「書くのではなく聴く」ということ

天気が悪かったこともあるが、
今日は一日、家で過ごした。
そして、そのほとんどの時間を、
書き物(つまりパソコンの前に座っての作業)
をして過ごしてしまった。
ひとつは文章書き、もうひとつは
パソコンソフトを使っての楽譜書き。


この作業はまさに「書く」作業なのだが、
ずっとやっていて、なんか
その行為が「書く」という感じじゃないな、
という感覚を持った。
そんななか、ふと一息ついて、
手にした本に、「あ、これこれ」
というぴったりの内容が書いてあった。
武満徹氏の言葉なのだが、
以下ピックアップしておこう。


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僕は”書く”とか”作曲”とかいう言葉は
好きじゃないですね。
これはよく言っていることだけれど、僕も、
作曲するのではなく、リスニング=聴くというんです。
作曲行為は聴くということだと思います。
作曲家は最初の聴衆です。
(以上武満徹氏のキースジャレット氏との
 インタビューより。ジャレット氏が
 「即興は聴くことである」というような発言に
 対しての返答として 1984年)
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そうなのだ。書いているというより
自分の中に聴いている感覚。


・・・・よくたまたまその本を
手にとって、そのページを開いたもんだと
思う。


神様に感謝だな。



<昨年の今日>
http://d.hatena.ne.jp/y1kirihara/20070524
<目に入ったニュース>
・六ケ所村:核燃料サイクル施設の直下に未知の活断層
 青森県六ケ所村の日本原燃原子燃料サイクル施設の直下に、マグニチュード(M)8クラスの大地震を引き起こす地下活断層があるとの調査結果を、東洋大の渡辺満久教授(変動地形学)や広島工業大の中田高教授(地形学)らの研究グループがまとめた。最新活動時期は過去3万年以内で、06年改定の原発耐震指針の評価対象(12万〜13万年以内)になるとみられる。
トヨタ「世界最小」乗用車を年内発売 強まる低燃費志向
トヨタが年内に発売を予定する4人乗りでの世界最小車「iQ」(トヨタ自動車提供) トヨタ自動車は4人乗り乗用車では世界最小クラスの超小型車「iQ(アイキュー)」を年内に発売する計画を打ち出した。ガソリン価格の高騰を背景に消費者の「安くて燃費の良い車」に対するニーズは高まっている。ホンダや日産自動車などが低燃費車の投入を予定する中で、トヨタではこれまで以上の環境性能を付加した超小型車を売り出すことで販売拡大を目指す構えだ。
ソニーが新型太陽電池、製造コスト最大10分の1・事業化の可能性
 ソニーは製造コストの安い新タイプの太陽電池を開発した。原材料にシリコンを使わない。半導体技術の代わりに印刷技術の応用で作れ、製造費が現在普及しているシリコン型の5分の1から10分の1になる見通し。安定性を高め、光を電気に替える変換効率で実用化への目安とされる10%を達成した。
開発したのは色素増感太陽電池。この春、スイスの研究者が持つ基本特許が切れた。次世代太陽電池の最有力候補で、国内外で研究開発が盛ん。ソニー太陽電池を事業化するかどうかは未定だが、新技術を武器に新規参入する可能性が出てきた。(

・しなやかグリーンの太陽電池 三菱商事など実用化にメド黒色以外が難しいとされた太陽電池で、三菱商事産業技術総合研究所有機EL製造装置大手トッキのチームが鮮やかな緑色の試作品を開発した。次世代技術として期待される有機材料を用いた薄膜太陽電池で初めてとなる製品化を年度内に目指す。三菱商事などが試作した有機薄膜太陽電池。緑色で、自在に折り曲げ太陽電池は無機材料のシリコンを用い、黒色を変えることは難しいとされてきた。今回、有機ナノテク素材のフラーレン(黄色)と、染料などに用いるフタロシアニン(青色)を半導体材料として層状に重ね、緑色になった。フタロシアニンの代わりに別の材料を用いると赤色にもなる。
厚さは100ナノメートル(ナノは10億分の1)程度で、マイクロメートル(マイクロは100万分の1)単位の厚さになるシリコンの太陽電池よりはるかに薄く、自在に曲げられるのも特徴だ。
課題は太陽光を電気にする変換効率がまだ低いことだが、三菱商事は「産業用発電には、まだ難しいが、色彩を生かした需要はある」(担当者)とみる。見た目の良さを利用して、携帯電話の充電用など、カバンなどに取り付けるデザイン商品としての製品化を目指すという。
試作品は23日から、G8環境相会合に合わせて神戸市内で開かれる「環境フェアinKOBE」で展示される。 asahi.com



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