キャップレスの木軸

というものを、インターネットで
見つけてしまい、久々に物欲にさいなまれている。


キャップレス万年筆の木軸
というのは、あったら買うな、と
思っていたずばりのものだからだ。


ほしい。


だが、実は万年筆については、
ずっと買いたいけどタイミングを
まっているもの、が別にある。


それは、キャップレスフェルモ。


「重い万年筆だが、書き味良好」
という感想が多くみられる。
ちょっとだけ試書きしたことがあるが、
確かに重さをまったく感じさせない
書き味だった。
そして、その理由は(自分としてのだが)
理解した。


重心のバランスが後ろ側にあるのだ。


普通のキャップレスは、重心が
けっこう前(紙に近い方)にある。
それゆえ、速く書こうとしたとき、
重さを感じる。
他の万年筆は、外したキャップを後ろ側に
つけるので、結構重心が紙から離れた
手の上側にくる。
この方が、ペン先は軽く動ける。


フェルモは重さ自体は重いが、
重心が他の万年筆同様、後ろ側にあるため
ペン先は軽く動けるように思える。


自分はその書き心地がほしいと
思い続けていて、そのうち買おう
と思っていた。


すぐ買わない理由はなにか、というと、
存在自体が軽いデシモを先に買ったからだ。


持ち運びを含めて、一番キャップレスの便利さを
体現しているのはデシモだと思う。
ペン自体が軽いので、筆記ももちろん軽い。
持ち運びも楽で、すぐにかける。
メモをたくさんとる自分にぴったりだ。


ただ、軽すぎてもう少し自重を
利用した筆感もほしいなと思うので、
2本を使い分けるシチュエーションとなっている。
そして、デシモと通常のキャップレス2本を併用することで、
殆どの自分にとっての万年筆を使いたい
シチュエーションは満足してしまうので、
あとは趣味の世界。
つぎのものは、
「買うタイミングを待つ」、
という状況になっていた。


しかし・・・木軸登場。


キャップレスに感じる
「若干の筆記時の重さ」が
改善されているのではないだろうか。
また、デシモは自分は若干
細すぎの感じがあったのだが、
「軽くて太い」として、ベストの1本なのでは
なかろうか・・・


ということで、物欲は、
「買うかどうか」、に加えて、
「フォルモか木軸」か、
という悩みが加わってしまった。


・・・物欲に負けそう・・・。


PS
50周年記念で昨年
楓というのがでていたのですね。
それはそれで5万円・・・
こちらは通常商品みたいなので、
ちょっと安心価格。


<去年の今日>
「 掃除を考える」
http://d.hatena.ne.jp/y1kirihara/20131222


<目に入ったニュース>

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