大事な態度とは

気分的に悪いメールとかご指示とかを
うけとることがある。


「なんでわかってくれないんだ」
「ずいぶん勝手なことを・・・」
とか、イライラする心情に
パッとなってしまったりするが、
そこは、いったん停止。


そういう心情は、抑えられないが、
条件反射で、対応したのでは、なにも進展はない。


まずいったん、
「相手は、少なくとも自分とおんなじくらい頭がいい」
と思うこと。
「そういう自分並みの頭が、そういうことを言ってきているのは、
  意味があることなのだ」
と思うこと。


ここで、
「相手は自分より、頭が悪い」
「相手は自分より、情報を持っていない」
という立ち位置に立った場合、
このジャッジが間違っていた場合、
ダメージ甚大だ。


逆に、
「相手は、自分よりなんでもしっている」
「相手は、自分なんか足元にも及ばないくらい頭がいい」
と思ってしまってもよくない。
卑屈な態度になるか、考えることを放棄してしまうか、になってしまう。


だから、
「自分とおんなじくらいの頭の方が
  自分が取りえていない立場から、
   文句をいってくれている」
という立ち位置が取るべきものだ。


そうしてみて、
「自分が先方の立ち位置で、
  こういうことを言うってことは・・・」
という、
「相手の立場でものを考える」
ということができる。


冷静にならねば。


「先方も、よい気分でこういうことを
 書いているのではないな」
「なにかが悪いのは、感じる、ってことは
  とにかく言っておきたかったのかな」
「俺はこんなに心配しているんだ、と言いたかったのかな」
「つもりつもってなんだぞ、ということがあるのかな」


少なくとも、こういうことを
いったん類推してみる、
ということが、最低限のコミュニケーションの
礼儀だ。


しかし、こう考えても、
「あまりに理不尽でわからない・・・」
というときもある。


悲しい状況だ。どうしたらいいか・・・・


「先方のお気持ちを理解したいと努めています」
ということを、表していくことかな。


「あなたが私のポジションであれば、
  どのように感じますか、教えて頂けないですか」
という願いも必要なのかも。


「礼を大事にする」
「祈りの態度で臨む」
最終的には、そういう根本的なところを
大事にしなくては、そう思う。



<去年の今日>
http://d.hatena.ne.jp/y1kirihara/20100602
<目に入ったニュース>

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