多良の森トレイルランニング前半

多良の森トレイルランニングレース参戦した。
修験者コース   39km 累積標高3,300m 制限時間10時間30分。
フォレストコース 19km 累積標高1,460m 制限時間5時間。
自分が参加したのは、19kmのコース。


朝4:30起床。4:50自宅発。
途中コンビニでおにぎりを食しながら5時45着。
そこから受付をすませ、リュックとシューズを
どうするか迷いながら
6:30開会式。
7:00に修験者コースがスタート。それを見送った後、
8:00にフォレストコースがスタートした。


結局装備はシューズが初代アルトラローンピーク。
リュックがYurenikuiプロの組み合わせ。
坂道がきつい、と聞いたので
ブルックスのカスケイドより
足裏の剛性の強いローンピークとした。
そして、晴天で暑くなりそうだったが、
風があってそれほど暑くならないと感じたので、
水は500mlと割り切って
ウェストポーチとしたもの。


さて、スタートに当たっての今日のレースの目標だが、
第一目標はゴールまでのたどり着くこと。
第二目標は膝や足裏などに痛みを感じずゴールすること。
第三目標は平坦なところと、下りは走りとおすこと。


コースの概要。
最初標高220mくらいから820mくらいまで
600mくらいの登り。ここまで4km。
そこで100mくらいの小さな谷を経て、また850m
くらいに。ここまでで7kmくらい。
8kmくらいまで平坦。
そこから11kmにかkて380mくらいなので、
470mくらい下る。
ここから14kmにかけて820mくらいに上り。
そこから19kmまで600m下るというもの。
大きな山を2つ超えるコース。
登りも下りもかなり急だ。


さて、スタートしてさっそくのぼりなので、
やはりきつい。
ストックが使えれば登りは得意なのだが、
通常の登山(走れない急坂)は、
ひさしぶりで、筋肉に疲れがくる。


やっと上りきったところで、
山頂の絶景ポイント。
もちろん数分の休憩をとって、
写真撮影実施。きもちいい。


さて、そこから1kmくらいは
100mくらい下り。
脚のショックを減らすため、
着地側でない方の足の
「抜き動作」と、着地足は
「自分の真下に着地」
を意識する。


うまくできると、着地側の脚の
負担が小さくなっているように感じる。
普通の平地を走るような感じで、
すいすい走れた。
調子いい!!


下りで気持ちよく走れる、
というのは、自分のトレランレースでは、
ほとんど初経験と思う。
で、調子にのってしまったのがよくなかった。
その下りの終わりくらいで、
ハムストリングスが攣りそうになった。


やばい、と思ってスピードを落としたが、
一方で、なかなかいい、とも思う。
これまで下りでハムストリングスが攣る、
というのはなかった。
いつもは太腿の前面に疲れがくるのだが、
ショックをハムの方で吸収できているのなら、
脚全体が使えているのだと思う。
よしよし。


しかし、まだ6kmくらいで、
攣るにはちょっと速すぎる。
汗もさほどかいていないのに・・・


と、そこからちょっとした上りのところで、
今度は右足を木の根にひっかけてこけてしまった。
転んだことからの打撲とか擦り傷というのは
なかったのだが、なんと、
右ふくらはぎが攣りかけてしまったこと。


ええ、なんで、攣るの?
コースを外れてしばし休憩。やばい。
まだ7kmといったところなのに、
こんなに攣るとは・・・
これでは、ゴールにたどり着く前に
脚が死んでしまうのではないか、と心配になった。


で、深呼吸してして、自分を落ち着かせる。
・・・ひょっとしてミネラル不足か。
それほど汗をかいてないので、気にしていなかったのだが、
こんなに攣りやすくなっているということは、
思ったより、身体のミネラルを出してしまっているのかも
しれない。
そう思い、塩飴をなめながら走ることに。
そうしたところ、ほどなく脚の攣りは
よくなった。


これが原因だったのか。
とちょっと安堵。
そこから先は、4km毎程度に1個、塩飴を
なめながら走った。(コールまで計4粒消費)


で、次の山のピークから、今度は長い急な下り。
これまではこういう下りで
軽やかに降りることができず、
ガンガン抜かされてきた。
その際、脚の前面が疲れてしまい、
最終的には、スピードがだせず、一歩一歩
という最悪の状況も経験してきた。


前に進むのを、一歩ずつとめているということは、
スピードによる危険はほぼゼロだが、
脚への負担という意味では、水平方向への
進行をスタートストップを繰り返していることに
他ならず、ものすごい負担だ。
今回は、前に進むスピードはできるだけ
変えずに進むことを心掛けた。
イメージとしては「階段を駆け下りる」
というもの。
真下への踏込は重力があるので、仕方ない。
しかし、前方への進み方は一定に進ませる。
なので、足の置く位置として、
「階段みたいに下れるところ」
を瞬時に探しつつ、できるだけ
小さなステップで、そして、スピードは
ジョグ程度に抑えたままで走る。


あっという間、というほどではないが、
すごく楽しく下りを走りきることができた。
下りがこれほど楽しいとは!!
自分としては、今回はこれが一番うれしいポイント。



以上前半。
後半に続く。


<過去の今日>
「雨の日」
http://d.hatena.ne.jp/y1kirihara/20160423
「「俺の」・・・」
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「落書きという趣味」
http://d.hatena.ne.jp/y1kirihara/20140423
「そういえば」
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