#146クラスタフリーコンサート

前回は、第3京浜高速が予想外の渋滞で、
遅刻しかかったのだが、今回も、
「3連休の初日」であったため、渋滞が
ひどくて、お店についたのは、ほぼ5分前。
4時半に家をでたのに・・・


ということで、ばたばたしながらの
お店着の状況だったのだが、内容のほうは
すごく充実していて面白かった。
特に、自分としてはマンドリンでソロをなさった
takatsuさんの演奏に感動した。
他のみなさんもさすがの演奏。
それでは感想を。


POPS shiotsukiさん 昭島市(N) 
いちご白書をもう一度、楓、デスペラード、卒業写真
1曲目のいちご白書・・・については、
自分がお店についたとき、すでにステージ練習で
弾いていて、いいあな、と思っていたのだが、
1曲目として弾いた最初は、緊張されているようで、
「さっき練習していたときのほうが・・・」
と思ってしまったのだが、それは前半のみ。
後半は落ち着いて、いい演奏になった。
その流れで、楓もよかった。
今回もナイロン弦ギターで、加えてお店のマイクを
使っての演奏だったが、マイクののりがとてもいい感じ。
3曲目のデスペラードでは、
「なぜか鉄弦より、ナイロン弦がしっくりくる」
とMCされていたが、中音域をメロディが
ナイロン弦のほうが立つからだと思う。
卒業写真は、特徴的なコードをしっかり
響かせていてこれもよかった。
毎回思うのだが、「前回よりうまくなっている」。
今後も期待。


オシオtoyoshimaさん 小金井市(S) 
アンジェリーナ、オールウェイズ、T−1ブルース、レシバシーズダンス(?)
後半にいくほど、いい演奏だったと思うのだが、
あえて1曲目のアンジェリーナについて書くと、
「トミーエマニュエルのアレンジは、
  テーマをしっかり弾けるようになるところから大変だ」
と思った。
きれいなメロディーなのだが、右手も左手も
スピードと力強さと正確さがないと、
なかなか歌わせることができない。
toyoshimaさんの演奏も、現状では、
重たさを感じてしまう演奏と思ってしまった。
ただ、仕上げられれば、すばらしく歌うアレンジと思う。
ぜひともそこまで仕上げて頂きたい。
他、最初に記載のとおり、後半に行くほど
いい演奏になってきて、最後のブルースは、
ノリノリのリズムが最高だった。
良かったです。


アンプラグドsuzukiさん 小平市(S) 
荒城の月、サウンドオブサイレンス、神田川、22才の別れ、ゲゲゲの鬼太郎
MCでおっしゃっていたのが、
今年の9月までで、77ステージにでたとのこと。すごい!
本日の演奏では、自分としては、神田川、22才の別れが
よかったのだが、それだけでなく、
すべての曲について、
「音楽に入り込んでの演奏」でよかった。
いずれも、「ほぼノーミスの演奏」で
そのノーミスは、suzukiさんがこれまで
「絶対ノーミスで弾きたい」
とMCで言いまくっていたものが達成できたと
感じる演奏だったのだが、
本日の演奏は、その「ミスをしたくない」
という守りの感じはまったくなく、
「感情をこめて弾こう」
みたいな、前向きさ のみがひしひし感じられるもので、
聴いていてとても気持ちがよかった。
やはり「場数は裏切らない」のだと思う。
また、新曲にもバリバリ取り組んでいらしゃるようなので、
今後もすごく楽しみだ。


マンドリンtakatsuさん(初) 文京区(M) 幻想曲2番、前奏曲3番
今日のステージで、自分が一番感動した演奏。
マンドリンで、こういうソロができるのだ、
と感動してしまった。
とにかく演奏技術、表現、気合いずれもすばらしかった。
マンドリンは、トレモロで「連続音」を
表現するのだが、これがまるで
バイオリンの連続音のように、自在に
音量がコントロールされる。
感情が揺さぶられる感じだ。
また、ギターでいうところの
「高速クロスピッキング」が
あらゆるパターンででてくる感じで、
ピック弾きでありながら、コード演奏、
ベース演奏が独立して聴こえてくるような
感じだった。
さらに、「コードソロ」や、「オクターブ奏法」
みたいなところもでてきて、それらが
それぞれ味がある。
また、ご本人は苦手パートとおっしゃっていたが、
指弾きによるパートもあって、
これがまた、実に味わい深いものだった。
以上、自分としては、同じ曲ももう1回
聴かせていただきたいと思ったほど。
最高でした。


shimodaさん 横浜市(S) 
モンバサ、オールウェイズソートオブユー、ブルックスフルーツ
相変わらず「ご機嫌!」な演奏。
マーチン鉄弦での演奏だったが、鉄弦
の歯切れの良さがそのままリズムの気持ちよさ
で でてくるような演奏だった。
また、3曲目はドンロスの曲ということだったが
3拍子で、哀愁というか郷愁というか、
しぶいアレンジが最高。
こういうのを
「ユーチューブの映像からコピーしている」
とのこと。信じられない。
「どうして、そんなことができるのですか」
と聞いてみたところ、
「だって、手も映っているじゃないですか」
との回答。
・・・・できる人はできる、ということなのだろう。
また聴きたいです。


shiharaさん 新宿区(N) フリアフロリダ、11月のある日、プレリュードNo.1(ビラロボス)
今日は足台を使い、ギターを左足にのせた
きれいなクラシックフォームでの演奏。
1曲目は、ぎこちなさではないが、
ずいぶん硬さを感じたのだが、その理由はMCでわかった。
「夕方ここに来る直前の演奏練習で、、
  左手親指をつってしまった。人生初の経験」
とのこと。
「なんとか治ったが、そのあとこのステージまで、
 怖くて弾けなかったし、弾きながら、またつったら
 どうしよう」
と恐れながらの演奏であったとのこと。
演奏のほうは、その指がつるほどの練習量の多さを十分に
感じさせる安定した演奏だった。
ちなみに、演奏フォームについて、
「今日はクラシックフォームでしたね」
と聞いてみたところ、
「クラシックフォームだと左ひじに痛みがでる」
とのこと。
親指とかその肘のことから思ってしまうのだが、
shiharaさんの「本気の演奏」は、
身体の限界を超えてしまう状況なのかも。
本日は、親指の件があったので、押さえていたと
思うのだが、本気で(身体の不調なく感情に任せて)
の演奏は、どれくらいのものなのだろう。
聴いてみたい、と思うが、それはそれとして、
くれぐれも無理をなさらないようお大事に。


甲府のmikamiさん 甲府市(N) 魔笛の主題による変奏曲、ベネズエラワルツ2番
魔笛は前回もすばらしいと思ったのだが、
今回は一段とよかった。
丁寧な音だし、1音1音への感情の込め方など、
自分としては(できないのだが)お手本にしたい演奏だった。
「鍛錬を積み重ねて磨いてきた演奏」といった感じで、
右手も左手もすごく洗練された動きに見えた。
よかったです。


武満aikawaさん 国分寺市(N) 
アベマリア、赤とんぼ(ピンクさんアレンジ)、
翼、ゆみ(佐藤弘和氏)
いずれの曲も、コードというか、音の響きが
すごくきれいで、演奏のほうも、
それらアレンジの特徴を十分に理解して、
それらを活かそうというものだった。
作曲者や、編曲者へのリスペクトを感じる演奏。
すばらしい。
また、マスターが
「昔のガツンとした弾き方からパワー
 はそのままでマイルドさが増して来ました」
と記載しているが、自分もまったく同感。
特に脱力がうまくなったと感じる。
自分も脱力が苦手なので、なにか参考になる
技術があれば、教えていただきたい。
いい演奏でした。


スーパーアレンジャーishimizuさん 武蔵野市(N) 
インカ王女の子守歌、チチカカ湖舟歌キューバの海と花、ワルツピカピカ
昔弾いていたのを思い出しての演奏とのこと。
ちなみに、なぜ昔これらを取り組んだかというと簡単だったから、
とMCでおっしゃっていたが、自分としては、あまり簡単な曲には
思えなかった。
いずれも歯ごたえのある曲で、うまく弾けると
面白さを感じる曲、といった感じ。
そのなかで、自分として特に面白く感じたのは、キューバの海と花。
MCでおっしゃっていたのだが、
「終始ルバートでの演奏で、下手すると何弾いているか、
 まったく伝わらなくなる曲」
自分としてはこれを、
「自在に解釈して、そのときの感情で適当に」
弾けると、ものすごくかっこいいのでは、と思う。
ishimizuさんの演奏もそんな感じで、
とてもよかった。


自分 横浜市(サイレントN) 
禁じられた遊び、ラグリマ、川の流れのように真夏の果実、七つの子
今日は緊張した。
「クラシックの基本曲である、禁じられた遊びとラグリマを、
  自分なりのアレンジせず、譜面通りに」、
ということをしたのだが、これは、まずもって、
「自分が一番苦手とする演奏」
と思う。
ただ、この1か月の自分の夜の演奏は、これで楽しかったので、
チャレンジしてみたもの。
結論は、
「やはり、家で弾くのとここで弾くのは大違い」
で、予想どおり、「納得できない演奏」
になってしまった・・・・・。
やはり、向いていないのだろうな・・・。
しかし、いつかリベンジしよう・・・。
再チャレンジはとりあえず「1年後」に設定だ。


masakiさん 清瀬市(N) 
モデラートロマンス、アストゥリアス、月光、スペインの子守歌
相変わらず、すばらしい演奏。
特に自分としてはスペインの子守歌がよかった。
子守歌なのだが、スケールの大きさを感じる演奏。
で、そのスケールの大きさは、音を大きく弾かれる
ところからではなく、ピアニシモで、静かに
弾かれるところからのダイナミクスで感じるような気がする。
弾いていて、気持ちいいだろうなと思う。
いい演奏でした。


mochizukiさん(久) 武蔵野市(S) 
Bidh ClannVlaidh、Carolan's Recoipt、Merrily kissed the
以前、アレックスデグラッシの曲を
すばらしい完成度で弾かれていたので、自分としてはよく覚えていたが、
クラスタでの演奏は、1年ぶりくらいとのこと。
で、演奏のほうは、さらにパワーアップしているように感じた。
アイリッシュ系のメロディがきれいな曲を
オープンチューニングで、ほぼバレーコードが
ないアレンジで、音の伸ばし方がコントロールされた演奏。
ラインにエフェクターを通しての演奏だったが、
鉄弦でのコーラスの使い方のお手本のような
音色で、音の輪郭が実にきれい。
ぜひとも1年ぶりとかでなく、どんどん
クラスタに来て演奏していただきたい。


コレクターkimuraさん 川越市(S/M) (いろいろうんちく)、年下の男の子/アドリブ
今日はマーチンD28。
まさしく「マーチンあの音」だった。
前回のフジフィルムギターと双璧だが、こちらのほうが、
音色として甘い感じ。
で、音はとてもリッチなのだが、
「弾いてみると、その音が実に簡単にでてくることに驚く」
というギター。
弾きやすい。
年下の男の子は相変わらずスピード感ばっちりの
さすがの演奏だった。
本日は、加えてギブソンのフラットマンドリンも持参。
これがまた、すばらしいトラ目のバック。
で、音もすばらしかった。
「キンキン」とした金属的な音だが、
すごく音が通る感じ。
演奏はアドリブだったが、
kimuraさんは、ブルーグラス
すきなのだろうな、と思う演奏だった。
楽しかったです。


以上、
みなさんそれぞれに独自の味がでてきていて、
自分は全然飽きることがない、楽しい時間だった。


ありがとうございます。



<去年の今日>
「会社のソフトボール大会にて」
http://d.hatena.ne.jp/y1kirihara/20131011

<目に入ったニュース>

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