トレラン with ストック

まだひざの調子は今一つなのだが
今日はいつものいっしんどう広場から
瑞泉寺のコースを走ってきた。


今回はダブルストックを使ってのトレラン。
6月の奥久慈と7月の飯能生越のレースは
いずれもストック禁止だったので
ストックを使わないで走っていたのだが、
特に山登りでは自分はストックが大好き。
「使いこんでいきたい」と思える道具の1つだったりする。
しかも、今はひざの調子が今一つだし、
昨日の雨で地面が悪そうだし、で、
久々に持ち出して使ってみた。


結果は、やってよかった。


最初、走り始めはものすごく走りにくかった。
ストックを使うと、腕振りが思うように
いかない。
ストックを使わないときは、
ストックの真ん中辺をもって、
なるべく重さを感じないようにして
走るのだが、やはり前後に振る感覚が
なにも持っていないときと違う。
両手に250mlのペットボトルを
持っているような感じ。
腕振りが重くなってしまうのだ。


やっぱりトレランではストックは
使わない方がいいかな・・・
と思ってしまったのだが、
ちょっと地面が悪いところに出ると
印象が違ってくる。


登り下りや、地面が荒れているところでは、
ストックをうまく使ってやることで
転ばない、という安心感があって、
身体の前傾姿勢が力を抜いてキープできる。
その結果、思いのほか楽。
また、当たり前だが、登りが楽になり、
「脚を残している」という実感がある。
「これが奥久慈、飯能生越で使えたら、
 ずいぶん違ったろうな」
なんてことを走りながら思った。


で、そうしているとストックを
持ち変えるのが面倒になって、
そのまま使いながら走るようになった。
これが本日全13km走ったが、、
最初の2km過ぎくらいから。
ここから5kmくらいの地点までは
その走り方で走った。
結果はある程度楽なのだが、スピードが
上がらない。
ストックを使うと、ストックを
使って肩で支える動作となるため、
肩甲骨を前後に振ることがその間止まって
しまうからだ。
それでも、その動きで効率のよい
動きがそのうちできてくるはず、と
信じてそのままやり続けながら進んだ。
天園の茶屋からは獅子舞の谷の下り。
ここはかなり足場がぬかるんで悪く、
ストックを使っても慎重に歩きで
下るしかなかった。
その後瑞泉寺まではちょっとだけロード。
このロードとそのあとの、天園茶屋に戻る
急坂も無理せずに歩いた。
この間では特に歩きでのストックは本当に楽だった。
ひょいひょい歩くことができる。


さて、天園茶屋から帰りのランニング。
ここまでのランとウォークで、ひざは
あったまって今のところ調子いい。
ちょっと飛ばしてみてもいいかな、と思う。


で、1kmほどいったところで、
子供とその引率の方、合わせて30名ほどの
集団のハイカーを抜いたのだが、
その自分を更に抜いていった
ランナーがいたので、10mほどあけて、
その方について行ってみた。
ペースは自分のGPS時計でみてみると、
キロ5分40秒ほど。
自分のトレランは6分から7分くらいだから、
自分にはちょっと速すぎのペース。
しかし、どこまでついていけるかやってみよう、
と思って、構わずついていってみた。
すると案外走れてしまい、
最後の1kmのところまでついていくことが
できたてしまった。
(最後のいっしんどう広場までいくのは、
  ちょっときつかったし、べったりついて行ったとなると
    失礼かも、とも思って残り1kmで離脱)


で、そのときのストックだが、
グリップを短めにもって
(登りでつかむところを持って)
まっすぐ下へだらりと垂らしたまま走った。
ひじは、90度よりちょっと鋭角に
たたまれた状態でキープとなるが、
それほど窮屈なことはない。
このカッコで、胸を張りだすようにする。
その状態で、腕を前後に小さく振ると
ストックを持ったまま、腕振りもできて、
それなりに走れた。
ストックは、真ん中辺を中心に、
上と下が前後に前後にバランスして振れる状況。
そのことで、腕振りができるのと、
ストックの重心はあまり振れないのとで
重さを感じにくく思えた。
加えて、ストックを使いたいと思ったときに
即使うこともできた。


あ・・・これはいいかも・・・


とりあえず、自分としては
ストックを持ちながら走る一つの
やり方かな、と思えた。
ただ、バランスが崩れていると、
もっと長く走ると脚に無理がでてくるかもしれない。
この走り方が大丈夫か、については、
敢えてロードでストックを持って
ためしてみようと思う。


以上、楽しいトレランとなった。


ストックは、しばらくは積極的に使いこんでいこうと思う。



<去年の今日>
「期間限定」
http://d.hatena.ne.jp/y1kirihara/20130720

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