つかめていない、かっこよさ

相変わらず夜就寝前に
ちょっとずつギターを弾いているが、
このところ、ちょっと趣向が変わった気がする。


これまでは、要するにカラオケ状態というか、
好きな曲、好きなアレンジを
気持ちよく弾いていた。


もしくは、ちょっと難しめの曲を
できるようにならないかなあ、
と思いながら弾いていた。


大体、普段趣味で弾くというのは、
上記のいずれかなのではなかろうか。
自分はそうだ。


で、「ちょっと趣向が変わった」
と書いたのは、
このところ、このいずれでも
ない(ことも、続けている)。



昔、ある時期、自分は自分の好きな曲を
ざっとTAB譜にしたものがあるのだが、
(ソフトウェア:GUITAR PRO 5を使って)
そのなかのいくつかは、
パソコンに演奏させると、それなりに
聞こえるのだが、なんとなく、いまいちで、
さらに、
自分で演奏すると、まったくよくない・・・
というのが、いくつかあった。


この手の曲を、毎日弾いている。
(5,6曲)


なぜ、
「かっこよくならないんだ」
「どっか、指が回りきらないのか?」
「かっこよくするには、どうしたらいい」


うまくいかないゆえ、
いろんなことを考える。


「難しくて弾けない」
というのではない。


「弾けるけど、かっこよく弾けない」
のだ。


この理由を知りたい。


これがわかるということは、
かっこよく弾ける
ということだ。


もともと譜面にするくらいだから、
オリジナルは「かっこいい」
と自分は感じているのだ。


だけど、自分でギターアレンジしたものは
かっこ悪い。


どうしてだろうなあ、
と思いながら弾いている。


春先からはじめているが、
そういうのは、当然、面白くないので、
ほんのちょっとだけ弾いて、
「やっぱつまらね」
といってやめていたのだが、
心の奥底で、
かっこよく弾けないだろうか、
ということがずっと思っていたようで、
ちょっとだけでも、ずっと続けて
しまっていた。



毎日毎日毎日毎日毎日毎日毎日
弾いていたら、
時々、きらっと光って聞こえるときが
あった。


それは、
「ギターで、息継ぎしたり」、
「しゃ枯れ声みたいな感じになったり」
「ビートを変えたり」
「音の切り方がたまたまはまったり」


言葉にも譜面にもならないようなところ・・・
そんなところに、
かっこよさ、がかくれているような
気がしてきた。



そして、そう思ってしまったら、
「かっこいい曲だけど、
  かっこよく弾けない曲」
が俄然やりがいを感じる対象に
見えてきてしまった。


まあ、ゆっくり続けていこう。


なんかよく、わからんけど。


<去年の今日>
http://d.hatena.ne.jp/y1kirihara/20081027
<目に入ったニュース>



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