20kmに参加。
今回のテーマは、16km過ぎに失速しないこと。
昨年のこのレースが16kmで失速して
1時間52分かかっている。
そして、ハーフマラソンとして、
五島夕焼けマラソン、長崎ベイサイドマラソン、
いずれも同じように後半失速してしまった。
特に、直前の長崎ベイサイドでは、3週間の
海外出張で一歩も走らずいきなりのレースと
なったことから、最後の5kmが「べた歩き」。
思い起こしてみると、この失敗レースが
続いた1年間は左ひざ裏内側の違和感をずっと
感じたままの1年だった。
でも、今回はある程度しっかり練習した。
フォームも改善してきており、左
ひざの違和感が現在、ほぼ感じなくなっている。
そして、12月5日の基山10kmロードレースでは
キロ5分を切るタイムでゴールできた。
この調子なら、ここ1年のハーフレースでの
「16kmの壁」を感じず、気持ちよくゴール
できるのではないだろうか。
不安材料もある。
体重が自分が走りたかった数字より
3kgも大きい。
ペットボトルで考えると・・・と想像すると
なんとも暗い気持ちになる。
これでは20km持たないのではないか・・・・
さて、実際どうであったのか。
朝6:10に家を車で出発。
どういうペースで走ろうか・・・走れるだろうか・・・
そればかり気になりながら小浜に向かう。
朝は家内が早く起きて雑煮を作ってくれた。
感謝。
7:12駐車場着。
10:00スタートなので
すごく余裕はあるが、スポーツ店の出店で
ランニング用リュックが1500円との
チラシが来ていたので、それを購入するため
早く来たのだ。
昨年は電車とバスで来たのだが、8時過ぎには
売り切れとなっていたもの。今年はこれだけ
早くきたこともあり、無事ゲット。うれしい。
あとは控えの体育館でおとなしく
待って10時のスタートを迎えた。
天候はくもり。気温はあまり寒くない。
絶好のランニング日和。
さて、走ってみての状況だが、
出だしの1kmが5分4秒。
過去、「調子がいい」と自覚
したレースでは、キロ4分40秒とかで
入れているので、それと比べると
遅いタイムだが、自分の身体の感覚としては
調子はいい。
タイムが遅いのは体重が重いせいだろう。
だが5分4秒なら上出来だ。
あとは、これが最後までもつか、だ。
このコースの難所は、8km過ぎからの
2つのアップダウン。
10kmで折り返しの20kmなので、
往復で4つのアップダウンとなる。
前半、この坂の前までは、
ほぼ自分のイメージしていたレースができた。
タイムでいうと、5分10秒を切るペースで
刻むことができた。
10kmのレースであれば、キロ5分を切るペースで
走れただろうが、それをすれば20kmは持たない。
この塩梅を身体で調整しながら走る。
で、2つのアップダウンに入ったのだが、
ここはきつかった。
登りではキロ6分に近いペースまで
タイムは落ちている。
もともとアップダウンは好きな方なのだが、
ウェイトオーバーの影響をもろに感じてしまい
思っていた以上にここでスピードが落ちた。
しかし、今回はそれでよし。
ここで脚を使ってしまえば、
「16km以上での失速」
は間違いない。
「常に80%」といった気持ちで
このアップダウンを乗り切った。
1つ目の坂で、小柄な女性ランナーの方で、
登りで抜かしたのだが、そのあとの
下りで必ず抜き返されてしまった方がいた。
やはり自分の傾向としては登りの方が
得意なのだろうな、と思いながら走る。
ちなみに、この方はそのあとの3回の
アップダウンで、いずれも同じように
登りで抜かして、下りで抜かされてしまった。
この方は下りが得意で
登りが苦手なのだろう。
最後はくだりだったので、結果として
この方に自分は遥かにリードされてしまった。
自分の視界では点になっていたので
400mくらいは話されただろうか・・・。
本当は、登りでの抜かすときの状況から
心肺機能、脚の強さ、といった面では
自分はこの方と同じくらいでは、と勝手に
思ってしまったので、最後の下りで
引き離されたときは、思わず、自分は
もっと走れるはず、と飛ばしてついていきたい
という衝動にかられた。
でも我慢。
また、12km程度。16km以降の壁を
感じない事、が今日のメインテーマだ。
これが功を奏したようで、身体も脚も
重くなることなく、するすると16kmまできた。
状況として、まったく問題なし。
スピードとしてはキロ5分10秒程度で前半と
ほぼ変わりないスピードで走れている。
痛いところ、違和感があるところも
まったくない。
いける!
17km時点で確信。
そしてその時点で100mくらい前方に、
あの坂で抜き抜かれをした女性ランナーがみえた。
あ、追い付いてきてたんだ。
後、数キロで100mの差はちょっと厳しい、
と思ったが、ゴールまでに抜くつもりで頑張ろう。
そう決めて、スピードが落ちるのを
防ぎながら走った。
こっから5,6人抜いたと思うのだが
その女性の方も同じように元気で、差が
縮まらない。
残り1kmになり、これは追い付けないかな、
と思いつつも、今日はラストスパートが
できる、と思えるくらいどこも痛くない。
よし、最後はギアをあげよう。
そう思ってロングスパートへ。
すると、追い付けないと思っていたその女性の
方がみるみる差がなくなり、あと400mくらい
の地点で抜けてしまった。
ただ、その際、他の男性ランナー2名と、競争
が始まってしまい、最後のゴールに飛び込む
ところまで、すごいことになってしまった。
自分は普段はラストスパートはやらない主義
なのだが、今日は本当に最後は短距離ランナー
のように、スパートを更にかけることが
できた。
最後は、おひとりのランナーの方と競り合いながら
ものすごい勢いでゴール。
(大人げない自分・・・)
以上。
タイムは1時間45分26秒。
去年は1時間52分かかっているから、7分くらい短縮。
そして、ひざも筋肉もどこも痛くない。
こんな気持ちのいいレースはいつ以来だろう。
やっと復活できた気分。
タイムはまだまだだが、体重がこれだけ
増えている状況でだ。
もう少し走り込んで体重が絞り込めたら、
また、「キロ5分を切ってのハーフ完走」
ができそうな気がする。
次は、1月10日、同じこの小浜の場所で
ハーフのレースだ。
頑張ろう。
で、その後、体育館となりの温泉で、さっぱりと
汗を落し、お土産の800円券でたこ焼き、
焼き鳥を食した。おいしかった。
で、13時からお待ちかねの、くじ賞品抽選会。
残念ながら、自分はなにもゲットできなかったが、
レース後の、このアットホームな雰囲気が自分は
大好きだ。
以上、本レースは自分のフェバリットレースだな、
と改めて思った。
レース運営、お祭りをしている町の雰囲気、
温泉、出店、そして商品抽選会等々、
小浜湯YOUマラソン最高です。
レース運営のみなさんに深く感謝申し上げます。
また来年も出張、転勤等がなければ必ず走ります。
PS
今回のレース装備。
・アンダーアーマーのサンバイザー
・ミズノの黄色い半そでシャツ(いわいマラソンの参加賞)
・ファイントラックのベースレイヤー
・ザムストのアームスリーブ(黒)
・アシックスのランパン(インナー付)
・ザムストのふくらはぎサポートLC-1
・シューズ オンのクラウド。
・シューズインソール 今回はつけず。
サングラスは今回はつけず。
以上、アームスリーブの色と手袋を
ランニング用にしたこと以外は、
基山ロードレースと一緒。
ウェストポーチはyurenikuiを使用。
今回はポカリを入れて走った。
正解だったと思う。
<過去の今日>
「69万」
http://d.hatena.ne.jp/y1kirihara/20141220
(ちなみに今年は78万くらいだった。)
「今年の出張」
http://d.hatena.ne.jp/y1kirihara/20131220
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