「ほどける」感覚

ランニングで、ひざの裏内側の痛みはほぼ
なくなっているのだが、距離が10km
近づくと、その部分と、脚の付け根
の部分に違和感を感じるようになった。


なるほど、この部分が故障の
原因なのだな、とわかる。


それはわかるのだが、
「どうすればそれが防げるのか」
は現状わかっていない。


なので、休日は敢えて10km以上走って
「それがなくなるフォーム」
というのを探ろうと思う。


しかし、
「じわっと違和感が大きくなってくる」
という感じでさっぱり原因が
わからない。


しかし、なんとかせねば、と思い
いろいろ考えながら走る。
1つやれることといえば、
「右脚との違いはなにか」だ。
右脚は痛まないのだから、なにかしら
違いがあるのだろう。


・・・かすかな違いだが・・・・


左脚の方が、右足より
「タイミングが遅い感じ」
がする。
なぜそうなるのか。どうすればそうならないのか・・


このところ、ずっとその答えがみつからない
状況だったのだが、テレビで
スケートのNHK杯をみていて、
はっと気がすることがあった。


それは回転ジャンプの失敗の場面なのだが、
「身体がほどけてしまって回転できませんでした」
とのこと。


要するに体幹を軸に、身体を固めて
回転すると、回転しやすく、それが
ほどけると回転がしにくくなる、
ということだろう。


なるほど。


ランニングは、右脚と左脚を切り替えて
いく動作だが、この切り替え時は
「身体を固めてやる」ことが有利ではなかろうか。
で、それは逆に言えば、
「緩めない方が楽」
ということだろう。


左脚で、この使い方を意識してみる。
すると、腹筋に力を入れて腸腰筋
引っ張るような感覚がしやすく感じた。


あ・・・これいいかも・・・


左脚はこれまでよりひきつけが
よくなり、結果として着地位置が
センターラインに近づいた気がする。
それでいて、無理にセンターラインを
走ろう、といったイメージではなく、
体幹を中心にバランスをとろう、
かつ、体幹から固めて、身体を
運びやすくしよう、みたいなイメージになる。


ちょっと力み気味となるのは
始めたばかりなので仕方ないと
思うが、
それはそれとして、左脚の違和感
自体は少なくなっているように感じた。


しばらくこれを意識して走って、
自分のものにしてしまおう。


これで左ひざ裏内側の違和感が
最終解消にむかえばいいのだが。


<過去の今日>
「戦略について思ったこと」
http://d.hatena.ne.jp/y1kirihara/20141128
「前傾姿勢について」
http://d.hatena.ne.jp/y1kirihara/20131128

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