懐メロ:「どうぞいっしょに」 

懐メロはそのメロディーに「時代」というものを背負っていて、聴く人それぞれにその時代の自分を思い出させてくれる。そして、自然と演奏にあわせてメロディーを頭の中で歌っている。だから懐メロの演奏は楽しい。上手な(というか、気合の入った)懐メロの演奏は、観客みんながいっしょになって合唱しているような気分にさせてくれる。演奏者にとってもこれはとても楽しい。ただ難しいのは、懐メロは毎回同じ曲をやるのはちょっとつらい。だから、懐メロは曲目がたくさんあるに越したことは無い。
クラスタフリーコンサートでは、ミスター懐メロのAさんがいる。100曲くらい演奏曲を持っていそうだ。自分はAさんのアレンジを「お気楽アレンジ」と呼んで尊敬している。どれも曲の肝をきちんと抑えていて、それでいて簡単。効率的なアレンジだ。Aさんが演奏すると、観客はほとんど笑顔になる。もちろん自分も。懐メロ大好きである。