■20210821(土)#228クラスタ・フリーコンサート

今回は、不覚にも遅刻してしまった。とても残念。

自分は、クラスタのフリーコンサートについては、

聴くこと、演奏することはもちろん楽しいが、

それを思い出しながら書くこのブログも楽しい時間。

そのためにも、来月はぜったい遅刻しないようにしよう。

 

ということで、今回は、佐々木さんの演奏以降のレポート。

また、曲については、クラスタのHPから頂いております。

マスターありがとうございます。

 

演奏者のご紹介です。(演奏順)(N:ナイロン弦、S:スチール弦)

ドラクエ板垣さん 習志野市(N) ドラゴンクエストIIIより おおぞらをとぶ王宮のロンド、そして伝説へ、いとしのエリーサザンオールスターズ

遅刻で聴けず。サザン特集も聞いてみたい。


ラグタイム北村さん 藤沢市(S) Jhonson City Rag、Bluw Bell、メイベルズドリーム

遅刻で聴けず。マスターの記事では、「1926年製のギブソンアーチトップ」とのこと。

どんな音だったのだろうか。大変気になります。

 

・志原たいおう君(19) 新宿区(N) カヴァティーナ、カプリコーンの夢(ディアンス)

お店につくなり、マスターから、

「たいおう君、聞いてほしかった。すばらしかったですよ」

とのお言葉。ぜひともと思う。

 

ゴジラ佐々木さん 国立市(N) 練習曲1番(ヴィラロボス)、ポピュラ曲集より

佐々木さんの演奏中に席についた。ここからいつものレポートを。

今回の佐々木さんの演奏は、いつもの

「こんなのよくコピーしようと思うなあ」

と思ってしまう難易度マックスというものではなく、

ローコードのアルペジオや、ブルースやロックギターのようなフレーズ

が入っていて、「ギターらしい」フレーズが満載で、

あ、こんなのだと、自分とかにはいい感じかも、と

思ってしまった。

で、クラスタの曲名をみてみると、「ポピュラ曲集」

とのこと。なるほど。

どなたの曲集なのだろうか。

(MC聴けなかったので、わからず)

以上、途中からですが、楽しい演奏でした。

 

・メリル豊嶋さん 小金井市(S) せれなあで(中川イサト)、オレンジ3.5(同)、ハバナハバ(トミーエマニュエル)

エフェクターを使っての演奏でしたが、まず、その音がいい。

「いろいろ試してるんですよ」

とMCでおっしゃっていたが、本当にそうだろうなと思う。

生音もいいギターだが、PAで音をだすなら、

こういうふうな音づくりしてみたいな、と

思ってしまった。

演奏は、中川イサトさんの曲2曲がよかった。

せれなあではジャジーな曲だが、ジャズギター的な演奏ではなく、

演奏としてはラグタイム的というか、「アコギフィンガーピッキングだなあ」、

という演奏。なんというか、味があって、ステキな演奏。

2曲目のオレンジも同様の感じで、MCで、

中川イサトさんの曲では一番好きな曲」

とおっしゃっていた。

すごくよくわかる。で、自分は、この豊嶋さんのアレンジが好き。

中川イサトさんはオレンジはいろいろセルフカバーしていて、

都度アレンジを変えているが、その美味しいところを

うまくつなげて1曲にしている豊嶋さんのアレンジは秀逸。

こういうのだと、毎回弾いて頂いても、いろいろ演奏の表情を

変えて楽しめたりするのではと思う。よかったです。

 

・新宿志原さん 新宿区(S) タックスマン、ドライブマイカー、ヘルプ、アイソーハースタンディングゼア、ゲットバック(全曲ビートルズ

自分はこの志原さんのピック弾きソロギターのファンだ。

いつ聴いてもかっこいい。

今回、MCは最低限の曲目紹介程度で、とにかく次から次へと

演奏がなされたが、ずーーーーっと聴いていられる、と思ってしまう。

ピックでよくここまで再現できるな、と思うとともに、

リズムの気持ちよさがすばらしい。

思わず体が動いてしまう。

この演奏はストリートでやったら、人垣ができるのでは

ないだろうか。

一回やってみてほしいなあ、とか思ってしまった。

(自分は間違いなく立ち止まって投げ銭します。)

最高でした。

 

・ダンシャーリー市來さん 調布市(S) Rainbow Eyes(レインボー)、ムードフォーアデイ、The Meeting(ABWH)

今回は、ロック系で3曲。

今回おもしろいなと思ったのは、2曲めのムードフォーアデイ。

この曲は、市来さんはこれまで何度もフリコンで弾かれている曲であり、

おそらく大好きな曲で、手癖として弾けるくらい弾き込んでいるのではと思う。

そういう曲だと、ギターと演奏者の相性みたいなのが、わかりやすい。

で、今回弾かれたマーチンと以前のテイラーのギターを

思い出しながら聴いていた。

やっぱり新しいマーチンのほうがいい。音もいいし、表情もでている。

テイラーは随分硬い感じだったなと思う。

マーチンの方はまだまだこれから音が熟成されてくると思う

ので楽しみにしております。

 

・トミー中村さん 新宿区(S) アンジェリーナ(トミーエマニュエル)×2回

今回の中村さんの演奏は、自分としては、いろいろ気づきを頂いた。

それは、「テンポを落とした演奏」について。

同じ曲を2回弾かれたのだが、演奏の出来は、もちろん2回めのほうがよかった

のだが、演奏のテイストとして、自分は1回目がよかった。

1回目は、ご自身でコントロールして少しだけ曲のテンポを落としての演奏。

これがすごくよかった。

「少しテンポを落とす演奏」というのは、なかなか様にならない。

というのは、「技術的に追いつかないのでゆっくり弾く」

というのが普通だから。

しかし、良い曲(良いメロディー)は、テンポを落として弾いても

味があって、かつ演奏の表現もよりわかるようになったりして、

とても味がある演奏になったりする。

といったことを、思い出した。

そういうところでは、1回目に弾いた演奏は

「中村さんの演奏」になっていたと思うもの。

よかったです。

 

・レポーター桐原さん(N) 浪漫飛行米米CLUB)、異邦人(久保田早紀)、なんでもないや

今回は、タイムトラベラー的なイメージを持ったもの、として3曲。

やっぱり1曲めが指が動かず納得の行く演奏にならない。

それと、スピーカーを自分でもっていったのだが、これが

今回はいまいち。

自宅で音色を作ってきたつもりだったが、クラスタにいくと、

音響環境がかなり違っていて、作ってきた音でやろう、というのが

裏目にでた。クラスタのほうが随分残響があったのと、低音は

少し小さくなってしまったりとか、やはり音は現場で

作らないとだめだと反省。特に残響の方は、音の輪郭とか

聴こえにくい感じになってしまったのが残念。

つぎの機会ではこの点は改善したい。

 

・コレクター木村さん 狭山市(S) FANESCA(ピーターフィンガー)、COME TO MY WINDOW

今回はダンマッサーでの演奏。前回の戦前マーチンの

「軽々音が出ている」という音色とは違い、

「鳴らせればなるけど、しっかり弾かないなら鳴らない」

とギターがいっているように感じるギター。

このギターの面白いのは、なので、かなり重い弾き心地のギターかと

思って弾いてみると、そうではなくて、そういう音が軽くなってくれて、

製作家の音作りとしてこういう音を狙っているのだな、と理解するギター。

演奏の方は、難易度激高の曲だが、またよくなっている。

1曲めについては、「4ヶ月くらい毎日弾いている」とのこと。

逆に4ヶ月も弾くと「自分がうまくなるのは、ここまでだ」と

なってしまいそうだが、前にすすんでいる(うまくなってきている)

ところがすばらしい。さらなる完成度、期待しております。

 

 

以上、今回は遅刻してしまったのが痛恨。

来月はしっかり最初から聞かねばと思う。

またよろしくお願いします。