#139クラスタフリーコンサート

昨日は、昨日のブログに記載のとおり
masakiさんのフェアウェルコンサートがあったのだが、
その後、国分寺に移動して、クラスタのフリーコンサートへ。
こちらも楽しかった。早速感想を。


コレクターkimuraさん 川越市(S) インプロビゼーション
今日は、めずらしく1番バッター。
「このあとお世話になっているmiyakeさんのライブにいく」
とのこと。きっと楽しまれたことと思う。
演奏の方は、相変わらず、いい音をさせていた。
ちなみに、今日のギターは
「フジフィルムギター」と命名されているギター。
とある天才製作家の最初の1本目のギターとのこと。
MCでもあったが、
「これが最初に製作したギターとはとても信じられない」音だ。
ちなみに、いつもフリーコンサート後に
弾かせていただいているのだが、今回は
始まる前に弾かせていただいた。
みなさんが談笑しているなか、15分くらいだろうか、
演奏に没頭してしまった。いやーーいい音でした。
なお、修理に出していて、つい1週間ほど前に
戻ってきたばかり、とのこと。
それもあってか、音の良さに加え、
大変弾きやすかった。
kimuraさんのギターを弾くと、いつも
「いつかは自分もこういうギターを持とう」
と思ってしまう。


sekiguchiプロ 武蔵村山市(N) プレリュード〜アヴェマリア(バッハ〜佐藤正美編)、
練習曲No.1,2,7、メヌエットイ長調(ソル)、アルハンブラの思い出
久しぶりに聴かせて頂いたが、
相変わらず、すばらしい。
なにがすばらしいかというと、1音1音の明瞭さと、
鉄壁のアルペジオ
最後にアルハンブラも弾かれたが、
トレモロの1音1音まで表現されている。
また、音色の変化のさせ方も絶妙で、右手の位置
変化による表現というのは、こうするのだ、
とお手本になるような演奏だった。
また聴かせていただける機会を
楽しみにしてます。


uchikoshiさん 川崎市(N) 練習曲No.6(ソル)、ワルツ(タレガ)、
ファンタジー(ヴァイス)、マカラプア(ハワイアンスラックキーギタースタイルの曲)
真っ赤なチェックのシャツがお似合い。
「これで連続3回目で、国分寺に来るのもずいぶんなれました」
とのMCでスタートしたが、演奏の方も、
同じくらい慣れてきていると思う。
自分としては、最後に弾かれた
ハワイアンテイストの曲が好き。
ただ、「ゆるい曲」といっていたが、
もっともっとゆるゆるにリラックスして
楽しんで弾いてもいいかな、と思う。


ブランクnagaiさん 調布市(N) リュート組曲アルマンドジーグ(バッハ)、
魔笛の主題による変奏曲(ソル)
「フリーコンサートは初です」
とのMCでスタート。
ピッキングが強く、音が大きい。
その強いピッキングで、バッハと魔笛
バリバリと弾かれた。
・・・ほんとうにブランク30年ですか・・・
と言いたくなるくらい、右手も左手も
動いていた。


自分のような技術のないものからすると、
「どうしてブランクを持つようなことに
  なったのですか?」
と聞いてみたくなってしまう。
(あまりの難曲に挑みすぎたとか、
  うまい方なりの理由があるのだろう・・)
「今はブランク30年ですが、これから30年弾着続けて、
 キャリアnagaiになります」
とのこと。今後も楽しみだ。


miyagawaさん(初) 川崎市(N) フェアー、サンバースト(ヨーク)
お若い方だが、クラシックのきちんとしたフォームで
アンドリューヨークの曲をしっかり弾かれた。
ヨークの曲は本当にかっこいいが、
本日の選曲はスピード感あふれる2曲。
そのスピード感をしっかりだしている演奏だった。
特に左手がすごくよく動いていたが、
演奏後にお食事をしているところをみると、
左利きの方であった。
なるほど、左手の流暢さはそれもあるのだろう。
ただ、少し欲をだしていえば、
右手の人差し指、中指での高音弦側のピッキング
もう少し力強いといいのになあ、と思った。
(もしくは逆に低音側、すなわち親指の音をしぼるか。)
ちなみに、miyagawaさんご自身は、自分の演奏に
納得されていなかったみたいなので、
是非とも、今後の演奏に期待していきたい。


地元クラシックnagaiさん 国分寺市(N) 時計(カントラル)、モズが枯木で(徳富繁)、
ミスターロンリー(ジェネアラン)、舟歌(コスト)
年配の方で、まだ始めたばかりとのことだが、
いつも懸命に取り組んでいるのが伝わってくる演奏。
1曲目は、Cのキーでの循環コード。
2曲目は禁じられた遊びと同じリズムでのアルペジオ
と、うまくなるために、テーマを
決めての選曲がなされているなあ、と思ってしまった。
どんどん上手になられている。
で、その選曲から、先生がいいのかな、と思って
コンサート終了後、そのことを聞いてみたのだが、
いずれもご自身で選んでいるとのこと。
・・・なおさらすぐお上手になりそうだ。
また、「ミスターロンリー」という曲名では
わからなかったが、
「あのJALジェットストリーム曲」だった。
選曲が自分にとってすごくツボ。
次回も楽しみにしています。


奥多摩押尾harashimaさん 奥多摩(S) カノン、黄昏
Kヤイリのノクターンというちょっと小ぶりのギターで、
押尾コータローさん曲を弾かれた。
ノクターンにはピックアップが後付されていて
アンプを通して、かなり硬質な音での演奏だった。
harashimaさんいわく、「もう少し、柔らかい音にしたかった」とのこと)
演奏の方は、1曲目は、かなり緊張されていて、
途中幾度か止まってしまった。
音のイメージが違ってしまって、
違和感がでたのかもしれない。
しかし、2曲目に入るとずいぶん慣れたご様子で
本来の演奏に近づいたと思う。
それもあって、今一度1曲目を聴きたいと思ってしまった。
なお、音色はアンプ的な硬さと同時に、
「硬くて厚い爪の音」もしていたので、
尋ねてみると、ボンドのようなもので
固めているとのこと。
なるほど。
押尾さんもかなり強いピッキングなので、
それをコピーしようとすると、そうなるのかも。
次回も期待しております。


自分 横浜市(サイレントN) なごり雪、桜坂、メロディー
今回は、「もうすぐ春」をテーマにして
春にちなんだ曲を用意した。
しかし、3曲目は、準備曲を変えて、
昼間に聴いたmasakiさんへと思って演奏した。


いずれの曲もメロディがとてもきれいで
それを弾くだけで気持ちがいい。
その気持ちの良さを自分なりに展開する
つもりで、間奏部でアドリブを入れる演奏。


もちろん、特に気合が入ったのは、3曲目。
masakiさんにとどけーーーと気持ちを込めて
演奏することができた。
夢中になって弾けたので、自分としては
久しぶりに満足できる演奏となった。
(masakiさんに感謝)


4月から就職で新潟の期待の新人uchida君 杉並区(S) 枯葉、West coast Blues、
An old fashioned love song、フライミートゥザムーン、All that Blues
いい演奏だった。
ギターがニューギターで、オーストラリアのメイトン製。
それもあってか、An old〜は、トミーエマニュエルのコピーだ。
ランニングベースがメロディと絡む
難しい曲だが、ご機嫌な演奏だった。


他、すべての曲がよかったが、自分としては
All that Bluesがよかった。
完成形になったと思う。
そして、そのためには、このニューギターによる
ところが大きいと思う。


音は、一言でいうと、「チャキーン」という感じ。(ってわからないか・・・)
コンサート後弾かさせていただいたが、
弾き心地は、「まるでエレキ」。
それでいて、アコギの音がでてくる。
しかも、音の立ち上がりがめちゃくちゃ速い。
All that Bluesは弾いてみると、かなりスピード
(というか、スムーズに弾くための握力というか)
を要すると思うのだが、このギターのエレキみたいな
弾きやすさと立ち上がりの良さがベストマッチだ。


4月から、新潟へ就職とのこと。
ちょっと遠くなるが、年に数回くらいは、
フリーコンサートに戻ってきてほしい。
期待してまってます。


久々nakagomiさん 墨田区(N) 夕暮れの情景(リサフォン)、
青空の向こうに(佐藤弘和)
若い方で、ヨークを弾かれたmiyagawaさんのお友達とのこと。
「miyagawaさんのようなスピードのある曲は
  弾けませんので、ゆっくりな曲を弾きます」
とのMCで始まったが、実に表現力豊かな演奏で
すばらしかった。
「情景が浮かんでくるような」演奏。
右手での音量、ならびに音質の変化が絶妙だった。
思わず聞き込んでしまった。
また聴きたいです。


shiharaさん 新宿区(N) アラビア風奇想曲、タンゴアンスカイ、
最後のトレモロ
前回は小ぶりな19世紀ギターだったが、
今回はフルサイズのギター。
今回は、3曲とも難曲。
途中、すごくスキルを要するフレーズがあって、
そのフレーズがちょっと難しくて
遅れたかな・・・と思えると、次の
瞬間に、演奏が止まってしまったり、
間違いがでたり、というところがあった。
また、止まらないまでも、曲の
パーツからパーツへの移り変わりの
ところで、ちょっとずつ流れが
悪くなっている感じがした。
しかし、これだけ指が動いているので、
程なく、ものにされるものと思う。
是非ともその完成形を聴かせて頂きたいと思う。


ちなみに、コンサート終了後、
uchidaさんのギターで、エレキフレーズを
バリバリ弾かれていたが、こちらの方が
また、すごく流暢だった。
こういった感じのソロギターとかも
面白いかも。


田中マスター 国分寺市(N) 風笛、イパネマの娘
マスターの風笛は相変わらず音が美しい。
右手のタッチがいいのだろうと思う。
今回、2曲目はいつものイパネマだったが、
めずらしくちょっとミスが多い演奏になってしまった。
これは、演奏の途中でお客様がお見えになってしまい、
「マスターとしてお出迎えしなくては・・・」
とか考えて、集中できなかったのかも、と思う。
また次回、リベンジに期待しています。


アンプラグドsuzukiさん 小平市(S) サウンドオブサイレンス、荒城の月、
スモークオンザウォーター、ゲゲゲの鬼太郎エナジーフロウ
演奏後、ご本人いわく、
「どうしても練習の時のように弾けない」
とのこと。
しかし、自分としては、もう、
「普通に間違いなく弾く」のは
十分できていると思う。
あとは、「どう表現していくか」
なのだろうと思うが、ここからが、
みんな、それぞれのやり方になっていくところ。
「自分で納得できる演奏ができるまで、
 しつこく人前での演奏をやり続ける」
とのことなので、きっとsuzukiさんなりの
納得できる演奏に近づいていくのだと思う
suzukiさんの今後の演奏、更に期待しています。


以上、大変楽しかった。


なお、4月は別の予定と
重なってしまい、残念ながらパスの予定。
従い次は5月となるが、いまからじっくりと
準備していこうと思う。


PS
前回のサイレントギターの電源コード
に引き続き、今回は、いつも使っている
ヘッドホンを忘れてしまった。
マスター、毎度すいません。
預かっておいてください。
よろしくお願いします。



<去年の今日>
「のんびりトレラン 」
http://d.hatena.ne.jp/y1kirihara/20130316

<目に入ったニュース>

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