ビジネス・・なのだ・・

ブログ書くのが遅れた。
3日のブログを4日に書こうと
思ったが出張先でなかなかシビアな
目にあって遅れた。


どんな目にあったのか。


13時に始まった会議が
21時半まで続いた・・・・
しかも、詳細設計打合せなら、
わかるが、見積打合せ・・・・。


「見積」なのだから、
詳細データは設計など存在しない。
存在しないのに、
「ここはこういう風にいえるでしょ」
「明確に示してほしいんだよね」
「万が一、大改造になったら、責任とれますか」


どういうことか???
見積段階であって、
お客様からの要求仕様すら、
まだいただいていないのだ。


一緒にいった営業のものと
顔を見合わせながら、
「いや、もちろん自分の設計の
 至らないところは、責任とります。
 でも、お客様が要求仕様を明確に
 していただかないと、設計のしようがありませんが・・・」


そうして更に話を聞いてみると、
つくりかけの仕様書がでてきて、
それでまた、一生懸命話を続ける。
そして、それに付随して
質問が更にいろいろでてきた。


頂いた質問に対し、一生懸命説明する。
「それはですね・・・・」
「こうこうこういう案、また、こういう案、
 そしてこういった案もあります」


すると、またいろいろ。
「こんな感じがいいんだけど」


「じゃあ、これですか」
「そのとき、こんなことがあったらどうする?」
「そうですか、そういうリスクを考えるなら、
 こうなりますけど」
「そうか・・・じゃこんなことが起きたら」
「・・・そこまで考えますか・・・じゃあ、こうなりますね」
「高くなるよなあ、それに、製作も難しくなるなあ」
「でも・・・そういうご希望ですよね」
「仕様の追加も大変だけど、追加が全く無い
 設計ってできる?」



あまりに、会話の内容の中身が・・・
という気持ちから、仕方なく以下を申し出る。
「すべてのリスクをなくした見積なんて、存在しません。
 見積なんです。
 一緒に汗をかかせていただけませんか」
「見積の仕様決定のための、業務委託を
 かけていただけませんか、それでいいものをつくりましょう。」


誠心誠意の提案だ。



で、予想していたとおりだったのだが、
答えはNO。



要するに、営業も当然気づいていたのだが、
「購入要求書でのリスクをそっちが
 飲んでくれるような仕様書を書いてくれ」
ということなのだ。



なるほどね・・・・(ずるいよね・・・)


でもここで、腹をたてるほど、自分も
若くは無い。
ビジネスである。
要は「取引」ということだ。


じゃあ、こうですか、ああですか、これは
どうですか、といろいろ案をだす。


もちろん、こちらも、
「リスクをとることはできませんよ」
「お金に跳ね返ることになりますよ」
ということをいっているわけだ。


相手も自分で仕掛けているわけで、
当然わかっていっていることだから、
丁寧な言葉で、自分の要求を
通そうとする。


結論・・・・疲れた。


つくづく思うのだが、


自分は、自分が設計するものには
もちろん責任をもつ。
自分の設計者としてのプライドに
かけて、これはがんばる。
だから、
お客様も一緒になって走ってくれないだろうか。
そういう覚悟を持っていただかないと
熱くなれない。
熱くなれない仕事は、なかなかうまくいかないだろう。


ということで、今日は結局
首を縦に振ることはできず、
長い会議となった。



しかたがない。
もちろん宿題がだされていて、結構憂鬱だったりする・・・


ビジネスなのだ。



<昨年の今日>
http://d.hatena.ne.jp/y1kirihara/20070602
<目に入ったニュース>
書く暇なし・・・。

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