現状、生クラシックギターとサイレントギターの
使用比率は、8:2といったところ。
生ギターはやっとなれてきたが、
サイレントギターを一度弾くと、そのあと、
生ギターで、音色の調整ができるようになる
のに、少し時間がかかってしまう、という状況にある。
何年もサイレントギターを弾きてきたから、
というのもあるのであろう。
で、そんな状況で気が付いたのは、
サイレントギターは、それはそれで、
1つの表現になるな、というもの。
簡単に言えば、エレキギターだ。
それ自体では音量がないので、
アンプをつないでリバーブの
調整をしてやる。
この調整自体が演奏の一部と思える。
クラシック生ギターとこのサイレントギターで
八代亜紀の曲を弾き比べてみたりしたが
なかなか面白い。
クラシックギターでは、「ザ・演歌」になるが、
サイレントギターでは、「ムード歌謡」になる。
そして、同じ曲なのに、弾きたい表現が
まるで違ってくる。
クラシックギターの方が、よりセンシティブで
難しいので、そちらを、より練習せねば、と
思ってしまうが、サイレントギターでの
表現の方が、自分みたいに、引き込んでいる人は
少ないだろうな、と思うので、これはこれで
大事にしていきたい。
おそらく両方の違いを、明確な違いとして
認識して表現を変えてやることが、
ギター技術向上の面ではよいのだろうと思う。