鍋割山 後半

さて、鍋割山頂上についた。


「絶景!」を期待していたのだが、
ガスでまったく景色みえず。・・・残念。


まあそれはそれ、とにかく昼飯だ。
ドーナツ3つは、5分でなくなった。
エネルギージェルは10秒。
そして水を少々飲んだ。
水はここまでで500ml消費し、あと
もう1本ある。下りはこれで十分だろう。


で、鍋割山なので、お約束の
「鍋焼きうどん」が待ち時間ゼロで
食べれる状況となった。
しかし、これは全く予想外だったのだが、
上記の食事でほぼほぼ、腹がみたされてしまった。
鍋焼きうどんを食べてもいいが、
食べなくてもいい状況。


10分くらいまよって、また山荘の中にも
ちょっといってみたりしたが、
今日はパスすることにした。
今度平日登山のときは、昼を
もってこないことにしよう。
(実は、前回塔ノ岳から縦走した際は、
  鍋焼きうどん渋滞で1時間費やしたもの)


この日同じタイミングで頂上にいたのは、6名。
内、おひとりが鍋焼きうどんを食していた。


あとは暑かったせいもあるかと思うが、
かき氷を数人の方が食していた。


さて、あと頂上でやろうと思っていたのは、
双眼鏡を使っての景色を楽しむことなのだが、
10分くらいまってもガスはまったく変化なし。
結局20分くらい滞在して、子丸経由での
帰路へ向かった。


それと、今回の山行ではスマホを使っての
写真もたくさんとろうと
思ったのだが、これはダメだった。
ストックをつかったので、軍手をしていったのだが、
これをいちいち脱いで、パスワードを入れて
立ち上げるのが面倒で面倒で、
結局急な登りになってからは1枚も
とらなかった。
とりたい、という気持ちが生じる場所は
少なからずあったのだが・・・・
やはり山で写真をとろうと思ったら、
デジカメじゃないとだめだと思う。
これは是非とも手に入れたいと思う。
まあ、今回は頂上の景色は
まったく楽しめなかったので、それほど
残念ではなかったが。


さて、子丸までしばらく尾根を
登ってから、子丸尾根を下り始めた。
案内では、急坂となっていたが、
それに加えて途中でものすごい
「木の根っこ地獄」
がすごかった。


ここで、まず気が付いたのは
「黒爪の原因」
ある程度以上、下りの傾斜が厳しくなったところで、
足がシューズのなかで、前すべりするのに
気が付いた。
最初痛みはなかったのだが、だんだんと
痛みがでてきた。
ただ、緩やかな下りではまったく問題ない。
「ある程度以上急だととたんに動くようになる」
ということが判明。


そうか、これが奥久慈で起こったことなのだな、
と納得。
そうであればもっと靴ひもを強く・・・と
思ったのだが、実は奥久慈のときは、
限界まできつくしたつもりだったので、
「カスケディアでの坂下りは限界有」
ということと思う。
(もしくはスーパーフィートか、靴下の
  工夫とか、なにかもう一手必要)


まあしょうがないな、と今回は
ストックを持っているので、それで
できるだけつま先が痛まないように頑張って
下ることとした。


そうすること10分ほど。
「これは限界だな」
と思ってしまった。


で、急坂の途中で腰を下ろして
ヒルさんがでてしませんように、と祈りながら)
バックからルナサンダルを取り出した。
こうなったときのために、バックパック
いれてきたのだ。


よろけながらの履き替えになったが、
無事、ヒルさんに会うことなくシューズ交換を実施。
また、走り始めた。
ちなみに、ヒルさんがまだ怖いので、
足袋型のハイソックスは着用したまま
下り始めた。
そうしたところ、痛くなるはずのない、
つま先がまだ痛い。
・・・あれ・・・どこにもあたるところ
ないのに、なぜ・・・
と思ったのだが、原因はそのソックスだった。


ソックスが思いっきり足裏でひっぱられる
形となり、その結果つま先を圧迫していた。
今回、職人さん用の伸び縮みしない
頑丈系綿ソックスを履いていたためと思われる。


これも原因の1つなのか、と思いながら、
再度立ち止まって、今度はソックスも脱いだ。
一段のヒルさんのリスクが高まる。


「これから先は、足をとめることはゆるされない」
そう思いながら、サンダルでの下りを継続した。


足へのショックは確かに増える。
しかし、ひざを始め、全身をクッションのように
使えば、なんとかいける。
ストックもあるし。
で、足裏で地面を細かく感じながら、
夢中になって下りを続けた。
気を抜いて、岩や根につま先をヒットさせれば
ただでは済まない。
集中だ!!!


で、下りだったのに、二股までは
登りの倍くらいの時間を過ごしたような
気分になってしまった。
やっと二股までついた。
あとは緩やかな下りだ。


しかし、今回は足元はサンダルだし、
荷物もトレラン用ではない。
最後まで歩きだ。


この林道は岩がごろごろしていたので、
カスケディアのように、快適な歩み
にはならず、
「まるで足つぼマッサージしているような」
歩きになった。
ただ、これが、なんともいい気持ち。
サンダルっていいなー、なんてことを
思いながら、ゴールについた。


あれ・・・
ひざ裏内側はまったく痛くない。


夢中で下った下りと、そのあとの
足つぼマッサージの効果が
ひざの痛みをとってくれたようだ。
これは予想外のヒット。
このまま完治してくれないかな、
そう思いながら、下倉で10分ほど休憩し、
渋沢行のバスに乗った。
15:08。



以上、楽しい山行だった。
ヒルが嫌だな、と思っていたのだが、
登山道から外れなければ大丈夫そうだ。
もう少し頻度をあげてきてもいいかな、
と思う。



<去年の今日>
「選挙」
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