「最初下手」な自分

一昨日の会議はつらいものだった。


会議資料の出来が悪い。
従い、そのまま会議を実施すれば
いろいろ意見を頂くこととなり、
結構ぼろぼろになるだろうことが
みえていた。
出張で時間がなかったことが
原因であり、会議を延ばすこともできた。


しかし社内会議だ。
出来がいまいちでも、その状況で
いただくご意見は、貴重なものであろうし、
会議を延ばしてしまって後の時間を
削るのも辛い。


ということで会議を実施したのだが、
予想どおり・・・の内容となった。


結局、こちらの資料作成では
信用していただけ無くて、
「今日の会議結果を反映したら、
 電子データをください。こちらでも
 手直ししますから」
というお言葉まで頂いてしまった。


・・・仕方なし。



しかし、これは読んでいたことでもあるので、
そっから馬力全開だ。
「こちらでも手直ししますから」
というその手直ししたい場所も、
会議の中で掴めている。
こちらが予想できていなかった
改訂点もあったが、なぜそれが
予想できなかったかも、理解できている。
従い、であれば・・・と思いつくところは
先取りしてすべて直してしまえばいい。


お客様にでるまでに、
「誠意あるもの」
にしあげればいいのだ。


ということで、準備不足の会議でのマイナスは
取り戻せたのではないかな、
というところまで、挽回した資料ができつつある。


やれやれ、よかったよかった。




しかし、思い起こしてみると、
自分は全般的に上述のような経緯を
手繰る傾向があるのかもと思う。
才能的にもそうだ。
とにかく、家内にもいわれるが、
「初めてやることが強烈に下手」
なのだ。
なので、何をやっても最初は、
「お前は才能無いな」
とか、
「いっぱい練習しなきゃね」
とか散々なコメントをもらう。
しかし、
じゃあ、本当に不器用なのかというと、
そんなことはないみたいで、
あーでもないこーでもない、
とやっていて、気づくと普通の人並みに
できるようになっている。
ものによっては、人並み以上かな、
と思うものもでてくる。


このあーでもない、こーでもない、
も変なやり方で、
「こうしたらうまくいく」
ということはもちろん、即取り入れていくのだが、
「こうしたら、うまくいかない」
というのも、ちょっとだけ、味わってみたい、
なんて思いながら進める癖がある。


だから、家内は自分のドラクエをみていると、
「理解できない」
のだそうだ。
「なんでわざわざ、全滅寸前にするの?」
という。


だけど、そうすることで、
得られる情報が、後々いきてくるし、
そのほうが面白いじゃん、と思う。


でも、そういう
「最初ど下手で冒険好き」
は廻りに迷惑をかけてしまいそっぽを
向かれれば、即死亡、となろう。
「誠意をもって」
を忘れれば明日はないのだ。


この点は肝に銘じている。



なお、冒険好きかどうかは、しらないが、
「最初ど下手」
は自分の子が引き継いでしまったようだ。
幸い、「その後通常レベルに至る」
ことも引き継いでいるようでよかったのだが、
だからこそ、自分の経験上から、
「誠意を持って」
というところも、しっかり引き継がねば
と思う。



<昨年の今日>
http://d.hatena.ne.jp/y1kirihara/20070522
<目に入ったニュース>



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