弦楽器フェア⇒東京国立近代美術館

今日は弦楽器フェアにいった。
東京の竹橋駅まで、横浜駅から
約40分。
科学博物館というのは、自分は初めての場所だ。


受付をしてすぐのところは、
バイオリン、チェロばかりで、
かつ、それを試奏する人もたくさんいる。


みんなすごい上手。
昨日が楽器フェアとは、当たり前だが、
まったく違う雰囲気。
簡単にいうと、昨日のお客さんは
「ポップス系」だろうが、
今日の弦楽器フェアは、完全に
「クラシック系」だ。
自分としては、ナイロン弦のギターが
大好きであるが、クラシックは
それほど聴かないし、
ギターもレッスンなんか受けたことが
ないので、
なんとなく場違いな感覚をもってしまった。


でもなにしろ
手工ギターをたくさん触れるのは
うれしい。
ただ、ちょっと残念なのは、
連日自分のみ遊びにいかせて
もらっていることから、
「16時までに帰る」
との約束をしてきたこと。
従い、聴きたかった福田進一氏の
演奏会(16時から)は聴けない。


であれば、と思い午前中から移動。
11時くらいから入ってギターを触った。


11人の製作家のギター、せっかくきたのだから、
すべて弾いてみた。


自分はいままで、ナイロン弦の生ギターは
所有したことがない。
いや、正確にいうと、
最初に小学6年生くらいに触った
ギターは親父が粗大ゴミから拾ってきた
ナイロンギターだったが、
まあ、それはギターといっていいものか、
微妙だ。
そして、中学生で
フォークギターを買ってから、
ずっと鉄弦だった。
ナイロン弦が好きになったのは、
ここ5年くらいヤマハのサイレントギターが
メインとなってから。
そのような状況なので、このところ
ギター屋さんで試奏するのは、
6,7割ナイロン弦となってきている
ものの、じっくりナイロン弦を
まとめて試奏したのは、初めてかも
しれない。


自分でいいな、と思ったのは、
今井氏のギターと、横尾氏のギター。
いずれも、硬めで輪郭のはっきりした
音に聴こえた。
そういう音が『今の自分の』好みなのだ。
材でいうと、
音に甘さ、重厚さを感じる松より、
レスポンスにすぐれ高音が大きめに感じる杉の
方が好きだ。


ただ、値段は書いてなかったが
きっと高いのだろうな、と思う。
でも、そのうち
「一生モン」として、手工品ギターを
1本ほしいな、とは思っている。
(いつになるか、更に実現するのか・・不明だが・・)


さて、
13時くらいで、ほぼ観終わったので
(ギターしか、みていないので、そんなもんだ)
余った時間で、となりの東京国立近代美術館
をみてきた。


4階から2階の常設展は無料!!
うれしい。
せっかくなので、
絵画の解説イヤホンを借りて(これで300円)
じっくりみてきた。


やはり、本物はいい。


和田三造 「南風」
やる気というか気概というものを
絵にするとこういう絵になるだろう。


梅原龍三郎 桜島
青の桜島とピンクの海の対比が
めちゃくちゃきれいだった。


佐伯祐三 「ガス灯と広告」
ジャズだな、これは。


等々、他にもたくさん
面白い絵があって、
絵の前でたたずむことが
まったく苦にならない。
2時間たっぷり楽しんでしまった。


幸せな休日だった。



<昨年の今日>
http://d.hatena.ne.jp/y1kirihara/20061104
<ギター趣味人>
http://guitar-shumijin.g.hatena.ne.jp/y1kirihara/20080427
<目に入ったニュース>
小沢民主代表辞意。
(これはちょっと・・・・)
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