1000-05-07から1日間の記事一覧

オリジナル 

オリジナル曲が演奏されるとき、自分は襟を正す。オリジナル曲は、その人の分身だ。大作か小品かということはあっても、その人となりがもっとも表現されるのがオリジナルだ。そして、その人がCDとか出すような方でなければ、その曲は、この一回しか聴けない…

ギターインストのコピー:「自分のあこがれ」 

演奏する方としては、よくある選曲だ。何事も学ぶことは真似からだ。自分が好きなギタリストや作曲家の曲をコピーして、それを自分なりに人前で弾く。しかし、このごろは弾く方のレベルも相当上がっていると思う。中川イサト氏のコピーなんかが、その楽曲の…

前衛音楽・インプロビゼーション:「この良さをわかってほしい」 

前衛音楽は、前述の民族音楽などより、さらに聴いて楽しむのは難しい。(音楽を難しい簡単で語りたくないが)クラシックの現代音楽とかは、大変な技巧を持って弾かれるものの、聴いている方としては、ただの指の体操にしか聞こえないということもある。ただ…

ボサノバ、演歌、フラメンコ、民族音楽:「好きなんです、これが」 

ボサノバ、演歌、その他の民族音楽を弾く人もいる。そういった人は、その音楽が本当に好きなのだ。そしてその楽しさをストレートに表現しようとしている。こういった人の演奏を聴くのは、難しいときがある。独特の癖みたいなものが壁として感じるときがある…

ジャズスタンダード:「私の歌心」 

ジャズを演奏する方も少なくない。そしてジャズこそ生演奏がいい。ジャズというのは、やはりアドリブだ。たどたどしくても、その曲をその瞬間に自分が歌いたいように歌い上げることが美しい。その歌い上げようとする熱さから、メロディーは自然と変形され、…

懐メロ:「どうぞいっしょに」 

懐メロはそのメロディーに「時代」というものを背負っていて、聴く人それぞれにその時代の自分を思い出させてくれる。そして、自然と演奏にあわせてメロディーを頭の中で歌っている。だから懐メロの演奏は楽しい。上手な(というか、気合の入った)懐メロの…

伝統音楽追求型:「いいものはいい!」

「禁じられた遊び」、「ラグリマ」、「アルファンブラ宮殿の想い出」、「11月のある日」といった人気曲は、ほぼ毎回に近い頻度で演奏される。 クラスタは演奏者のレベルが高いのだろうか、クラシックでは「大聖堂」とか「魔笛」なんかも人気が高い。 ボサノ…

聴きどころ・・・ 

さて、上記のような気持ちで弾かれるであろう演奏。弾き方が十人十色のように、聴き方もいろいろだ。あんまり音楽のジャンル分けは好きでないのだが、ちょっとジャンル別の選曲による、演奏者の意図を考えてみよう。///////////////////////////////////// ■…

演奏者の気持ち

見ず知らずの方の前で、15分間ギター演奏をする。観客はお互いにギターを弾いて奏者になる方と、ただ聴きにきている人がいる。 「あなたはなにを、どんな曲目を演奏しますか?」 なにを弾いてもいい。決まっているのは15分間ということだけ。1曲しか弾かなく…

5-7  懐メロと前衛音楽とオリジナル

クラスタのフリーコンサートでは、いろんなタイプの演奏がなされる。だから聴いていてとても面白いのだが、時々、弾く方はどのように選曲しているのだろうかと考える。