■20190921(土)#205クラスタフリーコンサート

今回も楽しかった。

演奏者名、曲目は、クラスタのBBSから頂いております。

(マスターありがとうございます。)

ちょっといろいろ忙しくて、

アップするのが遅れました。

なので、あまり推敲とかできておりません。

(失礼なところあれば、お詫び申し上げます。)

 

・アンプラグド鈴木さん 小平市(S) スモークオンザウォーター、神田川、妹、ウルトラQのテーマ、ゲゲゲの鬼太郎

いずれの曲も、よかったが、

後ろの2曲は、

クラスタのこのステージで弾き込まれている」

というのがよくわかる演奏だった。

「生音でいきます」

とのMCで演奏が開始されるのだが、

するする、とマスターがPAの前に来て、スライド操作。

すると、絶妙な設定(=ふかーいリバーブ)が施され、

それを受け、そのリバーブを100%活かした演奏がなされる。

というもの。

芸だな。

 

ただ、自分としては、鈴木さんの弾く、神田川、妹、

といったフォークソングとそれにまつわるMCの方が好きかな。

自分も「懐かしい曲」大好きなので、

そういう曲、期待しております。

 

・ビラ松尾さん 国分寺市(N) 練習曲9番,前奏曲1番、練習曲1番(全曲ビラロボス)

自分としては「エチュード」がおもしろかった。

音楽的にも、そして指使い的にも特徴的な短いフレーズを

積み重ねていくような曲で、まさしく指使いとか、

練習になるだろうなあ、という曲なのだが、

実に音楽的に面白い。

こういうエチュードは、「エチュードという作品」だな、

と思う。

で、こういうのを地道に演奏している松尾さん、

うまくなっていくのは納得だ。

本当、毎回進歩を感じております。

・浜川さん 川崎市(S) 素顔のままで、君の友だち、プラトニックゾーンウィズロタス、サボテンの花、タイムアフタータイム

来週、通われているギタースクールの発表会とのこと。

(@「曙橋バックインタウン)

で、そこで弾かれる曲の予行練習となる演奏。

結果は、自分の評価で、失礼があったら恐縮なのだが、

1曲目は不調。2曲目からは、非常にグッドだった。

なにが違うのか。

聴いていて感じたのは、リズム、というか拍子の取り方の違い。

よかった曲は、拍の強弱の付け方がはっきりしている。

て、安心して聞けたのだが、1曲目はその感じがなく、

いわゆる、「のりが悪い」演奏に聞こえた。

ちいさなミスが散見されたので、それにひっぱられて

しまったようにも思えるが、弾き込んでおられるのは、

十分伝わってきたので、順序は逆で、

リズムがよれてミスをして、そのミスが大きなリズムを壊す、

という悪い循環があったみたいに思えたもの。

なので、しっかり拍の強弱の位置を意識すれば、

よくなる、というのが自分の感想。

1週間後の発表会、成功を祈念しています。

 

・フラメンコ井端さん 杉並区(N) ソレア、ブレリア、コーヒールンバ

MCの最初の一言がとても印象に残った。

「一番最初に習った曲だけど、いまだに完成しない。」

「弾くのに一生懸命なんですよね。」

とのこと。

弾けないところがあって、それを弾けるようにするのに、

一生懸命な状況が続いている、

というのが、字面上の意味な訳だが、

実際は、弾けないところ、というのは、

単に指が動かない(技術がない)、

という単純な内容ではなくて、

出てくる音が、自分がイメージしているものに、

なかなかならない、

という感じかなあ、と思った。

 

さて、曲の方は、2曲目、3曲目を

本フリーコンサートで連続して聴いているが、

確実に上手になっていると思う。

そして、それは井端さんのMCからすると、

今回はみえたいなかったが、常連の佐々木さんの

おかげであるところが大。(とのこと)

「だれかの期待に応えようとすること」

は上手になる1つの有効な手段」

というのがわかる。

そのうち、佐々木さんがバック演奏をなさっての

演奏を披露の予定、とのこと。

期待しております。

 

・YLトミー中村さん 新宿区(S) Digger's waltz、Angelina

左手の皮膚に炎症ができて、ギターを思うように

弾けていないとのこと。

2曲弾かれて、自分としては、悪くない演奏と思ったが、確かに、

「トミーE氏の前で弾いたんです」

と語っていた際の勢いみたいなものが感じられなかったかな、と思う。

痛さの影響であろう。

しかし、演奏みていて思うのだが、

トミーEの曲は左手にとっては酷、と思う。

というのは、メロディーを歌わせるのに、

左手のスライドが多用されているので、

そのたびに、弦とネックにふれる部分は、

その触れている部分を削られるような動作を

せねばならない。

結構なストレスかな、と思う。

しかし、この部分を力を抜いてやる、

というのも、難しいだろう。

演奏前の時間に、中村さんは、指の負担軽減のため、

ナイロン弦弾いてみようかな、と試されていたが、

それも1つの手かと思う。

ヤイリギターや、タカミネギターは、鉄弦ギターと

同じネック幅のナイロン弦ギターも作っているので、

こういうのを試すのもよいかも。

大好きな趣味が痛みでやりにくいのはとてもつらいと思います。

解決されることを祈念しております。

 

・藤井さん 大田区(S) Turning(アレックス・デグラッシ)、The Reason(アンディ・マッキー)

1曲目はマイフェバリットギタリストの一人である、

アレックスデグラッシの曲。

懐かしく、かつうれしく聴かせて頂いた。

オープンチューニングを使っての高速アルペジオから、

メロディーが浮き出してくる、独特の世界観みたいなものは、

初めて聞いたときは、自分としては、結構衝撃だった。

そういうおいしいところを十分表現した演奏。

よかった。ぜひまた聴きたい。

次のアンディマッキーの曲も、同じ系統だが、

さらにメロディアスにしたような曲

こちらもよかった。

いろいろなギタリストを研究なさっているのかな、と思ってしまった。

次回も楽しみにしております。

・武満相川さん 国立(N) ソル31-5,3、アストゥリアス、翼

1曲目のソルのエチュードだが、

音が大きく、かつきれい、

シンプルな曲を本当にシンプルに弾きあげているので、

その点がさらに引き立っている演奏だった。

クリーンというか、プレーンというか、

まっさらな感じに聞こえた。

次は、アストリアス

上述のプレーンな演奏が、しっかりはまる

高速アルペジオが本当にきれい。

自分もこういう風に弾けたらな、と思ってしまう。

以上、いつもですが、いい演奏でした。

・自分 横浜市(N) あずさ2号、いい日旅立ち、(JRホーム発車ベルのコピー)心の旅、銀河鉄道999、

今回の自分は、前2曲はよかったが、後の2曲はだめだった。

で、最後の999は、実はもうちょっと弾けるように

できていたのだが、ここには書けない、いろいろ精神的に

面倒な事情があって、今回は玉砕。(納得はしていますが・・・残念)

この曲は、もう一度弾ける機会があれば、

もう少しましに弾きたいし、弾けると思う。

いつか・・・・

 

で、もう一つ残念だったのは、3曲目の心の旅。

テンポが、8ビート的になってしまい、結果、

少し早いペースになってしまったもの。

この曲は「4拍子」として、

「一拍一拍をしっかり強拍とし、頭乗りとする」

というのが重要、というのを練習始めたことは、

よくわかっていたし、そうしていたのだが、

少し弾けるようになって、

クラスタの舞台のような場所にでると、うっかり

忘れてしまうのだ。

何度も同じ失敗をしている気がする。

これをなくさなければ。普段の取り組みからだな。

これを、いい勉強にしていかねば。

 

・霜田さん 横浜市(S) クエスチョン、エンドレスロード、ドライブタイム

今回は、トミーエマニュエル曲。

自分は、霜田さんのトミーエマニュエルの演奏は、

自分が長崎に行く前のクラスタフリーコンサートでの

状況をよく覚えている。

特にドライブタイムだが、最初はボロボロだったのが、

数か月すると、インターネットでのライブバージョンみたいな

ものまで研究したのだろうか、というような

出来で、仕上がっていくのをすごいなあ、と聴かせて

頂いていた。

で、その勢いは今も変わっていないのだな、と

納得する演奏。

で、霜田さんの演奏は、すごくうまいのはもちろんなのが、

「熱さ」を感じられるところが、自分はとても好き。

毎回楽しみにしております。

・優勝箭田さん 国分寺市(N) ラグリマ(タレガ)、前奏曲2,3,4,5番(ビラロボス)

最初に通しのMCをして、それから、一気に5曲ぶっ通し。

終了時間は15分ジャスト。

・・・いや、毎度となるが、ほんとすばらしい。

箭田さんの演奏については、

「純粋に音楽を楽しむ」状況。

 

・志原さん 新宿区(N) アルハンブラの思い出(タレガ)、ワルツ3番(バリオス

エレキギターを弾くロック系のギタリストでしたが、

 8年くらい前から、クラシックを弾き始め、

  一旦、離れて、最近再開した。」

といったMCがあった。

続いて、

「今回は、最初にクラシック初心者として弾き始めた曲

 を弾きたいと思います。アルハンブラ・・・です。」

「最初がアルハンブラかよ」

との観客からの突っ込みがあったが、

「それしか知らなかったんですよ」

とのこと。

知っている知っていないの問題ではなくて・・・

と思ったのだが、まあ、ご自身もMC説明していたが、

「初心者ではなく、クラシック初心者」

なだけ。つまり、指はとても動くということだ。

まあ、そういう風に、「弾きたいと思った曲を弾く」

のが一番楽しいと思う。

今回も、そういう気持ちが現れた演奏で

楽しく聴けた。また(新曲も含めて)期待しています。

 

・黒木さん 国分寺市(N) ガボットショーロ

「ビラロボスの曲だが、ビラロボスとしては、

とても美しい曲」

などというと大変失礼になるが、自分としては、

そういう風に感じる曲。

メロディーがとてもきれい。

しかし、実際は

「聞こえるのと、弾くのでは大違い」

で難しい曲であろうことも、

じっくり聴いているとよくわかる。

練習したのだろうな、次回も期待しております。

・最近歌わないシンガーソングライターのウエザー若林さん 府中市(N) (天気概況)、雨だれ(リンゼイ)、夜がくる(小林亜星)、ああ人生に涙あり水戸黄門

若林さんは、まず選曲が好き。

「夜がくる」は、自分も(適当ですが)コピーした曲だし、

水戸黄門のテーマも、自分も、いつか弾きたいなあ、と

思っていた曲。

そして、演奏の方は、「歌うたいの人のギター」で、

メロディーが大事にされている演奏。

これも、自分は好き。

今回もそういう点を堪能させていただきました。

次回も(選曲も含めて)期待しております。

・コレクター木村さん 狭山市(S) ストレンジガール(ピーターフィンガー)、バードランド(ウェザーリポート)

今回の木村さんには、「やられた!」

といった感じ。なんと、

「ウェザーリポートのバードランド」だ。

ちなみに、MCで、

「きりはらさんのレポートからやろうと思った」

とのことを言っていたが、自分、なにか

書いたっけ? 思い出せない。

 

まあ、それはどうでもよいが、

これを、ギターソロでやるか、という曲なのだが、

加えてちょっと驚いたし、やられた、と思ったのは、

実は、自分も是非ともギターソロで弾いてみたい、

と思っていて、今年の自分の会社の夏休みが

7月にあったのだが、ここから地道に

ソロアレンジをやっていたところだったのだった。

偶然?

 

で、そのアレンジ、演奏はすばらしかった。

なにがすばらしいか、というと、あの曲を、

「木村さんのギターソロ曲」

に完全にしていること。

自分も同曲をアレンジして、苦しんでいるので、

一段とそのすばらしさを感じてしまうのだが、

「木村さんの曲」

になっていた。

で、自分が、このところ、曲をギターソロ用に

アレンジする際、苦しんでいる点がここで、

「自分の曲にするアレンジは」という点。

そういう意味で、今回の木村さんの演奏は

本当に、ありがとう、の状況。

そのうち、自分バージョンのバードランドを

クラスタのフリーコンサートで披露せねばと思う。

(まだまだ時間かかりそうだが・・・)

 

以上、今回も楽しかった。

ありがとうございます。