ライブの時代になってくると思う。

夜、たまたまみた情熱大陸という、今輝いている人を紹介する番組をみての感想。
2足のわらじをはくメンバーのよるダンスグループを率いる人の話だった。
「みたあと、よかった!という感想ではダメ.見た後、自分は即会社を辞めました、というくらいのインパクトを与えたいんだ。」
「ライブじゃなくちゃ伝わらない。口では説明できない。」
など、面白い発言が多くて、楽しくみれた。また、ちょっとだけだがでてくるダンスもすごい面白かった。
音楽は・・・。
今から百年くらい前、レコードが生み出されたとき、演奏家は演奏するところがなくなって、職がなくなるといって、レコード反対運動というのが(欧米で)あったらしい。
当然ながら、そんなことはなくて、レコードが売れることで、それからお金が入ったし、演奏する機会もかえって増えるとの事でレコードは演奏側からも歓迎されるものになっていった。
そして現在、今度はインターネットの普及でCD(旧レコードすなわち音楽媒体)自体消滅しそうだ。それ以上に演奏家にとって大きな話題は、シロウトでも簡単にCD製作までできるようになってしまったことであろう。かつ、機材の進歩は目覚しく、本当に簡単に、かつ、それなりのものができてしまう。(山下達郎のような化け物のようなレベルの方はもちろんいるが)
このことを演奏家が心配する時代。同じようなことをジャズギタリストの布川俊樹氏が雑誌に書いているのを読んだことがある。
そして、それに対する感想が布川氏と同意見だった。
ようするに、”プロ=いいレコードが出せる人”から、”プロ=ライブをみに行きたくなる人”にかわっていくだろうなということ。同感。
PS
但し、同感はしているが、”人に受けること”を第一に考えることがいいことかというのは、「商業主義」といった批判用語があるように、全く違った議論と思ってもいる。