■2024-06-10(月)絵の背景の「ボケ」の描き方

 土曜日に山登りして、ちょっと筋肉痛がでたので、

日曜日は外出するのをやめて、インドアで過ごした。

絵を描くのと、楽譜書き。

今日は、その絵描きついて書く。

 

相変わらず撮ってきた鳥の写真で、

気に入ったのを絵にしていて、今はセッカを描いている。 

毎朝、出勤前のちょっとした時間に鉛筆での

デッサンを仕上げていて大体できたので、

色塗りをして仕上げたもの。

セッカ自体は我ながらなかなか

うまく描けた。

 しかし、背景が気に入らない出来になってしまった。

 

写真で写っている背景は、ピントがセッカに

あっているため、葦原がぼけているもの。

初夏なので、緑、黄緑、黄色、といった色が

きれいにぼけている。

ゆえに、それがなにか、は分からないのだが、

きれいな空気、気持ちいい日の光、そして

元気のよい初夏の若草、といったものが、

ぼけた色の中から感じられる。

 

これらを表せたらいいな、と、

光を表すなら、水彩でしょ!

と、緑、黄緑、黄色の水彩色鉛筆の色を

水をたっぷり含ませた絵筆にとって、

さっと塗ってやった。

 

1色目、薄い色から、と思って、一面に

薄い黄緑をまず塗った。

光があふれている感じがとてもいい。

 

そう・・・ここまでは、よかった。

 

しかし、2色目の緑を同じように塗ると、

この緑色は、黄緑色との境が線でできてしまい、

写真のような、じわっとしたグラデーションにならない。

あら・・・イメージと違う・・・

と、この淵の線をみずで溶かしてなんとかなくそう、

と思うのだが、思うようにいかなかった。

 

水彩画の場合、ここからやり直しができない。

せっかく、セッカがうまく描けたのに・・・

ちょっと残念。

 

でもまあ、これも勉強、と思い直して、どうしたらよかったか、

を後手になってしまったが、考えてみることにした。

100均で購入した絵画用はがきを

練習用の紙にして、「ピンぼけの表現はどうしたらうまくかけるか」

というのをいろいろ試してみた。

 

結論としては、水彩は難しかった。

水彩でやる場合は、グラデーション用の水と絵の具を

事前に作っておいて、それを意図したにじませ方で

一気に仕上げることが必要そうだ。

絵画初心者の自分にそういうテクニックはない。

まあ、それでもいろいろがんばってみると、

抽象画っぽい表現になって面白くは感じた。

しかし写真のバックのピンボケみたいな表現は難しい。

 

まあまあ近いかな、と思ったのは、油性色鉛筆でのハッチング。

基本の技術だと思うが、それでそこそこ表現できた。

そのやり方だが、とにかく力をいれたらだめ。

極々、極々、軽く薄く色を置いてやる。

色が濃いところは、ハッチングの線を縦横斜めで

徐々に濃くしてやる。

グラデーションのところは、このハッチングの割合で、

作っていく。

これで、写真で見えた通りの色を、時間をかけて

おいていく、ということで、まあまあできた。

根気が要る。

 

ここで思ったのが、そもそも背景であり、主役ではない。

そこまでしてやるものか、ということ。

ボケなので、なにがうつっているかはわかりようがなく、

なにかに似せてやる必要はない。

空気感、光の具合、といったものがだせればいいだけなのだが・・・。

 

まあ、趣味で描いているのだから、

ゆっくり、いろいろ試していこう。 

<過去の今日>

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