#50クラスタフリーコンサート

今回も楽しかった。
以下感想。


MGさん
いつも模範演奏ありがたく聴いている。
50回連続(4年以上だ!)
を区切りに一旦連続をおりようかな
とのことだったので、いっそう真剣に
聴いてしまった。
自分としては最後のイサトさんの曲
「あいらんど」がすごく
よかった。曲の雰囲気まで表現されている。
できれば、この後も連続出場を延ばして
頂きたいが、
自分の本音をいうと、
MGさんには、模範演奏で最初に演奏するのでは
なくて、普通の出演者として
中盤とか、後半で出演してもらいたい。
MGさんは演奏に対して大変厳しい耳を
お持ちで、いろいろありがたいアドバイス
頂くのだが、その厳しい耳は
ご自身にも向けられるのだろう。
その結果、
「俺はレパートリー増えないし・・・」
とか、
「代わり映えしないし・・・」
との発言になって、最初にそそくさと
演奏してしまっているみたいにみえる。


でも、実際には、MGさんの演奏は十分うまい。
かつ、「真似できない味」もある。
できれば自分はMGさんにはまだまだ連続を
更新してほしいと思う。


ただ、50回というのは、すごい。
「さすがにねた切れだし、ちょっと休息かな」
とのこともわかる気がする。


いずれにしろ、今回もさすがの演奏でした。



AOYMさん
初めてオリジナルを聴かせていただいた。
その2曲が印象てきだった。
「ふるさと」
の方はずいぶん感傷的に聴こえた。
どのようなふるさとで、どんな
ことを思いながら弾いているのだろうか・・・
などと考えてしまった。
「なぐさめ」の方は、MCでもいわれていたが、
確かに簡単な曲。
しかし、簡単な曲ほどその人の歌心は
シンプルに表れてしまう。
他のムーンリバーとか、フライトゥーザムーン
でもそうなのだが、AOさんのやさしさというか
素直さというか、そんなものが
表れた演奏だった。


KTNさん
ご自身でDIシステムを持ってくるだけあって、
音が相変わらずいい。
前回もいい曲だなあと思ったが、
自分としては、前回より更に
演奏表現がよくなっていたと感じる。
マスターも同じ事を考えていたようであるが、
「モーリスFPデー」に是非ともエントリーして
みてほしいと思う。
自分は
「風に会う」、「シンプルライフ
が曲として大好きだ。
(黒猫はちょっとさびしい気がする・・)


NKZWさん
初出場とのことであったが、
ヴィラロボスとか正統クラシックの演奏。
「しっかりした演奏」の印象。
音に強さがあってはっきり旋律が
聴こえる。
しっかりクラシックの練習なさっているのだろうな
と思う。


IWDTさん
今回はすごく安定した演奏に聴こえた。
練習量が増えた?



MTDさん
最初にオーバーザレインボウを
弾いた。
「フラメンコのMTDさん」ゆえ、
なぜ?と観客から質問があったが、
「最初から、フラメンコだと指が
 まわらないんですよ」
とのこと。
わかる。
でも、
オーバーザレインボウ
のような曲をもっと大事に弾いていただきたいな
とも思う。
あれだけ指が動くのだから、
こういった歌う曲を指ならしではなく、
本気で、歌わせる演奏を聴いてみたい。


FNTGWさん
相変わらず音がいい!
演奏もラグリマとか王道もの。
演奏もとても誠実。
でも、自分としては、実は
FNTGWさんが弾く
”くだけた曲”というのが聴いてみたい。
しばらく先だろうか・・。


つぎは自分。これはあとで。


MWRさん
DADGADチューニングで、
1951(?)年製のしぶいマーチン
をばりばり弾かれた。
曲もチューニングのおいしいところを
十分引き出していてよかった。
フリコン終演後触らせてもらったが、
持った感じからして、枯れた感じ。
いい音でした。
このところ、若い方はDADGADを上手に
使う人が増えたなあと本当に思う。


TKHSさん
自分としては、本日のベストプレイ。
特に自分はスペインの子守唄が最高によかった。
「このところ、中毒のようにクラスタに通っている」
というだけあって、
実に楽しそう。お店のギターを使ったのだが、
「ギターが歌っている!」
という感じを久しぶりにもった。
すばらしい演奏でした。
それにしても、本当に楽しそう。


FJSWさん
今回紅一点。(前回もか)
今回演奏の方は、
「あまり練習していないから」
とのことで少なめだったのだが、
自分は彼女のつくるオリジナルに
興味がある。
というのは、ギターでは作りにくそうな
(というか相当難しい)
曲に思えて仕方ないのだ。
普通ギターで作曲したような感じの
曲ではない。
そこにすごく興味がある。
ギターで弾きやすい曲というのは、
手癖に近いものであり、オリジナリティー
でにくい。
なので、どうやって作曲しているのかが
大変興味があった。
直接聞いてみた。
自分はピアノで作曲しているのかな
と思ったのだが、違っていた。
エレキギターで作曲するとのこと。
「押さえるのが楽だから、いろいろできる」
とのこと。
うーん。
そんなことであんな曲を作れるのか・・・・
才能なのだろうな・・・・。


ARMKさん
ひさしぶりのクラスタフリコン
ということでちょっとあがっていたように
みえた。
曲はいつもオリジナル。
本当はバンド形式での作曲編曲で、
エレキが本業なのだろうなと思う。


KMYさん
今回はできが”もうひとつ”に聴こえた。
特に三味線なのだが、
最後のご自身の一番好きだといわれた
曲はさすがの出来だったのだが、
1曲目の黒田節、2曲目の荒城の月
に”どっしりした感じ”というか
”弾き切っている感じ”
がもうひとつに聴こえた。
かつ、そういった単音弾きの曲と
最後の曲でずいぶん違ったように
聴こえた。
なんか新しいチャレンジ始めたのかな、
と思って演奏後聴いてみたが、
特にそんなことはないとのこと。
「伝統的な音を追っていきたい」
とのことだった。
期待しよう。


ASさん
魔笛とか難しい曲をさらっと弾かれていた。
あとアルハンブラとか弾かれたのだが、
トレモロが上手。
フリコン終了後、風笛をトレモロ
で弾かれていてそれもきれいだった。
自分はトレモロが苦手なので
うらやましい。

以上演奏感想。


<自分の演奏>
今日は、先日からブログに書いてあるとおり、
サイレントギターが壊れてしまった為、
夜の練習もいまいち時間がとれず、
目的としていた「久石譲特集」は次回以降にパスした。


以上状況で、
今回、仕上がった曲は2曲。
久石氏の曲を1曲
「summer」とオリジナルの「秋」(仮題)のみ。
いずれも自分としては、曲のなかに
すっぽり入り込んだ感覚があって、
悪くなかった。
ただ、なんか、
あっという間に演奏が終わってしまった感じで
(それなりに演奏時間はあったはずなのだが)
観客の方にどう聴こえていたのだろうか
といったことが、ちょっと不安になった。
あとは、
アドリブを交えた枯葉と6番町ラグ。
こちらは、いつも弾いているものなので、
特に普通だが、やはり久しぶりのスチール弦という
ことで、フレーズとかより音の鳴らし方が今ひとつ。
でも、アドリブを交えて弾くのは、
頭をフル回転させるので、
弾きごこちとしてはいい。
楽しかった。


来月も楽しみだ。

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