7-3  試奏の楽しみ

20代、30代のころは、1ヶ月4回の週末のうち2回くらいは楽器屋にいって試奏をしていたと思う。そのころは本気で「本当に気に入ったのがあれば購入しよう」という気持ちもあった。だからこそ本当に真剣に試奏していた気がする。
しかし現在は、これまでつづってきたとおり、概ねサイレントギターで満足してしまっていることもあり、(完全に満足したわけではないが)数ヶ月に1回くらい、洋服好きな人がウィンドーショッピングをするようにギター試奏をしているといったところ。
試奏をしに行く先は、御茶ノ水がメイン。そのほか新宿、渋谷といったところだ。御茶ノ水はギター屋の数、質ともすばらしい。
弾くギターの種類としては、ここ数年メインギターがナイロン弦になったことから、購入も視野にいれての試奏はナイロン弦になった。ただナイロン弦のギターは概ねデザイン的に確立されているようで、スチール弦のギターほど「1本1本の特徴が違う」ということを感じない。特に自分が気になっている、カッタウェイ仕様となると、ほぼエレアコなのだが、種類はぐっと減る。
また、純クラシックギターも興味はもちろんあるが、こっちの方は「それなりのもの」は「それなりのお値段」である。本気で買うつもりがないと、触りにくい。・・・実は、これが試奏の機会が少なくなっている一番の原因だろう・・・だから、今でも試奏をするのは、スチール弦のギターの方が多い。
さて、以上のように試奏は自分にとって趣味みたいなものだが、試奏の楽しみとはなに? ということを自問自答してみた。