2007楽器フェア

行ってきた。


自分はもちろん、アコースティックギター
が一番興味があるのだが、
4年前から、つまりもう2回前から、
これをじっくりみるのは、あきらめている。


無理だ。


あれだけ廻りで様々な音がなっている
中で、アコースティックギター
音色を吟味し、楽しむなんてことは・・・


でも、今年は
高額のギターを集めて、
即売するブースが完全に分かれたフロアに
なっていて、そちら側では、
きちんと試奏できる程度の環境となっていて、
これはよかった。
ただ、
自分のこのごろの興味はナイロン弦なのだが、
ナイロン弦はこのフロアではほとんど無い状況
であり、自分としてはちょっと残念だった。


あとは、アコギを弾けたという環境、
すなわち、廻りの騒音という環境面で
わるくなかったのは、ほんのちょっと。


モーリスがいつもの海側のラウンジにて
実施されていて、これはいい。
また、
ヤマハは、主力をエレアコにして、
「イヤホンを付けて」
で勝負している。これもいい。
さらに、
防音室を売り物として宣伝しているのだが、
その中でアコギを弾けるようになっている。
これもよかった。


あとは、残念ながら、
楽器の音が云々という状況ではなかった。


でも、それでも楽しめた。
実は、上記の状況は既に自分としては
折込済みで、それ以外でも、
楽器が好きな自分としては、問題なく
楽しめた。
アコギ以外では、ザッフーンという
サックスのリードに
リコーダーの本体を付けたような
楽器(前から目をつけていたのだが)
これがいいなあと思った。
価格も1万円くらい。
相当欲しかったが、自宅でほとんど弾けない
だろうな、という気持ちから、購入には至らず。
でも、自分が学生だったら、きっと
即買しているだろう。



イベント演奏は、みて回っているだけで十分楽しい。
まず、毎回きてくれるのだな、と感心した、
リーオスカー(ハーモニカ)だ。
一昨年も感動したが、
今回もちょこっとしか聴けなかったが、
とてもよかった。


アコギでは、
たなべかっぱさん、伍々慧さん
を聴いたがいずれもさすがの
演奏だった。


さて、今回楽しかったのは、
別の理由がある。


実は、子供と一緒にいったのだ。
(中2の女の子)
ギターもキーボードも特にやってないのだが
音楽はこのごろ大好きになったという
状況。
そういえば、自分も中学生になったころ、
当時の流行歌に熱中を開始したのを思い出す。
いっしょに横浜駅でちょっと早い
食事をして100円バスで会場に向かった。



そのうちの子の興味は、
なんとドラム。
「無理だよ社宅では・・・」
といいたいところだが、
自分が今この住環境で弾いているのは
「サイレントギター」。
今の技術は、当然ながら
「サイレントドラム」
というものができている。
子供はそれに興味津々なのだ。


ということで、事前調査をしていたが、
やはりヤマハとローランドだ。


模範演奏なんかも、いいのが聴けるかもしれない。


最初にいったのが、ヤマハ


サイレントドラムが
6こくらい置いてあって、
お客さんが楽しそうに弾いている。


「おまえも弾けば?」
「やだ、全然弾けないのに恥ずかしい」
とのこと。
まあ、とりあえずパンフレットをもらう。
で、説明を聞こうと思ったら、
「ドラムのイベント演奏、ブースでやりますよ。是非!!」
とのこと。子供も
「みたいみたい!」
とのことで、10分前くらい前から並ぶ。


そこで、ふと演奏者をみてぶったまげた。


菅沼孝三


げ、あの「手数王、菅沼孝三」か!!!!!


自分は、非常にというか、めちゃくちゃうれしい!!


しかし一方、
そんな演奏をこれからやりたいと
思っているうちの子に聴かせていいのだろうか・・・
あまりにすごすぎて、
「スーパーギタートリオを聴いたアコギ初心者」
状況になってしまわないだろうか・・・・
(あそこまでうまくなれない・・・と
 しばらくギターが弾けなくなった友達を自分は知っている)


でも、
いいものはいいし、
最初に最高の本物を観るのは、
きっといいことだろう、
とも思えるので、かまわず、(というか、もちろん)
聴いてみる。


いやーよかった!!
ドラムって万能楽器と自分は思っているが、
今回もその思いを新たにした。
しかし、
あの手の脱力具合、そこから、
4本くらい手があるのではと
思わせる怒涛のスティックさばき、
そして、圧倒的なリズムのよさ。
よかった。


さて、子供であるが、予想通り
「目が点」状況。
でも、やる気はなくならなかったようで、
ドラムっていうのは、単調な
(飽き易い)楽器かという面が
心配だったが、その点はまったくそうではなく、
奥がめちゃくちゃ深い、
ということを理解した模様。


よかった。


さて、ローランドのブース。
ここでも8こくらいの
サイレントドラム、
こっちは、ヴァーチャルドラムというらしい、
が弾かれていた。


そのうち4個が
「簡単ドラム教室」状況になっていて、
ちょっと高いステージにいる先生
からの教えで、弾いていた。
「やりたい」
と、うちの子。
「おう、やれやれ」
ということで16時からの予約をとった。
「現在ちょうどお二人あいておりますので、
 よろしかったら、ごいっしょにどうですか?」
との問いかけに、
「いや、自分は・・・」
と言いかけたところ、
「はい、お願いします!」
とうちの子。


げ、俺もやるのか・・・・
「ちょ、ちょっと・・・」
と言いかけたところで、
「いいの!!」
と押し切られた。
まったくの未経験者の自分一人では
心細いらしい。
しかし、とはいっても・・・


まあ、簡単なエイトビートくらいなら、
たけるが・・・。


ということで、なんと自分が(この歳で)
ドラム挑戦。


感想。
今のサイレントドラムって、
すごい性能なのね・・・
感動しました。


子供も満足したらしく、
ローランドのブースの
ドラムのイベント演奏も聴きたい
とのこと。
スケジュール表をみると、
最後の17:30からの演奏が
Vドラムとキーボードの演奏
となっている。


一旦子供と別れたあと、
17:10に再集合して並ぶ。
結構並んでいる。


で、入ってみると、なんと
演奏者が違う。
スケジュールが押してしまって、
一つ前ので、今日の最終演奏になってしまった
とのこと。


その演奏がなんと!
森園勝敏氏のバンド演奏!!!


子供も計画とは違ってしまったが、
楽しめた様子。


自分、もちろん大満足。
エレキギター、ほんといい音出してました。


以上、充実した1日だった。



<昨年の今日>
http://d.hatena.ne.jp/y1kirihara/20061103
<ギター趣味人>
http://guitar-shumijin.g.hatena.ne.jp/y1kirihara/20080427
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