中国餃子問題 中国の発表について

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「毒入り餃子事件」 で、中国公安省の
「中国内での毒物混入の可能性は低い」
という発表
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気分の悪くなるニュースだ。


テレビでこのニュースが流れるのを
みていたが、全く納得するポイントはなかった。
いいたかったことは、
「中国は悪くない」
そのことだけのような・・・


「どのようにしてこのようなことが
 起きたのか?」
ということについての、データに基づいた
客観的な調査結果というのがない。


「中国での薬物混入の可能性は低い」
ということは、
「んじゃ、袋付めされてから、どうやって
 毒入れたの?」
と誰もが思う。
それに対する見解がない。


日本の警察は
・毒の入れ方としてどういう入れ方ができるか
・毒の詳細の組成調査
・同様の事件が日本、中国で起きていないか
といった普通誰でも思いつくだろう調査を実施中だ。
これが、極々普通の対応だろう。


こういったことに回答がなく、
「工場での仕事ぶりからは、
 毒物混入は考えられません!」
との発表。


「なるほどお」
と納得する人っていると思っているのだろうか・・・



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ここまでが自分がテレビをみながら
思った内容。
こっから、さらに深く考えてみる。


この発表で、自分がもっとも
解せないのは、いくら
「こういう発表をしてしまう考え方の人」
とはいえ、そう発表したら、それを
聞いた人がどう思うのか?
くらいは、考えてみただろうし(時間はあったはず)
予想もしただろう、と思うのだ。
少なくとも、
「自分がこれを聞く側の日本人だったら」、
ということは、考えるだろう。


「信じてはもらえないだろうな」
が結論だったと思う。
(これで、誰もが信じてもらえる発表だ! 
 と思っていたら、救いようがない頭脳レベルだ)


じゃあ・・・・
なんで、こんな発表するのだろうか?


1つ、「ポジティブな考え方」をしてみる。
この発表をした中国の方は、以下のような
考え方をしたのだ。


(1)これを聞いた日本人は、中国に対して
  絶望するだろう。
(2)ということは、日本人は、自分で自分の
  食は守らなければならない。と考えるだろう。
(3)日本人は、できるだけ早く、自国の食を
  守るために、毒物調査の正確で、安くできる
  やり方を開発するに違いない。
(4)そしたら、それを中国は金の力と、
  人道支援的見地からとかいって、もらっちゃおうぜ
(5)おお〜、これでみんなハッピーじゃないか!
(6)ということで、「中国は悪くない」という
  発表はいい発表なのだ!


・・・・こういうこと?・・・・・


まあ、中国がどう考えているかは別にして、
(3)は即やらねばならない。
がんばれ日本の技術陣!!!



それにしても、
以上のポジティブな考え方(妄想ですが)
をとったにしても、
今回の発表は、中国にとっても、
いいことはなにもないものだと思う。


(3)のような、毒物調査の技術が確立するまで、
「自分は中国の品物は食べたくない」
という感情がテレビをみての普通の感情だろう。


してみると、
「この発表があった後(つまり今現在)」
において、日本国内で、
食料品、もしくはレストランにて、
中国製品をつかって、毒物被害が
もし、でてしまったらどうなるか?


その食料品会社、レストランは、
つぶれてしまうのではないだろうか・・・


そう思うと、中国製品、売れない状況が
続くのではと思う。
これは、中国にとって、よくない
状況ではないのだろうか・・・



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地球の環境破壊、汚染って、
本気で危ないのかもしれない。
ひょっとしたら、近い将来、
「食料鎖国」とか、
「安全な水の囲い込み」
みたいなことが激烈化するかもしれない。
(後者はすでに現実だ)
食料国内自給率は、考え直した方が
いいのではないか。
ちなみに、
自分は定年したら、
(というか、今の仕事がもう十分と感じたら)
体力が許せば、農業してみても
いいと思っている。
(体力はまだしも、土地とかないから、現実的な話ではないが)



以上、今日は「去年の今日」が存在しない
日なので、時事ニュースから書いてみた。


<昨年の今日>
http://d.hatena.ne.jp/y1kirihara/20070229
(今日は去年の今日が存在しない日だ)


<ギター趣味人>
http://guitar-shumijin.g.hatena.ne.jp/y1kirihara/20080427
<目に入ったニュース>
あとで。



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