■20201129(日)サイレントギターでの表現

現状、生クラシックギターとサイレントギターの

使用比率は、8:2といったところ。

生ギターはやっとなれてきたが、

サイレントギターを一度弾くと、そのあと、

生ギターで、音色の調整ができるようになる

のに、少し時間がかかってしまう、という状況にある。

 

何年もサイレントギターを弾きてきたから、

というのもあるのであろう。

 

で、そんな状況で気が付いたのは、

サイレントギターは、それはそれで、

1つの表現になるな、というもの。

簡単に言えば、エレキギターだ。

 

それ自体では音量がないので、

アンプをつないでリバーブ

調整をしてやる。

この調整自体が演奏の一部と思える。

 

クラシック生ギターとこのサイレントギターで

八代亜紀の曲を弾き比べてみたりしたが

なかなか面白い。

クラシックギターでは、「ザ・演歌」になるが、

サイレントギターでは、「ムード歌謡」になる。

そして、同じ曲なのに、弾きたい表現が

まるで違ってくる。

 

クラシックギターの方が、よりセンシティブで

難しいので、そちらを、より練習せねば、と

思ってしまうが、サイレントギターでの

表現の方が、自分みたいに、引き込んでいる人は

少ないだろうな、と思うので、これはこれで

大事にしていきたい。

 

おそらく両方の違いを、明確な違いとして

認識して表現を変えてやることが、

ギター技術向上の面ではよいのだろうと思う。