hatena.ne.jp/y1kirihara/20131016