演奏者の気持ち

見ず知らずの方の前で、15分間ギター演奏をする。観客はお互いにギターを弾いて奏者になる方と、ただ聴きにきている人がいる。
「あなたはなにを、どんな曲目を演奏しますか?」 
なにを弾いてもいい。決まっているのは15分間ということだけ。1曲しか弾かなくてあと全部MCとしても構わない。もちろんその逆でMCは曲目をいうだけで黙々と演奏してもいい。
超有名曲の「禁じられた遊び」を弾いてもいいし、15分間のインプロビゼーションをしてもいい。
クラスタのフリーコンサートの条件としては以上であるが、要するに、インストのソロギターならなんでもいいというものだ。当然ながら、演奏者は聴いてくれた方から、
「よかったですよ」
の一言がほしい。正直言って、生での演奏を直で誉められるとかなりうれしい。恥ずかしながら、この年でも自分で納得いった演奏にタイムリーな「お声」を頂くと、ほほが緩むのを禁じえない。「今日はハッピーだ」という気持ちになる。これはきっと自分以外でも、ほとんどの演奏者の正直な気持ちと思う。