19時からの開始。18:20ごろクラスタ入りした。
しかしなんと、もう9名のお客様がみえていた。
しかも18:30過ぎには、出演者16名中12名が来店。
こんなに早い客入りのフリーコンサートって
自分は記憶にない。
ステージの事前練習される方
(ishimizuさん、shimodaさん、ishigakiさん、shuzukiさん他)、
が結構多くてにぎやかだ。
aikawaさんは爪の手入れに余念がない。
うん、今日も面白そうだ!
ということで、本日の感想。
(出演者、曲目データはクラスタホームページより)
suzukiさん 用賀(N) Cuban Dance、Ballette(コールマン)
自己紹介の簡単なMCの後、曲名をおっしゃらずに
演奏開始。
緊張なさっているのがわかる演奏で、
出だしはなかなか調子がでない感じ。
ただ曲が進むにつれて慣れてきたようで
1曲目の終盤から、ミストーンはぐっと少なくなった。
演奏としては、1つ1つの音、およびフレーズは
きれいなのだが、フレーズとフレーズのつなぎ
のところで途切れてしまう。
ここは更に慣れてくると、ここもよくなるのではと思う。
今後に期待。
POPSshiotukiさん 昭島市(S) 島唄、少年時代、オーバーザレインボウ、
見上げてごらん夜の星を
「1番目を狙って早くきたのですが、
今日は1番目はとれませんでした」
とのMCからスタート。この熱心さが上達の秘訣なのだろう。
実際ずいぶん上達なさっている。
どの曲もメロディーがきれいなポップスだが、
そのメロディーの歌い回しがとても素直。
なので、ギター演奏云々の前に、
「音楽としての気持ちよさ」
が伝わってくる演奏だった。
新しい曲としてはオーバーザレインボウだが、
ちょっと凝ったコードもしっかりならされていて
愉しそう。
どんどんうまくなりそうだ。
フラメンコsatouさん 千葉市(N) コロンビアナ、グラナイナ
以前、何度かお聴きしているが、久しぶりの気がする。
自分としては、今回もsatoさんの演奏を、
「しっかり聴けた」というところまで行けなかった。
演奏技術云々ではなくて、
・MCが全くない
・それゆえもあって、曲の開始がわかりにくい
(チューニングから、いきなり曲に入る)
というところから、自分はあまりフラメンコに
明るくないので、うまく曲に入っていけないのだ。
以上、次回の機会は是非とも(ちょっとでもいいので)
MCもお願いします。
アンプラグドsuzukiさん 小平市(S) スモークオンザウォーター、
ゲゲゲの鬼太郎、ウルトラQのテーマ、ひみつのアッコちゃん、
22才の別れ
最初の2曲、スモークオンザウォーターとゲゲゲ・・・で
うまくなったな、と実感。
・音が大きくなった
・メロディーがたってきている
・ほとんどひっかからなかった
ギターが新しくなったことも
影響として大きいと思う。
以前のギターは、弦が固いというか重いというか、
かなり強く弾かないとならない感じだったが、
そういうことを感じない演奏になっていた。
その後のウルトラQと、ひみつの・・・のところは
ギターのチューニングの狂いが発生してしまったのが残念。
(なので、演奏途中でギターを変更、となってしまった)
まあ、この原因は「ネック上の弦に挟んだピック」
だったようなので、今後は大丈夫だろう。
で、最後に22歳の別れ を弾かれたが、
改めてこのアレンジを聴いてみて、
実はかなり難しいアレンジなのだな、と理解。
ポジションチェンジが結構あって、
メロディーをうまく弾くのは、なかなか
難しそう。
で、ニューギターでこの曲はどうなのだろう。
次回が楽しみだ。
ハーモニックスiiyamaさん 八王子市(N) 11月のある日(レオブローウェル)、
カバティーナ(スタンリーマイヤーズ)、ムーンリバー(ヘンリーマンシーニ)、
セネズエラワルツNo.2(アントニオラウロ)、素直になれなくて(デビットフォスター/シカゴ)
「心の琴線に触れるようなハーモニクスの音が好き」
とのMCで開始。
田中マスターより、
「じゃあ、ハーモニクスiiyamaさんですね」との命名があった。
さて演奏の方だが、メロディーラインの音が、
短く切れ気味になってしまったのがちょっと残念。
11月のある日、カバティーナ、ムーンリバーといった
メロディが大変美しい曲なので、
是非とも、iiyamaさんの歌心が現れるような
演奏を期待したい。
4曲目、5曲目の、かなり指が動く曲でも
弾けていたので、
「メロディーを大事に」と意識を
ちょっと持てばどんどんよくなるのではと思う。
押尾toyoshimaさん 小金井市(S) 黄昏、デスティーニィ、ハングオーバー
前回同様、小ぶりのギブソンギターで、押尾さんの曲を演奏。
曲の雰囲気とメロディーを大事にされた演奏で
すごくいい感じ。
今回自分としては3曲目がよかった。
ハングオーバーは、二日酔いの意味とのこと。
軽快なラグタイムスタイルで、ちょっとブルージーな
パートもあって、ご機嫌な演奏だった。
また聴きたい。
ishigakiさん 立川市(S) 風鈴の音、暗い夢、雪の華、遠い思い出
雪の華を除いて、ishigakiさんのオリジナル曲。
今回は、おそらくクラスタでは初では、と思うのだが、
ラルビーギターの生音(マイクもなし)での演奏。
いつもは、かなり凝った音作りの
PAシステムをつなげての演奏だったので、
生音ではどうかな、と興味をもって聴いたのだが、
生音もすばらしかった。
PAをつないだときに、かなり高音のキラキラした倍音が
でていて、これはPAの威力だ、と思っていたのだが、
実はそれは生ギターと指で作られていたのだ、ということを理解。
ishigakiさんの曲は、コード感が独特で
浮遊感をもったような曲調だが、それは、このような
よく鳴るギターがあってこそなのかもしれない。
曲の方は、「雪の華」の完成度が前回から段違いに
上がっていてすばらしかった。
もし楽譜があるのであれば自分も弾いてみたい
と思ってしまった。
以上、いい演奏でした。
なお、来月から群馬に引っ越されるとのことで、
ちょっとクラスタのフリーコンサートには、
には参加しにくくなるかな、とのこと。
とはいえ、フリーコンサートは土曜日になったことだし、
時々、また演奏しにきてください。
shimodaさん 横浜市(N) ソルトウォーター、イマジン、
ドライブタイム、ゾウズフーウェイト
今回は「トミーエマニュエルのアレンジ」での演奏。
しかも、アルバムバージョンではなく、
U-Tubeのライブバージョンからのアレンジだ。
なので、あのトミーエマニュエルの
「おそろしいアドリブパート」
もコピーしている。相変わらずすごい。
今回自分としてよかったのはドライブタイム。
MCにもあったのだが、shimodaさんは昨年8月から
クラスタフリーコンサートに来ていて
これで1周年。
昨年の最初のフリーコンサートでも
ドライブタイムは弾かれていたのだが、
このときは、かなり苦戦していた。
やはり1年、フリーコンサートで弾き続けてきた
成果というか、かなり「ご機嫌な演奏」
に仕上がっていた。
さすがです。
なお、自分としては、このようなトミーエマニュエルの曲は
「shimodaさんの鉄弦の演奏」でも聴いてみたい。
今後も期待してます。
武満aikawaさん 国分寺市(N) カルカッシの音階、翼、島へ、緑の季節
「クラシックギターの教室に通い始めました」
とのこと。
aikawaさんの
・気合の入った大きな音と左手のビブラート
は、変わらないものの、
演奏の「質感」みたいなものが変わったように感じた。
演奏曲としては、緑の季節(佐藤弘和)が秀逸!
aikawaさんの1音1音を大事にする演奏がぴったりだ。
1つリクエストとしては、
この曲の中での、ある部分だが、
ピアニシモ(ごく弱く)で弾いて頂きたかったな、
と思ってしまった。
(原曲しらないので、完全な個人的希望ですが)
アレンジャーishimizuさん 武蔵野市(N) もう一つの土曜日、幸せな結末、
いつも何度でも、恋しくて、少年時代、夏の終わりのハーモニー
結構「お気楽アレンジ」がなされていて、
そればっかりの自分としては、
「親近感」を感じてしまう演奏だった。
今回は、
「4カポでウクレレもどきの演奏」
とのこと。
「ウクレレは4弦のみの簡素なアレンジで、
かなり聴かせる演奏になるところが
うらやましくて・・・・」
とのこと。
・・・よくわかる・・・・・。
で、4カポで音色を「弦長が短い音」にして、
かつ解放弦を十分活かしたアレンジ。
いずれもメロディーが大事にされていて、
それでいて、結構お気楽(難しくない)アレンジ。
実に楽しそう。よかったです。
かえ唄kubotaさん 横浜市(N) ジャニーギター、バレット、
夢をあきらめないで、年上のカマキリ夫人(年下の男の子の替え歌)
相変わらずの独特の世界観。
ギター演奏の方は、ものすごく真剣に
弾いているのだが、つっかえたり、
演奏の途中で、譜面(集中して読み込みながら弾いている)
のページを変えること等に、頓着するところが
まったくない。
そして、この「真顔」のまま、
ニコリともせず、替え歌まで突っ走ってしまう。
kubotaさんはどんなギターソロを目指しているのだろう・・・
shiharaさん 新宿区(N) フェステラリアーネ、アルハンブラの思い出
前回から演奏フォームを変えた、とのことで
今回も、その右足の上にギターを置くスタイルでの演奏。
そのことで、脱力はばっちり。
ご自宅で弾かれている演奏に近い演奏が
できてきているのでは、と思うし、
それゆえ、アルハンブラへの挑戦なのではと思った。
(真実はわかりませんが・・・)
で、演奏の方は、「あくまで自分が聴いた感じとして」だが、
ロックやポップスも好きなのだろうな、
というのを感じる演奏だった。
自分としては、親近感を覚える。
(自分は弾けませんが)
地元クラシックnagaiさん 国分寺市(N) シチリアーノ(作者不詳)、
マリアルイサ(サグレラス)、ノクターン(ヘンツェ)、
海は恋してる(新田和長 ザ・リガニーズ)
毎回どんどんお上手になっている。
今回は特にリズムが安定してきていて
(3拍子の曲が多かったこともあるかと思うが)
そこにいつも大事にされている、
歌心みたいなものがうまく載っていた。
で、自分から1つリクエストとしては、
なにか1曲、簡単な曲でよいので、
完全に楽譜をはずして(暗譜して)
の演奏を聴いてみたい。
毎回、かなり楽譜をしっかり見ながらの
演奏をしているが、それでも歌心を
感じる演奏だ。
「じゃあ、もし完全に暗譜して、歌心のみに集中したら・・・」
という演奏を聴いてみたいもの。
ぜひ、期待しております。
アンダルシアkamayaさん 小平市(N) タンゴ、
ベルディアーレス、アレグリアス
ひさしぶりのkamayaさんの演奏。
今回はノーマイクノーPAだったが、
「初めてと思う」
とのこと。
この点はそもそも音が大きいkamayaさんなので、
まったく問題なし。
むしろ、生音の方がいいかなと思う。
演奏の方はアレグリアスのMCであったのだが、
「アレグリアスのパーツをいろんな
譜面などから集めてきて、
自分なりにストーリーに組み上げている」
とのこと。
こういったことを含めて、MCで
「曲に込める思い」みたいなことを
語っていただけるので、kayayaさんの演奏は
聴きやすい。
なお加えて、数年前(もっと前かも)と比べてみると、
演奏が「丸くなった」ような気がした。
・・・なにをどう感じてそう思ったのか、
自分でも説明しにくいのだが・・・・。
自分 横浜市(サイレントN) 大きな古時計、浪漫飛行、渚のシンドバッド、
暖かな時間(オリジナル)
浪漫飛行と、渚のシンドバッドはちょっと走りすぎた・・・
こういう心に起因するところは、改善は難しい。
大きな古時計は、「そもそもアドリブで」
と思っていたので、こちらは、まあまあといったところ。
ということで、
浪漫飛行とか渚のシンドバッドも、アドリブの
ところまで突き抜けてしまうのがいいのだろうが、
そこまで弾きこむのが難しい・・・・。
今後の課題。
さて、最後のオリジナルは、もう1度練り直して
曲の展開部を作るつもり。(実際は曲名もまだ仮)
これも今後の課題。
コレクターkimuraさん 川越市(S) 年下の男の子、インプロビゼーション
年下の男の子は、「kimuraさんならではの芸」。さすがです。
今回のインプロは、5フレカポでの演奏。
音がきらびやかになって、これはこれで
面白く感じた。
それにしても、「2万円のカポ」って・・・・。
そういうものにも、こだわってこその
「コレクター」なのでしょうね・・・。
で、しまった、と思ったのが、
いつものとおりみなさんの演奏後、kimuraさんの
ギター弾かせていただいたのだが、
カポも試させてもらえばよかった・・・。
以上、今回も楽しかった。
ありがとうございます。
<去年の今日>
「港南台にあるスプルースというギター店にて」
http://d.hatena.ne.jp/y1kirihara/20130816
<目に入ったニュース>
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