もうメインギターをヤマハのサイレントギターにして、
どれくらいたつのであろう。
初期版のサイレントギターを手にしているが、
ヤマハがサイレントギターを発売開始したのが2001年。
発売されてすぐに買ったわけではないが、
数年内には購入していると思うので、
かれこれ15年以上メインといていることになる。
そういう自分だが、今、生ギターに対して、
改めて1本手元にほしいなあ、
という気になっている。
クラスタのフリーコンサートで、毎回、
すごく興味深いギターとその音色を聞くことができるが、
1月18日のクラスタフリコンでも、
コレクター木村さんのすばらしいギターを
手にさせて頂いたことで、やっぱりいいなあ、と
思ってしまった。
加えてこの回は、相川さんがMCで、
「ギターの音色だけは、自分でつくっていくしかない」
といった興味深いMCがあり、自分も
「自分の音って、どんなのだろう」
との思いが生じたもの。
で、ユーチューブで、
「クラシックギターの名機の音」、
を拾い聞きしてみたのだが、ユーチューブでも、
いい音だな、とわかるくらいなので、
やっぱり、いいギターはいいギターということがわかる。
ただし・・・・・
クラシックギターの名機の価格はスカイハイ。
(もちろん鉄弦ギターも、そういうものはあるが)
こういうのを追うことは、自分としては無理だし、
対して演奏技術のない自分が、
そういうギターを持つのも不相応。
で、すごいギターというより、
「特に穴はなくて、普通で、練習には最適だね」
みたいなギターで十分。
しかしながら、ギターという木材の製品においては、
こういうニーズが一番やっかいに思う。
金属やプラスチック加工品であれば、製品の均一性は
ほぼ100%に近いが、木材の場合、1本1本が違い、
同じものは2本とない。すなわち、
同じ製品でも当たりはずれがある。
そうすると、もちろん一番いいのは、品質に個人が
責任をもってくれる、個人製作家のものが、当然よい、
ということになるが、お値段もお値段になってしまう。
すると事前の選択は、
大手のヤマハのギターや、純国産の小平ギターとか、
がまずはターゲットになるのだろうか。
以上、楽しい悩みだし、別にサイレントギターで
なんら不満があるわけでないし、
「ゆっくり楽しく悩む」こととしよう。