プロフェッショナル仕事の流儀 宮本慎也さん

いわずと知れた日本プロ野球のキャプテンだ。


宮本さんがプロとして大事にしている言葉
というのは(以下自分の記憶で書いていて、ちょっとあいまいだが)
「二流の超一流になれ」(野村監督からの言葉・・かな)
「努力は誰でもする。他の人がしない努力をしろ」(お父様からの言葉とのこと)


どっちもいい。
いいドラマというのは、主役だけが
光っているわけではない。
脇役も光っている。
「二流の一流」という言葉から、
自分は、そんな
「いい脇役を目指すこと」をイメージした


一流は当然ながら王道、
もしくは「すべてで一流」であるが、
二流と割り切ったら、
「なにかで光ればいい」
という考え方ができる。
気持ち的にも広がりのある
考え方と思う。


そして、そういうメンバーが
集まった方が、面白いし
チームとしては強い。


野球で言えば、めちゃくちゃ
強かった巨人は、王、長島という
ウルトラ主役がいたわけだが、
その周りを固めた高田、柴田、
黒江、土井、森、末次、河野とか
味のある役者がそろっていた。
そしていずれの方も、球場以外の実生活上でも
なんらか、野球に対して取り組んでいたに
違いないという「職人気質」を感じる選手だった。


あと、今回の宮本さんをみていて
考えたのは、
「プレーイングマネージャー」
とか、「キャプテン」
というポジションについて。


古田ヤクルト前監督もそうだったが、
大変難しいポジションだ。
ただ、考えてみると、
「職人」の世界では、その技術を
知りえた方でないと、チームを
まとめられないわけで、
現代でいえば、IT企業のソフト開発の
チームなんかは、こっちの方が
普通なのかもしれない。


こういうポジションで大事なのは、
「ああ、この人といっしょに仕事をしてみたい」
と感じられる人かどうか、だと思うのだが、
テレビにでてた宮本さんは、もう、話しぶりから、
野球の練習中とオフタイムの状況まで、
「仕事するなら、こういう人とやりたいよな」
という魅力にあふれていた。


今年のヤクルト、主軸が巨人
にみんな引き抜かれたのだが、
しぶとく戦っているのは、
こういうキャプテンがいるからだ。


応援したくなった。


<昨年の今日>
http://d.hatena.ne.jp/y1kirihara/20070709
<目に入ったニュース>
長崎出張中。


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