クラスタフリコンから「フラメンコ」について

昨日のクラスタフリコン感想の続き。
クラスタフリコンでは、様々なスタイルの
ギター演奏を聴けるが、フラメンコも
そのひとつだ。
そしてフラメンコは、ほとんどギターの上手な方
ばかりだ。
フレーズのスピード、ラスケアード奏法など、
フラメンコってほんとにギターとの相性抜群だな
と思う。
でも・・・・・・・・・・・・
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なぜか、フラメンコの演奏で、
「すごくいい!!」という演奏になかなか
会えないなという印象が、自分にあった。
確かに演奏自体は上手な方ばかりなのだが・・・。
そんななか、
KMさんの演奏は大変聴きやすいし、
素直に「いい」と思う。
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自分はその演奏を、KMさんの演奏能力、
特に、1音1音のクリアさにあると思っていた。
しかし、違ったのだ・・・・。
本日コンサート終了後の雑談で、
いろいろ話を聞かせていただき、思いを改めた。
KMさんの演奏のよさは、KMさんがそうなるよう
演奏をアレンジしていたのだ。
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KMさんによると、
フラメンコはそのまま(要は譜面どおり)弾くと
ほとんど、”単調”になるとのこと。
もちろん、演奏技術は、相当高いことをやっている
ものが多いのだが、
「それがずっと続くと単調になる」
とのこと。
「で、僕はそのことを感じるので、
 演奏をアレンジして・・・、つまり・・・
 聴かせどころではないところを
 うまくはしょって、聴きやすくしているんですよ」
とのこと。
すばらしい!!
ますますKMさんの演奏が好きになった。
自分の演奏を客観的に見るのって難しく、
また、難しいフレーズを弾けるようになったら、
それを弾きたくなってしまうだろうに。
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KMさんの演奏は「音楽」している。