なぜうまく走れないのか

「走るために生まれた(Born to run)」
は、昨年読んだアメリカのベストセラーで、
とても面白かった本だ。


この本の中では、人間は、
「もともと走れるように造られている」
ということが説明されていて、至極納得したのだが、
であれば、「人間は誰でも走るのがうまい」
ということでもよいのではないか、と思う。
しかしながら、けしてそうではなく、
自分は、ずっとランニングフォームを
よくしようと思いながら日々走っているが、
全然納得できるフォームに至っていないと思う。


ギターがなかなかうまくいかないのはわかる。
ギターを弾いても、獲物は取れないし、
「生きていく」ために、必ずしも必要でない。
だから、さまざまな練習方法があって、
さまざまな上手さがあるのが、ふつうと思う。


しかしながら、「走る」
ということについては、そもそも、
それをするように人間は作られているとのこと。
それができないと、獲物がとれないし、
敵から逃げられない。
つまり生き延びられない、ということだ。


であれば、こと「走ること」については、
走り始められれば、誰でもそこそこ上手に
走れて然りなのではなかろうか。
「走りのへたなサラブレット」とか、
「鈍足のチーター」
なんて、聞いたこともない。


まあ、そういう風に、うまくいかないものだから、
面白いのかもしれないな・・・


以上、今日走りながら考えたこと。



<去年の今日>
http://d.hatena.ne.jp/y1kirihara/20110824
<目に入ったニュース>

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