ギターを口笛のように

10月は、半分ホテル暮らしだった。
仕事なので仕方ないし、自分はそれほど
そのことにつらさは感じていない。
それにギターもサイレントなので、
持って行って夜弾いていたので、その点も
精神安定には役立っている。


ただ、やはり夜仕事から帰った後での
演奏は、じっくり楽譜をみて、
うまくなるために、練習・・・
というようにはなれなかった。


ギターをただ抱えて、覚えているメロディー、
ギター曲をただ弾くだけ。


そうしてみて感じたのは、
適当に好きなメロディーを
簡単なコードで弾くのが、結構たのしい
ということ。


単純に、メロディを美しく歌いたい、
ということだけで弾ける瞬間があって、
譜面をみながら、
「弾けないところを弾けるように」
というところが全く関係ない世界。
自分の喉で歌っているに近いというか、
口笛に近いというか、
そういうふうになれる瞬間があった。


難しい曲なんか弾けなくても、
これで十分だ。


逆に考えると、人前での演奏というのは、
本当は、難しい曲でも、この状態になるまで
弾きこまれた上で、人前で演奏、となっているのだろう。


難しい曲をそこまで弾きこんで・・・
というのは、ちょっと山が高そうだから、
優しい曲を、このレベルで、というのが
自分にとっては、現実的だ。


さて、来月のフリーコンサートの曲を
そろそろ決めていかねば。


<去年の今日>
http://d.hatena.ne.jp/y1kirihara/20111031
<目に入ったニュース>

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