ポメラに感じる機能美

キングジム社が11月10日から発売しているという、
ポメラ」という、テキスト入力に特化した
文庫サイズのデジタルメモ入力器
(という言い方でよいのだろうか?)
をみつけて、すごくその
コンセプトを気に入ってしまった。


ほしい。


こんなやつだ。
http://www.itmedia.co.jp/bizid/pomera.html


インターネットで
ググッてみると、すでに
たくさんの方が、ポメラ
を賞賛し、様々な感想を書いているのを
読むことができた。


その仕様は、極簡単に纏めると以下。


(1)折りたたみ式キーボードと4インチのモノクロVGA液晶画面を搭載
(2)入力できるのはtxt形式のみ
(3)日本語入力環境は組み込み向けのATOK2007が採用
(4)電源を入れてからの起動時間は2秒
(5)単4アルカリ電池2本で20時間駆動


自分は、ほとんど外出時に
パソコンを持ち歩いている。
しかし、
実際にそれを開いて使うのは、
持って行った日の3割程度しかない。


なぜか?というと、
・ノートパソコンとはいえ、
 開くと仰々しく感じる。
・開いてから入力できるまでに時間がかかる。
というのが理由。


じゃあ、なんで持ち歩いているのか、
というと、やはり
「電子データの文章を
 じっくりを書ける」
というのに、大きなメリットを
感じているからだ。


じゃあ、電子手帳は?
というと、
「キーボード入力」による
スピーディーな入力が肝なわけで、
キーボードが付いていない
(付いていても使えるものでない)
というのは、最初から選択肢にならない。


そんなことを日々感じていて、
その感想から、次のようなマシンをと
思い描いていた。


・どうせだから、もう画面は白黒でいいし、
 見える範囲もこのブログ記載の横幅程度でいい。
・だから、ちいさくして!!
・でもキーボードは、できるだけ大きい方がいい。
・機能は、テキストさえ入れられればいい。


だから、
「これでしょ!」
と、この開発者に差し出された気がした。


しかし、渋いコンセプトだ。


まず、大きさがもう、ジャスト。
それを達成するために、折りたたみキーボード
の採用というのも最高。
テキストだけだから、当然白黒画面というのも
納得だが、
ATOKを掲載がなんともしびれる。


パソコンの機能はどう考えても
「過剰デコレーション状態」
と感じていたのだが、
それに対する「対極」、
「道具としての美しさ」
を感じる仕様と思う。


ちなみに、「現在売り切れ」とのこと。
・・・分かる気がする。


きっと、
もう少し待つと、いろいろな
改善点が使用者の方からでてくる
マシンだと思う。


自分としては、
通信、メール機能を持たせるか?
というところを考えてしまう。
そうであれば、
「テキストのみの通信仕様」
と思うが・・・・


でも、それで現在の仕様が
くずれるなら、採用見送りでいいと思う。


「どこまでもシンプルに徹する」
という路線でいってほしい。




PS
ちなみに、自分はこれを
みた瞬間は、昔あった
NECの「モバイルギア
を思い出した。


これもテキスト入力に特化してマシンであったが、
「テキスト入力」というよりは、
「メール通信に特化した」
とPRされていたと記憶している。


これもほしかったマシンなのだが、
確か、モバイルギアは、当時7,8万とか
の価格設定になっていて、
それゆえ自分には、手が出なかった。


ポメラは2万数千円くらい。
高くも思えるが、
モバイルギアからみると、
安くも思える。
・・・でも、通信はできない。


どんなもんだろう・・・


いずれにしろ、今度一回実物をみてみよう。



<昨年の今日>
http://d.hatena.ne.jp/y1kirihara/20071220
<目に入ったニュース>

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