芸術の秋

すっかり、というか、いきなり
秋らしくなった。(冬らしくか?)


秋といえば、自分のタイプからいえば、
食欲の! なのだろうが、
自分の食欲は、秋に限らず
いつでもあるので、そういう意味でこれではない。


やっぱり、自分の希望もかねて、
芸術の秋だな。


この間、「ざっくり美術史 齋藤孝
を読んだと書いたが、
で、美術鑑賞は、
「その画家の、ものの見方を
  好きになること」
とのことで、いろんな画家の絵が楽しめる人
というのは、いろんなものの見方を
持っている人で、そのほうが、豊かに
芸術を楽しめると。


そういう目で美術館にでもいこうかと
思う。


今年の夏の暑さは、
ゴッホのあの、燃えるような筆致が
よく似合うなあ・・なんてことを
思ってしまうと、ゴッホが好きになったりする・・
といったような
「新たな視線」を得ることを期待して。


話は変わるが、
この「鑑賞」というのは、会社では
あるだろうか・・・
なんてことを考えた。


会社で意識的に見る対象となるのは、
ほとんどが、ワープロ文だ。
これは、絵みたいに、「筆致」とか「スタイル」
みたいなものは、ほとんど感じられない。
仕事の文だから、そういうものは、
あまり感じさせないほうがよいに違いないから、
当たり前といえば、当たり前だ。


でも、手書きが好きな自分は、
そういうことを普段ちょくちょく考えるので、
仕事のなかで、そういうスタイルを
感じさせるものをいくつかあげることができる。


当然ながら、手書きのノートとか、
手帳への記入なんかが、第一に挙がるだろうが、
これは、個人的なもので、
人にみせるものではないから、除くとして、


「ホワイトボードへの記載」
「書類への朱(訂正、校正)入れ」


なんかが、面白い。


「書類への朱」、蛍光ペンと注記書きを
みたりすると、その方が、それをどういう
メッシュで、どのように捉えているのか、
ということが、理解できたりする。
絵をみるときの、「画家のものの見方」
ではないが、その書類をチェックした人の、
「チェックの要点」がみてとれる。


なので、自分は、
話を聞くこと、理解することが
上手な先輩については、
その先輩がしてくれた、「朱の入れ方」
は十分注意してみる、ということを
してきた。
(ご指導頂いております、先輩諸氏に感謝)


こういう感性を磨くということに、
絵を鑑賞する、ということは、
少なからず、繋がっているのではなかろうか。


ということで、
いい季節だし、美術館に足を運んでみようか。



<去年の今日>
http://d.hatena.ne.jp/y1kirihara/20091027
<目に入ったニュース>

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