「はしっているとき、何を考えていますか?」

「はしっているとき、何を考えていますか?」
と質問された。


たまに受ける質問だが、大概、、
「何も考えていない」
と答える。


そうすると、(その方がランナーでないときに多いが)、、
「何も考えないってどういうこと?」
と続きの質問をされることが少なからずある。


「人間って眠っているときでなければ、
 なにか、考えているでしょう」
という思いからだろうと思う。


そこで、
「いやいや、考えてはいないですけど、
  いろいろ感じています」
と続ける。


そうすると、なるほど、という感じになる。
(本当に納得されたかどうかは不明なるも、
  一応回答をもらったという顔にはなる。)


心には、いろいろな状態(使い方)がある。


学ぶ(倣う):study、
考える:consider、
そして、
感じる:feel。
他にも、いろいろあるが・・・。



で、走っているときの自分の心は、
「感じる」feel
が一番近いかな、と思う。


そして、その感覚を大事にしたい。


勉強だって、例えば、数学を本当に理解するためには、
考える、というところから、、
「美しさを感じる」
という、感じる、ところにつきつめられていくものと思う。


音楽なんて、ほとんどfeelのみだし。
(studyを感じさせる音楽は、
  聞いていて、少し退屈だったり、つらかったりしてしまう・・・)


一方、生活の糧である仕事では
「考える」や「学ぶ」が多くならざるを得ない。
「わかる結果」でなければならないから、当然だ。


それゆえ、そういうことから
自分を解放するために
ランニングやギターで、
「感じる」時間が大切なのだと思う。


そのような時間を大事にしていこう。



PS
ギターやランニングは、
「感じることができる」という項目が、
いろいろ増えるほど、
より楽しく、より上手になれる気がする。



<去年の今日>
http://d.hatena.ne.jp/y1kirihara/20111009
<目に入ったニュース>

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