■2024-01-12(金)ギターで演歌を弾きながら考えたこと

八代亜紀さんが逝去されたとのことで、この1週間は集中的に八代亜紀さんの曲をギターで弾いている。

で、改めて気づいたのが演歌ではメロディーを拍子のジャストのところで弾いてしまうと、まったく面白くないな、ということ。かつ、そのずらし方で後ろ、つまり拍のジャスト時点から遅れてずらすのは、よくあるずらし方と思うだが、演歌においては、前にずらすことで、かっこよかったりする。つまり、ちょっと食い気味でメロディーを弾く、ということ。

 

で、このずらしての気持ちよさを追求していってみたのだが、そうすると正確なリズムを刻むよりも、ずらし方の方に注意が集中するようになった。

元々日本の音楽はリズムがあいまいで、古い邦楽では「ずれているのが当たり前」、「そしてそのずれ方が重要である」、といったことをものの本で読んだ気がするが、なるほど、こういう感覚なのかもしれない。

 

で、著名なプロギタリストが、「ジャズとか西洋音楽やるときは、演歌をやってしまうとだめなのよね」みたいなことを書いているのを読んだことがあるが、そのときは、日本人の情緒的なメロディー感でそうなってしまうのか、と思っていたのだが、ひょっとすると、独特なリズム、というか拍子の取り方のことをいっていたのかもしれないなあ、と思った。このずれのテイストを追っていたら、「リズムに乗る」という概念と相いれない気がしたため。

 

そして、自分は根っこの部分が演歌かも、とも思う。演歌弾くのがとてもナチュラルに思えるため。

もうしばらく、演歌でギター演奏を楽しんでみよう。

 

<過去の今日>

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2019-01-12 本を物色

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「雪の鳥撮」
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「定例動作に自分を落としこむ」
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「手書きの機会は・・」
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「小浜ハーフマラソン 後半」
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「お台場30kmその2」
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スマホ外付けキーボード入力試し中」
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