音色を自然に変えたい

明日、クラスタフリーコンサートだ。
今回のテーマは
「指癖で弾いている曲」
そして裏テーマが、
「ギターの音質を、弾く位置で変化を持たせることを
 自然にできるようになりたい」
ということ。


表テーマは実は裏テーマのためには
できるだけ、曲のことを考えるのを
少なくてすむようにとのことだから、
いってみれば、今回は、裏テーマこそが
本テーマといっていい。


さて、その仕上がりであるが、
ある程度できるようになったと思う。
しかし、「自然に」
というまでには、いまだ至っていない。


なんで、こんなに難しいのか?


弾く場所を変えると演奏が安定しないので、
「難しいから中々身につかない」
ということは、そのとおりだろう。


でも、それだけではないなあ、
と考えていて、ふと声について考えた。


自分も含めて、普通話しているとき、
「自分の声質をいろいろ変えよう」
とか、
「一番の美声で話そう」
なんてことは思わない。


そんなことをいちいち気にしていたら、
話す内容の方がおろそかになりそうだ。


なるほど、
普段自分の一番身近な音発生器の、
声において声質を変えることに
無頓着なのだから、
楽器の演奏上で、そこに気を廻すのは
難しいというのが道理だろう


といいながら・・・・
声の方も、音色って重要というのも
このごろ考える。
というのは、
今週は、「お客様への講師対応」
の仕事がいくつかあったのだが、
講師をする場所において、
「声のとおりがいい」
と、実に気分よく講義ができることに
気づいた。


音色は大事だ。



<去年の今日>
http://d.hatena.ne.jp/y1kirihara/20060317